あとはシュレッダーにかけるだけ


 いつもの某国民宿舎に一泊してきた。
 九十九里浜のはずれの町に住んでいるから、宿前の浜を歩いても感慨はないし、特に何もないっちゃないのだが、とにかく気軽に出かけられるのがよい。
 いつも早く宿に着いてしまうし、通り道だから、ついでに片貝漁港の防波護岸に描かれているというバンクシーの落書きを見に寄った。
 見ると、もうだいぶ色あせているし、話題になってから日は経ってるしで、誰が見てるわけでもなし「ああ、これね」という感じ。
 東京のとは違って、こんな田舎に世界的有名芸術家は来ないだろうというばかりが理由ではないだろうが、偽物は偽物なんだろうな。
 なにか出来ることといったら、あとはシュレッダーにかけるぐらいか。
 宿に着いて、部屋の準備が出来るまでの空いた時間に、こちらは個人的に気になる前回みつけた謎の上半身像を見に。
 その像は、あいかわらず草むらの中でうらぶれていたが、さらには伸びた雑草にすっかり埋もれてしまっていた。
 がっちりと手を合わせた彼の祈りがどこかに届くことってあるのかな。
 
 
 
 夕食はバイキング。
 この季節はまだ明るいので、海を眺めながら食べられるのがいい。
 必ずナガラミを食べる。置いている場所が正反対になってしまったので、ちょっと探してしまった。(にんげん、急な場所移動には弱い)
 古い世代は、ナガラミやイワシは昔さんざん食べたから食べたくないなどという。
 食べ物の好き嫌いは味ばかりだけでなく、こういう思い出にも左右されるんだな。
 見上げる青空をクモが斜めにいったりきったり。
 最近、家のトイレの窓の外で見かけても、こういう小さな生き物がせわしく働いている姿に、なんだかはげまされるな。
 頭に巣がひっかかりでもしようものなら、(人間捕まえてどうすんだ!)って怒るわけなんだけどね。
 彼らにとっちゃ老後の二千万円より、まずは目の前のエサだもんね。
 
 食後、部屋で「YOUは何しに日本へ?」で、ジェットコースター好きYOUを見ていて、ふと思ったのだが、埼玉のムーミンパークにジェットコースターを作るというのもありかも。
 あんまりムーミンとジェットコースターは結びつけ難いが、まだムーミン的世界観が曖昧だった初期作品「小さなトロールと大きな洪水」ではジェットコースターにムーミンたちが乗っている。(その場面を読んだ時、確かにちょっと顔をしかめた記憶が)
 まあ、そんな予算があるかどうかは知らんけど。
 
 まだ、のんきにこんな事を考えているうちはよかった。この後、大変なことに。
 普段飲まないアルコールがはいったという事もあるし、やはり食べ過ぎてしまっていたようだ。
 これによる体調不良が、夜をまたぎ翌朝まで長引いて、はては朝食を抜かなければならない事態に。
 いつもはしないパン食や、いつも食べないスクランブルエッグに、いつも飲まない牛乳も密かな楽しみだっただけに無念。
 バイキングは取り過ぎないように注意しようと考えてはいたんだけど、いざ酔いがまわるとね。アルコールも以前飲んでた時のようにはいかない。(決して飲み過ぎたわけではなく、生中2杯に+もう一杯程度ではあったが、ノンアル生活中の体に酔いがまわるは早い)
 よく散歩番組なんかで、さっき食べたばかりなのに次々となにやかやと食べ歩く光景を見るがあんなのは、まったく幻想だな。
 あんなのにそそのかされて(別にそそのかされたわけではないが)、胃腸の弱いのを忘れて、さて自分もなんてやるととんでもないことになるよ。
 一見、楽しそうなタレントたちも、きっと陰ではジムだのなんだのと体調管理にさぞかし大変なんだろうな、そのうち体を壊さなければいいけれど、などと、そんな余計な心配をしたりして。
(あと、10分しか時間がないのに、わざと店に入って注文しないでもらいたい)
 来世こそは、フードファイター並みの胃袋に生まれ変わって思いきっり食べまくってやるぞと、朝日に誓うのだった。
 
 
 出かけるにあたって、いつぞやの停電以来ながらく手動で切り替えていたかめちゃん水槽のライトのタイマーを、重い腰をあげてようやく設定し直した。
(一週間分入力しなきゃならないから、けっこう面倒なんだよね。毎日同じ時間でいいのに。多機能がかえって不便)
 かめちゃん、留守中いつもより早くまわりが暗くなっていく中、水槽の底、(いつもうるさいあの連中、どこいったんだろ?)って思いつつ眠りについたのかな。
 
 
 なんだ、いたの?
 


お気楽日記ランキング

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« おいしいベー... 運命をにぎる... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。