江口です。
基準法改正から半年が経過しました。行政も我々建築関係者も国交省に振り回されたかっこうですが、とりあえず適合性判定などの状況等をお知らせします。
12/20現在ですから丁度6ヶ月たった時点で、適判物件は156件認可されました。審査中物件は205件です。愛知県全てでこれだけですから、いかに少ないかおわかりだと思います。国交省も事態のまずさを感じているので、行き過ぎをたびたび是正していて、来年からは、ピアチェックも規模の大きい物件以外は1人だけの判定員でよくなることになりました。これで適判審査のスピードはかなり上がると思われます。
私が3ヶ月ほどではありますが判定員として係わってきて感じたことを少しお話しします。まず、以外に指摘事項はあると言うことです。未熟な(知識不足の)計算書、明らかに間違った応力図もときどきあります。また、確認申請の受付機関によって、審査状況に大きなちがいがあります(機関側で審査しなければならない事項がたくさんある)。さきほど述べた、未熟な計算書等は確認申請の受付機関がチェックすべきことです。甘い確認審査機関を経てきたものは、適判での指摘事項も膨大になります。ただ指摘事項が多いだけならいいですが、再申請にならざるを得ないものも当然でてきます。結論として、審査機関はしっかりしたところを選んだほうがいいということです。
現在の制度では、図面の差し替え、訂正ができないというのも非常に悪い方向にあるのではないでしょうか。例えば、再計算の結果、鉄筋が増える、鉄骨の部材を大きくしたほうがいいこともあると思います。人間のやることですから、ミステイクはなくせません。しかし、そうなると、再申請になってしまうので何とか計算上で納めてしまう。極端にいえば新たな偽装を生むことにもなりかねません。図面の訂正は認めるべきです。
まだまだ言いたいことは山ほどありますが、さらに基準法が改悪から改正に向かうことを祈って、本年の最後の投稿と致します。
基準法改正から半年が経過しました。行政も我々建築関係者も国交省に振り回されたかっこうですが、とりあえず適合性判定などの状況等をお知らせします。
12/20現在ですから丁度6ヶ月たった時点で、適判物件は156件認可されました。審査中物件は205件です。愛知県全てでこれだけですから、いかに少ないかおわかりだと思います。国交省も事態のまずさを感じているので、行き過ぎをたびたび是正していて、来年からは、ピアチェックも規模の大きい物件以外は1人だけの判定員でよくなることになりました。これで適判審査のスピードはかなり上がると思われます。
私が3ヶ月ほどではありますが判定員として係わってきて感じたことを少しお話しします。まず、以外に指摘事項はあると言うことです。未熟な(知識不足の)計算書、明らかに間違った応力図もときどきあります。また、確認申請の受付機関によって、審査状況に大きなちがいがあります(機関側で審査しなければならない事項がたくさんある)。さきほど述べた、未熟な計算書等は確認申請の受付機関がチェックすべきことです。甘い確認審査機関を経てきたものは、適判での指摘事項も膨大になります。ただ指摘事項が多いだけならいいですが、再申請にならざるを得ないものも当然でてきます。結論として、審査機関はしっかりしたところを選んだほうがいいということです。
現在の制度では、図面の差し替え、訂正ができないというのも非常に悪い方向にあるのではないでしょうか。例えば、再計算の結果、鉄筋が増える、鉄骨の部材を大きくしたほうがいいこともあると思います。人間のやることですから、ミステイクはなくせません。しかし、そうなると、再申請になってしまうので何とか計算上で納めてしまう。極端にいえば新たな偽装を生むことにもなりかねません。図面の訂正は認めるべきです。
まだまだ言いたいことは山ほどありますが、さらに基準法が改悪から改正に向かうことを祈って、本年の最後の投稿と致します。