剛健典雅

でありたい(弓について)
と思いつつの雑記あるいはたわごと

ベールキン物語

2013-06-27 20:32:24 | 見聞きあるいは読んだもの
本棚からひょっこり古い岩波文庫のプーシキンの傑作のひとつ「スペードの女王・ベールキン物語」が出てきた。
奥付を見ると昭和47年の版であるので、おそらくロシア語の授業(誰のだったか?栗原成郎先生か川端香男里先生だったか?)で読んだときに訳本が欲しくて買ったのだと思う。

昔の愛読書の一つなのでさっそく読み直したが、やはり最高。
うまく言えないが雰囲気がいい。
いわゆるロマン主義というのだろうか、もう一人私の好きな作家E.T.ホフマンに近いものを感じる。
神西清の訳もいいのだろう。

読み終えた後で本屋に寄ったら、最近の新版が出ていたのでこれも購入。
解説がずいぶん増えているようだ。
そのうちまたはじめから読み直すつもり。

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