出かけた先は千葉神社(千葉市中央区)。千葉県の名前の由来になった千葉氏(桓武平氏の流れを汲む下総の豪族)ゆかりの御社であります。
それにしても…
▲尊星殿
いやぁ~、今回初めて来ましたけど、こんなゴージャスな神社、いままで見たことがありませんわ~。
▲社殿
社殿は何と2階建て!
何だか眺めているうちに、中華系の道教寺院を思い出しましたよ。
▲行天宮(台北/撮影2008年)
さてさて。
千葉神社の御祭神は北辰妙見尊星王(天之御中主大神)。“妙見菩薩”とか、さらには“妙見さま”などの呼び名で知られ、北極星(さらには北斗七星も)を神格化した神さまです。我が国では天照大神や月読命はいらっしゃいますが、星そのものが神さまとされる例は少なく、星の神さまの代表格といえます。
あっ!
▲亀岩
あった、あった。境内に亀の形をした岩が。
妙見信仰の来歴は複雑かつ不明な点が多く、謎の多い神さまです。その姿形も諸説あるようですが、ひとつにカメ(玄武)の甲羅に乗っている御姿が描かれていることがあります。今回の目的はそれらしき痕跡を探すことにありました。
そういえば亀の背に北斗七星というモチーフ…ほかにもありましたね。興味深いなぁ。
▲妙見=善悪や真理を見通す優れた視力
そうそう、蛇足ながら。
“北辰”といえば、かの坂本龍馬が学んだ“北辰一刀流”の創始者も千葉(千葉周作)でした。そのほかにもお寺さんや地名なんかで「妙見」という名がついていたら、この妙見信仰に関わっていると考えていいみたいですよ。そう考えると、実は国内のかなり広くに、この星の信仰の足跡があるようです。
☆千葉神社散策【旅譜&片影】平成23年9月18日
小岩 →[JR総武線]→ 千葉 ~[徒歩]~
千葉神社 ~ 千葉 → 小岩
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