”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「学校種別定着・退社率」

2006年10月09日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)
 創業29年間に当社が沖縄から採用した200名の学校種別内訳は上記の通りです。大学・短大~県立芸大以外の6大学。専門学校~11校。高校~11校(商・工9校。普通校2校)。
 本土出身者の累計採用数300余名に対し現員は160名で定着率50%強。対して沖縄出身者累計採用200名に対し現員40名で定着率20%で本土出身の半分以下。”性懲りも無く”と言った意味はこれです。

 ただし、これには以下のような特殊事情があります。つまり当社にはプログラミング等のソフト開発以外の大型コンピュータ室を交代徹夜勤務で保守監視する運用業務部隊があり、県出身高卒要員の大半はこの業務用に採用しますが、業務性格上定着性が他に比べ低くなります。一概に定着性比較を論じられない事情がここにもあります。
 もっともこの部隊からも資格取得等のステップを得て開発メンバーや管理者に昇進する社員もいます。
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「比較分析の制約条件」

2006年10月08日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)
 先に当社は、創業以来29年間に沖縄からの新卒採用者は総人数が200名を超えることをお伝えした。しかし、現在の在籍数は40名。従って160名以上のOBがいることになります。辞めた理由とその後この元社員はどうなったか?雇用主としては決して自慢できる話ではないのですが、その分析からは様々な傾向が読み取られます。
 ただし、厳密を期すためには沖縄県以外の、それも都下自宅通勤以外の北海道や東北等の他府県出身、それも同数・同年齢等の前提条件下での比較が必要で、可能な限りそれを試みますが母集団の不足から完全な比較は難しいと思います。
 また、当社のような労働・就業の流動性が極めて高い創業ITベンチャー業界という特殊な事例で沖縄出身者の就業動向や形態一般を語る限界と危険性。さらにマネジメントや処遇の拙さに大きな不満をもって去っていった社員も多い筈です。  こうした限界と危惧に応えるのは、この後続くレポートが今後本土就職を目指す沖縄の若い人達や読者に何か有効なヒントや指標が見えるかどうかに掛かっていると思っています。

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「だからよぉ」;東京沖縄県人会青年部会報誌

2006年10月06日 | 「Weekly 読書感想」
 A3版裏表を封筒状12紙面に巧みに織り込んだ編集印刷。余程この道に練達していなければ出来ないレイアウト術だ。長田編集長に一度お会いしたことがあるがこの道のプロだろう。編集レイアウトの巧みさもさることながら、会員投稿、毎回の挙式ニュースと写真満載、読んでいて楽しい。
「おきなわの声」「沖縄フアンクラブ」「WUB東京」「沖縄大好き」等々首都圏の沖縄関連会報は多いけど、この会報主調は反基地キャンペーン色が脈々と続いている。
 青年部はエイサー、サンシン同好者に本土出身者が多くなったようにその構成メンバーも県出身者会というより、沖縄フアン会的様相を呈し会報登場人物も大和名が多くなった。
 青年部は時折その組織存続について曲折、論議があうようだが、会報誌「だからよぉ」は微動だにしないように見える。隔月発行で83号だから15年近くも存続していることになる。ボランティアでよくもここまで。その継続と情熱に脱帽!


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“沖縄出身?駄目、だめ!”

2006年10月04日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)
 タイトルは気のおけない内輪同士の苦い経験をもつ東京のIT社長から出た慨嘆。東京の同業社長間で沖縄出身者の採用が話題に出ると、冒頭のような返答が返って来るほどに、会員の中には県出身の採用と早期退社の苦い経験を持っている社長が少なからずいる。
 東京に上場公開の大手数社を含む独立系のIT企業14社の会がある。20年以上前から月一回の割合でお昼を一緒にしながら情報交換や講習を開く。当社は社歴だけは古い方だけに親しい社長が多い。しかし、規模的には下位。沖縄出身者は私一人だけ。
 この会とは別に首都圏・沖縄出身だけのIT企業社長30名からなる関東沖縄IT協議会(KOI)があるが、この中にも似たような経験者が多く、タイトルの発言に多からず賛同しているから、これを差別用語と目くじら立てる社長はいない。

 因みにこの30社の社長は沖縄出身ながらその従業員の大半は本土出身。県出身比率が最も高いのは当社で、総社員200名中40名。前回私が“性懲りも無く”と書いたのはこうした背景があるから。以後この体験をレポートします。

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「401Kとカリスマ・シェフ坂井宏行」

2006年10月03日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 予ねて当社の懸案であった退職年金制を「適格年金制度」から「確定拠出年金制度」(いわゆる401K)」への移行を果たしました。
 これは生命保険会会社等の退職積立基金の約束していた予定利率の低下に伴う退職給付金の不足をどう補うかが多くの企業にとっての課題でした。この解決策としての401Kへの移行は制度への理解と会社の事務負担能力となにより社員への説明と協力が必要でしたが、当社は社内に人を得ると同時に、ニッセイさんの協力サポートによって、当社の規模としては先進的に移行を果たし、退職給付会計から解放されました。
 先週、そのためか日本生命さんの“顧客感謝の夕べ”パティーに招待を受け、なんとあの坂井宏行カリスマ・シェフのディナーに預かり、出席者代表で乾杯音頭と挨拶をする羽目になった。
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「はじめに」(ニューカテゴリー)

2006年10月02日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)
 いま沖縄はマリンレジャーに惹かれてIターン目指す若人に止まらず、人や自然のアメニティーからセカンドライフを目指す団塊の世代を加え、人口の自然増と共に社会増も著しい。
反面、若年者の失業率は依然として全国一の高さ。何らかの仕事に就いていても正社員は少なく、いわゆるフリーターやニートに近い。
 沖縄県はこうした状況を打開するために企業誘致やベンチャー創業を施策、ある程度の成果は挙げている。しかし、それだけで失業率を下げるのは不十分で、合わせて新卒者に県外就職を奨励している。これは他では見られない沖縄県独特の施策ではないかと思われます。
 例えば県内6大学の“就職の翼”イベントは本土就職を目指す卒業生を毎年二班に分けて上京させ企業訪問を行い、県はこれを補助している。また、就職希望の高校生は毎年、関東・関西の企業1社に5~10名の職場実習を送っている。

 実はここ数年、私はこの“就職の翼”上京の学生に講演を依頼される一方、高校の職場実習生はおよそ10年に渡り引き受け、県出身の若い人達の急激な意識や価値観の変化に驚くことが多い。
 当社は創業間も無くから20年以上毎年、“性懲りもなく”関連会社を含め延べ300人の県出身の若い人達を採用して来ました。その結果、良くも悪くも県出身若者の就職意識やその行動特性を他県出身者との比較して見て来ました。

 今後に続く県の若人や進路指導する方々への何がしの参考になればとこのカテゴリーコラムで現場から事例報告をしたいと思います。当事者のプライバシーや個人情報に抵触しそうなケースは敢えて状況や事実を多少変えてあります。
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「大城常務受賞パーティ」

2006年10月01日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 天気晴朗、秋の終わりの30日、霞ヶ関・東海クラブで大城友宏㈱沖縄ツーリスト常務の「06年度沖縄県観光功労賞」受賞パーティに出席しました。
これは東京沖縄県人会、WUB東京、関東沖縄経営者協会等在京沖縄6団体が呼び掛けで実現したもの。出席者は大城常務の人柄を反映して各界から幅広く200余人。主催六団体の代表の祝辞挨拶の後、植木沖縄フアンクラブ会長の乾杯音頭。
午後4時過ぎ、大城御夫妻の御礼挨拶に続き、満場カチャーシー、クイチャーで大団円。
 大城さんのこれまでのご尽力、貢献に感謝、ご夫妻・お家族一同と沖縄ツーリスト社のご健勝、ご繁栄を祈念したいと思います。大城さんお世話様!ありがとう御座いました。
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朝吼夕嘆

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