視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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これならできるLinux超入門

2007-10-16 15:34:18 | LINUX他


LINUX上で動く天文観測関係ソフトを使いたくて無謀にもLINUXに挑戦している。
入門書として、日経Linuxのムック「これならできるLinux超入門 」を手にいれた。
これにはCDをパソコンにセットすればすぐLINUXが起動出来るKNOPPIXインストラーCDが同封されている。
このCDをインストール予定の古いノートパソコンにセットして起動してみると簡単にLINUXが立ち上がった。
心配していた無線LANもチャンと動く。

これは幸先よいぞと思ったが、CDメデイアなのでLINUX上で制作したデータを保管できない。
このためこのムックでもKNOPPIX 5を外付けHDDにインストールするよう薦めている。
早速USB-HDDを手にいれて手順にしたがってUSB-HDDにインストール作業をおこなった。

が、うまくいかない!

昨日、昼頃から作業を始めて夕飯もまともに食べず、コーヒーとクッキーだけで午後10時すぎまで、頭に血が登った状態でパソコンの前にいた。
何度もリトライしているうちに新品のUSB-HDDは認識もしなくなってしまうような状態にも陥いってしまつた。

さすがに疲れてきて、頭を冷やそうとこの件に関しての情報はないかとネットで検索してみる。
と、日経LINUXのホームページに訂正文が出ているではないか!

この訂正文のとおりにしたらチャンとセットアップ出来た。ホッ!

が、これだけでは終わらない。
最初使う予定だった古いノートパソコンにUSB-HDDを起動しようとしてBIOSを再設定しようとしたら、USBからBOOTできる設定がない!
しょうがないのでデスクトップコンピューターにセットして試運転をしている状態である。




セットアップしたKNOPPIX 5、GUI操作性もWINDOWSとほとんど変わらず、というよりよりお洒落なような気もする。
インターネットはIceweasel(LINUX版Firefox),そしてWORD,EXCELはWINDOWS上でも使用しているOpenOffice.orgも問題なく使える。

が、使いたいソフトがこのLINUXマシン上で走るのは何時のことやら?
先は長そうだ。
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アメリカン・アドバタイジング40s  から見えること

2007-10-14 12:38:27 | 読書
アメリカン・アドバタイジング40s
ジム ハイマン,Jim Heimann
タッシェンジャパン

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タッシェン社のアメリカン・アドバタイジング・シリーズの1940年代版を手にいれた。
上のAMAZONでは、中古本しかないようになっているが、新宿紀伊国屋書店で2,800円+消費税で購入できた。

1940年代のアメリカの雑誌広告を中心に集めた本である。
アメリカの1940年代は1941年以前、1941年~1945年、1945年以降と社会状況は大きく変化する。
第2次世界大戦は1939年にヨーロッパで始まっていたが、1941年12月(昭和16年12月)日本がパールハーバーを攻撃することで、アメリカは戦時体制下に入る。
下のジェネラル・モーターズの広告のように、戦時体制下のアメリカの主要企業は軍需生産が中心になっていく。自動車企業も乗用車の製造ラインはすべて兵器製造にあてられた。


下は1943年のチョコレート会社の広告であるが、戦地で故郷の家族から送られてきた手紙とチョコレートを受け取った兵士を描いている。



下はウイスキーの広告であるが1942年の感謝祭を戦闘機の工場で祝うシーンとなっている。



どちらも戦時体制下のアメリカの日常生活を理想化して描いたものであろう。
小生は勿論戦後生まれであるが、敗戦後の混乱した1940年代後半の日本の記憶が微かにある世代でもある。
こういう広告を見ると、私たちの先輩達はアメリカと戦うなどという無謀な事を、よくマアしたものだと思う。
そのような思いは「アメリカ文化への劣等意識」と思われるかもしれない。そのとおりかも?
今の20代の人はこの本をどのように視るだろうか?

ともあれ1930年代、1950年代に比べ1940年代は戦争をはさんだ分だけ、当時の状況が読みにくい時代だ。
特に1945-50年はもっと関心がもたれるべき時代である。


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夏休み自由研究

2007-10-11 03:15:30 | 星望★雨読


先週末、手伝いにいった地元の科学館で開催された「科学創意工夫展」。
夏休み、区内の小中学校の自由課題で出てきた、研究や工作物の中で優秀な作品を展示している。

各学校から、在籍数に応じた出品しか出来ないので、選ばれた生徒と親御さんには名誉なことのようだ。
朝早くから親子連れ、お爺さんお婆さん連れで来館してくる。ほとんどの来館者が「科学創意工夫展」の看板の前で一枚、自分の展示物の前で一枚と写真を撮っていく。

分野は様々だが、ダンゴムシを迷路で走らせると、右側に曲がると次は左側にまがるという性質があることを調べるなど、誰が指導したのだろうと思うほどユニークな研究もある。(小6の研究)

館員の方に聞くと提出作品の大半は、インターネットで情報の得やすい「研究」中心で「工作物」は少ないとのこと。
ナイフなどの工具を使って工作をする機会が益々少なくなっている状況に、現場の先生方は結構危機感を抱いているようだ。

いろいろ面白い、また楽しい出品物があるが、小生が一番気に入った作品。
夏休みに田舎(?)にいってセミの抜け殻を集めてきて、その中から「アブラゼミ」の抜け殻だけ分類展示したもの(左側)。そして他のセミの抜け殻を一箱に入れて展示(右側)してある。
なにかセミの抜け殻を集めている様子が思い浮かんで楽しい(小2の作品)

コメント (2)
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TO CATS―ネコのいるシアワセ

2007-10-09 00:16:05 | 猫、猫・・・
TO CATS―ネコのいるシアワセ
クォン ユンジュ,阿部 えり
日本放送出版協会

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最近、寝る前にベッドの中で読む本がこれ。
ナオン(NAONG)というアメショーの雄と暮らす、
韓国のクォン・ユンジュというイラストレーターが、

長い時間をかけて、この本をゆっくり仕上げながら、
ナオンという存在について、本当にたくさんのことを考えた。
そして、ナオンへの愛がどんどん深まった。(p173)

と語る、写真+イラスト+エッセー。

猫との暮らしについて”苦いチョコレート”を味わうような心地良さがある。

小生が好きなコメント。

ネコを枕にして眠る

ナオンの体に頬をつけて眠るときが一日の中で一番幸せ。
幸いナオンはそうすることを許してくれる。
頬にはナオンの柔らかい毛。ふわふわふわ・・・・。
耳にはナオンが機嫌がいいときに出す音。ぐるるるるる・・・・。(p15)

コメントの写真とイラストは本を視てください。

<チャッピーはこういうことは許してくれません>
コメント (2)
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さんかく座M33

2007-10-07 12:45:52 | 天文関係
10月5日(金)19時すぎ、東京西部は突然の雨であったがぐんま天文台にむかった。
21時すぎに到着。天文台の駐車場で夜空を見上げると、はくちょう座が天の川のなかに視える!
ぐんま天文台で天の川を視るのは久しぶりだ。今夜の占有観望には期待が高まる。
22時からの占有観望時間まで控え室でまっていると、いつもお世話になっているK氏があらわれた。今夜は65㎝を使用とのこと。後で覗きにいくことを約束して観望室にむかう。
使用機材はいつもの4号機。
月1回は予約をいれているが、実際に観望できるのは3ヶ月ぶり。
冷却CCDのコントローラソフトが更新されているので、最初操作にとまどいながら作業をすすめる。
撮像対象はさんかく座のM33銀河である。6.7等でガイドの10㎝望遠鏡ではボーッやっと認められる程度。

作業中K氏が現れる。手には話題の「ワイドビノ28」を持っている。

倍率2.3倍、実視界28度の超低倍率で超広視界を実現したガリレオ式双眼鏡。「肉眼以上、双眼鏡未満」の星空探訪が楽しめます。

というキャッチコピー。

早速覗かしてもらう。東の空に上がってきたオリオンの横になっている鼓(つつみ)部分が充分入る。これは素晴らしい!
10月分はすでに売り切れで12月入荷を待たなくてはいけないが手にいれよう。

午前4時前に下山。途中仮眠をとりながら7時過ぎ帰宅した。


冷却CCD -13℃、撮像時間:120sec x R,V,Bフィルター、ステライメージによる擬似カラー処理


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