ディディエ・カーン博士(パリ大学)の公開講演『錬金術の秘密:中世・ルネサンスのキミアと学問・宗教・社会』( 7月17日(金)18:30、於:立教大学)が明日に迫っています。中世・初期近代の錬金術や宗教に興味のあるかたはぜひ! facebook.com/events/8759148…
カーン氏の講演のタイトルは、"Transmutation and religion in medieval and early modern alchemy"となっています。12世紀にアラビアの錬金術がラテン語に翻訳され、ヨーロッパ中に広まっていく。
錬金術には二つの流れがある。ひとつは、金属の変質・変化を目指すもの。もう一つは、医学的錬金術と呼ばれ、その目的は、キリストによって可能になる永遠の命ではなく、安全で、病気のない、しかし限りのある命を得ることにある。ではこの二つの流れがどのようにひとつのものとなっていったのだろうか
錬金術の基本的な理解は12-14世紀に、ロジャー・ベイコンらによって提示された。さらに第五元素に関する重要な理論は、フランシスコ会士であり預言者であったルペスキッサのヨハネスによって1350年ごろに発案される。
13世紀にはいり錬金術がフランシスコ会やドミニコ会で禁止されていく。これは錬金術が異端的であったからではなく、金の精製と托鉢修道会の目指した清貧に矛盾があったからである。
錬金術が禁止されたもう一つの理由は、14世紀にはいり神学者のあいだに錬金術に対する技術的な懐疑が広まったことにある。いいかえると、宗教的に問題があったわけではなく、いたって哲学・技術的な理由から錬金術が排斥されるようになったというわけである。
興味深い例はアタナシウス・キルヒャーである。キルヒャーは金属の変化を否定するが、錬金術自体は古代エジプトにあると疑わなかった。キルヒャーはしばしば熱心な錬金術師とみなされがちだが、実は彼の錬金術に対するアンビバレントな見解はイエズス会の公式の見解とそれほど異なっていない。
占星術と錬金術の関係。ヒロ:占星術は大学のカリキュラムとなったが、錬金術はなぜそうならなかったのか。カーン:占星術は数学との関係があった。錬金術は比較的最近(12世紀以降)の発展である。それに対して占星術は古代から存在していたことも原因にあるのではないだろうか。
また、もし錬金術が純粋な理論であったら、大学のカリキュラムになっていた可能性もあっただろうが、実験が基礎にあったので、大学で受け入れられなかった。
おはようございます。少し朝の行動パターンを変更したが馴染むか(´・_・`)
’NASA's Eyes’。ニューホライズンズの軌道、姿勢、搭載されたカメラビューなど、3Dで自由に閲覧できる。過去は勿論、現在の状態もだ。しかも、全ての探査機に対しても。是非こういう事をJAXAにもやってほしいな… pic.twitter.com/6hnw5fT4SS
私事ですが、本日付で、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター情報セキュリティ指導専門官を拝命いたしまいた。先月末までの2年間の行政実務研修を終え、この半月ほど羽を広げて伸び伸びしておりましたが、本日からは非常勤の国家公務員となりました。今後はSNSの活動は控えめにいこうかなと。
今日の東京新聞6面に、「安保法案 衆院本会議採決の投票行動」といういい記事があります。採決に賛成した議員、反対した議員、退席した議員、欠席した議員の選挙区と名前が掲載されています。
国立天文台の立体宇宙映像シアター4D2U、冥王星には早速ハートの模様のある最新の地表画像のテクスチャに更新されてた。仕事早!
多様性の受容はたいへん。グローバル企業に勤めている家族に話を聴くと、会社を休む理由を聴かないということも、配慮のひとつらしい。多様な宗教、信条、その他、もろもろ「家庭の事情」はさまざまだから。でも、その多様性を受け入れて、理解し、新たな社会を作ることを目的にしないと始まらない
台風一過。地上の混乱など全く知らぬ様子で、すっかり落ち着きを取り戻した夕暮れの空。月と木星と金星がきれいに三角を作ってました。明石市立天文科学館で玄関前で撮影。シルエットは学芸員Nさん。明日は金星と月が並びます。 pic.twitter.com/oId4q9yHi8