視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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子持ち銀河M51(りょうけん座)

2007-04-03 08:47:10 | 天文関係
3月30日、ぐんま天文台の観測用望遠鏡4号機を使用して撮像した「子持ち銀河M51(りょうけん座)」
当日昼前は雨だったが午後から回復。土星の環を見たことがない同行者に土星、月、二重星、木星などを副望遠鏡(15cm)で観望させた後、今回のターゲットのM51を眼視するが微かに星雲らしきものを確認するのみ。主望遠鏡で撮像を開始する。同行者は銀河の眼視とCCD撮像の差を実感したよう。
冷却CCDカメラ:BT-211E(-27.3℃)
各B、V、Rフィルターそれぞれ露光180secx4回での自動撮像をセットしてパソコンの前でうとうとしていた。
ふっと気が付くと2枚目のフィルターでの撮像途中から銀河が映ってない!?
あわてて望遠鏡にいって空を見上げると雲がかかってきている。
結局、M51の撮像はこれで中止してダーク画像、フラット画像を撮像して4時すぎにぐんま天文台を後にした。
後処理はMakaliを使用して、昨年天文学校で習った手順でBフィルターのデータのみの処理をおこなった。

小生にとってM51銀河は一番「宇宙」を感じさせる銀河。
「宇宙空間は遠く孤独であると同時に繋がっている」
コメント
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