台風はお断り

 しばらく、日常という名の旅に出てました。 
 車庫の屋根が吹き飛ばされるという件があってからというもの、強風の音を殊更に恐れるようになってしまった。
 通り過ぎてくれるのを待つより他ないのに変わりはないのだが。屋根が飛ばされるのが嫌だからといって、雨風の中、屋根に登って押さえているわけにもいかないのだ。
 夜中にテレビをつけては、時間が経ってもいっこうに進まない進路情報にいらついたり、繰り返し流される過去の被害映像に脅かされたり。
 やっとこさ上陸したと思ったら、にじり寄ってくるいやらしい台風の目。(こっちへ来るんじゃないよ!しっ!しっ!)と、いくら念じたところで犬のようなわけにはいかない。後どれだけ経てば暴風域から出るんだ? 激しく打ちつける雨風。何時間もこんな状態が続いたら気がおかしくなりそうだ。それより家は大丈夫なのか?
 ひとに与えられるのは耐えることのできる試練なんて言うけど、耐えられる範疇なんてとっくに超えているよ。
 だが、過ぎ去らない嵐というものもなかった。幸いなことにうちは免れたのだが、防災無線によれば市内全域で停電だという。
 後で家の外周を点検すると異常はみられなかった。よく耐えてくれたな、よく頑張ったと外壁のブリックをポンポンと叩く。
 エアコンが機能していないのが玉にキズだけどね。サウナに行かずとも自宅で整う毎日。

  後日、訪れた雷神社でも、多くの倒木等による被害等の対応に追われていた。御神木の巨大な枝がもげて地面に落ちてしまっている。
 そんな大変な最中だったが、神社の方にいろいろと話を伺うことができた。(この神社について書かれた他の方のブログを見ても必ず話好きの宮司さんが登場するから、たぶん、この方のことかな)
 本殿をぐるりとまわった後、ガラス越しに御神輿を見ていると戸の鍵を開けてくれた。御神輿が収められた建物も倒木で雨漏りの心配があり、停電で換気扇も動かない為、換気の意味もあったのだろう。
 御神輿は何年かに一度銚子の方に行ったりもするのだそうで、昔は、下部の棒だけで何百キロもあるという大神輿を500人もの人が交代で銚子をぐるりと一周したのだとか。

 その後、猿田神社へ。この神社には、もう長い間、母の病気のことで御利益を日々いただいている。
 今回は奥宮まで足を伸ばしてみた。小さな祠があるだけだが、御神水がチョロチョロと流れ出ている。
 御神水ばかりか、御神砂なるものもあるらしく、斜面がえぐられている場所には「良識ある量で」と注意書きがあった。砂をそんなに持って帰ってどうするのか、にわかには想像もつかないが。
 やはり台風一過、暑さに思わず御神水を手にすくい一口飲んでみた。飲んでから気がついたのだが「飲む時は煮沸して」とあった。
 ただでさえ敏感なお腹なんだけど・・・。とどのまつり、いや、あとの祭りだ。注意書きは先にちゃんと読まないとね。


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