視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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ラジオ講座「ヨーロッパ中世の修道院文化」

2006-04-15 05:56:17 | 文化
4月にはいり、何かひとつ新しい事を始めようということでラジオ講座を聞き始めました。

NHKカルチャーアワー 歴史再発見 ヨーロッパ中世の修道院文化

■放送期間 2006/4~2006/9
■放送日・時間 ラジオ第2=火 午後9:30~午後10:00
ラジオ第2=水 午前11:00~午前11:30 (再放送)

講師は中央大学の杉崎泰一郎先生です。
中世の修道院というと映画「薔薇の名前」の世界がすぐ思いだされます。
先生の講義の筆頭でも取り上げられています。(映画の舞台の設定は14世紀)
小生もあの映画を視て中世の魅力にとりつかれたひとりです。

薔薇の名前 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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しかし「薔薇の名前」のキリスト教一辺倒の世界と思われる中世も以前、杉崎先生の「欧州百鬼夜行抄―「幻想」と「理性」のはざまの中世ヨーロッパ」を読んだとき、あの中世がキリスト教一辺倒の世界でなくて、日本と同じようにさまざまな宗教習慣が混在している世界だときづかされたのでした。

欧州百鬼夜行抄―「幻想」と「理性」のはざまの中世ヨーロッパ

原書房

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そして最近読んだ本ですが、暗黒の中世が始まる直前の状況を描いた「古代末期の世界―ローマ帝国はなぜキリスト教化したか?」は西暦476年西ローマ帝国の滅亡によってヨーロッパの中世が始まったような、単純なイメージをさらに打ち砕かれたのでした。

古代末期の世界―ローマ帝国はなぜキリスト教化したか?

刀水書房

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ラジオ講座は2回目が終わったばかりですが、修道院の世界をとおって迷路のような中世の魅力に引き込まれつつあります。
そして今回もTalkMasterのお世話になっています。
最近、夜起きているが辛いのでもっぱら朝早くベッドのなかで聞いています。
中世の世界に浸るには、「文字」でなく「声」による知識の伝達が向いているようなきがします。

あともうひとつTalkMasterでのお気に入りはNHKラジオ「浪曲十八番」(木曜後9・30~9・55)を聞くことです。
落語と違ってほとんど聞くことができなくなった浪曲ですが、これからの「愛国の日本」には向いているのではないでしょうか?

 
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