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【アホかぁぁ!①】世界の大失敗ビフォーアフター事例!【まぁ、なんと言う事でしょう…(涙目】 第1回(5回シリーズ)

2017-07-16 01:20:03 | 歴史

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(担当S)

 
※本記事は2016/12/10に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。


 某テレ朝の人気番組「劇的ビフォーアフター」が何だかよく分からない諸事情により打ち切りになったようですが、この番組には失敗したリフォーム事案と言うのが結構あったみたいです。
 それで打ち切りになったがどうかは分かりませんが、世界には更に凄すぎるビフォーアフターの失敗事例と言うのがあるようです。
 そこで今回は世界の大失敗ビフォーアフター事例を、担当Sの独断と偏見で選んで紹介していきたいと思います。
 
 ■「犯人は誰やぁ!?責任者でてこぉ~い!」世界のぶっ飛び大失敗ビフォーアフター事例 第1回(5回シリーズ)
 
●ドイツのケルン大聖堂
 今回は写真を敢えてどアップにしています。
 何故かと言うと、遠くから見ると”このぶっ飛んだビフォー・アフター”は意外にマトモに見えてしまうからです。
 しかし近くから見ると…
 写真を見ても分かる通り、これは教会なんでよく見かけるステンドグラスなんですが、普通、ステンドグラスと言うと、聖書の物語とかが写実的にカラフルに描かれているのが一般的です。
 しかし、このステンドグラスは、どっかの酔っ払いが適当に色付きのタイルを選んでハメ込んだだけじゃないのかと、錯覚してしまう程、適当なやっつけ仕事で作られた様な見た目をしています。
 とてもプロの仕事のようには思えませんが、実はゲルハルト・リヒターと言う欧州では名の知れた現代芸術の画家の作品なのです。
 そう言われても、担当Sのような現代芸術がイマイチ理解できない人間の目には、どっかの酔っ払いの所業の様にしか見えませんが…
 そうは言っても、21世紀になって建てられた新しい教会になら、これもアリではないかとは思いますが、問題はこれが世界遺産にもなっているケルン大聖堂のステンドグラスであると言うこと。
 実はこのステンドグラス、21世紀に入ってから新たに作り直されたものなのです。
 現在のケルン大聖堂は1284年に建築が始まり、完成したのは600年以上も後の1880年でした。どうして、こんなに時間が掛かったかというと、建設中に宗教革命が起こって建設資金が無くなったり、その他にも社会情勢の変化に翻弄され、なかなか工事が進まなかったからです。
 このケルン大聖堂は彫刻とかが細部まで凝って作られているので、社会情勢とかが邪魔しなくても建築には相当時間が掛かったでしょうが、それでも600年は時間が掛かりすぎです。

 完成した当時のケルン大聖堂には、常識的なデザインのステンドグラスが嵌められていました。

 上の写真(※PCで閲覧している場合は右側)は、ケルン大聖堂に今も残っている19世紀当時に作られたステンドグラスの一部ですが、非常に普通なデザインをしています。
 しかし第二次世界大戦の時に行われた空爆により、ケルン大聖堂は大きな被害を受けます。
 この時に19世紀の意匠を凝らした貴重なステンドグラスの幾つかが、跡形もなく破壊されてしまいます。
 戦争が終わると、すぐに復旧作業が行われますが、かなり応急的な修復だったらしく、廃墟に転がっていた質の悪いレンガがそのまま再利用されたりしました。
 そんなやっつけ仕事でしたから、破壊されたステンドグラスは当然、手付かずのままでした。
 本当の意味でのケルン大聖堂の復旧作業が始まったのは、1990年代に入ってからでした。
 この時「前回の復旧作業で手付かずだったステンドグラスをどうするか?」と言う話になり、どうした訳か現代芸術の画家にデザインを依頼する事になったのですが、そのデザインを任されたと言うのが、冒頭の方でお話したゲルハルト・リヒターでした。
 この新しいステンドグラスのデザインを依頼された、ゲルハルト・リヒターが取ったデザイン手法と言うのが、かなりぶっ飛んでいて、まずステンドグラスを幾つかのマス目に区切った後、"サイコロ"を振ってマス目を塗り潰す色を決めると言うものでした。
 もっとも、本当に"サイコロ"を振った訳ではなくて、同じような動作をするコンピューター・プログラムを使って塗り潰す色を決めたそうですけど、本質的には"サイコロ"を振っているのと何の違いもありません。
 使用する72色の色を決める際には、ケルン大聖堂に残っていた伝統的なデザインのステンドグラスを参考にしたそうですが、余りに斬新すぎるデザインだった為に、2007年にゲルハルト・リヒター作の新しいステンドグラスが公開されると、そのデザインに対して激しい賛否両論の議論が巻き起こりました。
 賛成意見としては「現代的でいい」「伝統は感じないが、コレはコレでなかなかイケている」と言う意見が多かったようですが、伝統を重んじる人や宗教関係者の大半はこのデザインにノーを突きつけました。
 ケルン大司教のヨアヒム・マイスナー枢機卿は、よっぽどこのデザインに対してご立腹だったのか、新しいステンドグラスのお披露目会に招待されていたのにも関わらず姿を現しませんでした。
 担当Sは芸術分野に関しては全くのど素人で、偉そうに意見する立場にはないんですけど、ゲルハルト・リヒターが取ったデザイン手法には個人的に疑問を感じます。
 コンピューター・プログラムを使ったとは言え、"サイコロ"を振るのと同じ原理で新しいステンドグラスに使われる色を選んでいるので、ITとかSEとかをやってる人ならコンピューターに色を自動的に選ばせるなんて事は苦も無く出来てしまう為に、別にゲルハルト・リヒターで無くても同様なデザインは簡単に出来ます。
 でも、「コンピューター・プログラムを芸術に取り入れる事を思いついたのは、ゲルハルト・リヒターの独創やね」と一応は擁護してあげたい所ですが、残念ながらアイデア的にも平凡だと言わざる得ません。
 昔、TVゲームの性能が今よりもうんと低くて表現力も非常に乏しかった頃、ステンドグラスのようなモノを表現する場合、その乏しい表現力を誤魔化すために、ゲルハルト・リヒターが取ったのと同じような手法でステンドグラスを描いていました。しかも、大半のゲーム開発者が同じような事をしていましたから「モザイクのステンドグラス」は、誰でも比較的容易に思いつくアイデアであり、まったく目新しさを感じません。
 今回のビフォーアフター案件は「芸術とは何か?」と、ちょっと考えさせられてしまうような、ケルン大聖堂のビフォーアフターでした。
 
 
 
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 5月1日よりAppStoreから配信となりました、カラフルなサイコロが印象的なアクションパズルゲーム「ダイスポップ」。
 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。


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