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佐藤幹夫著「評伝 島成郎」~ブントから沖縄へ:筑摩書房

2019年05月14日 | 「Weekly 読書感想」

                            

 島成郎は東大時代、ブント(共産主義者同盟)書記長として、北海道大学出身の唐牛健太郎を安保闘争当時の全学連委員長に強力に推薦したのは有名な話です。

 私は企業経営現役の頃、人材採用や現地事業所設立等で年に何度も沖縄に行きましたが、そのたびに中学・高校同期の屋良文雄君が経営する那覇市久茂地のジャズ喫茶「寓話」に通いましたが、ある日、一人コヒーを飲んでいた客を屋良君が「辰彌!元全学連活家の島さんだよ!」と紹介され、「え!島成郎!何で沖縄!」と驚いた時の衝撃が忘れられません。島は全学連運動を退いた後、東大医学部に復学、精神医師として沖縄に渡り、久米島や名護等の病院で勤務していたようで、穏やかな表情で笑みを湛え、些かも過年の激烈な革命運動家の陰りは感じられませんでした。
 この「寓話」では加藤登紀子さんにも何度か会いましたが、獄中結婚で有名な元全学連活動家の亡夫・藤本敏夫氏と島氏の縁か。
 島成郎はその頃、沖縄県内の精神医療制度を確立した詳細な履歴を本書で初めて知りました。また、沖縄での初の精神医療病院の玉木医院の設立に参画、後に私の知友の元・高校教師の源河さんの主治医であったことも聞き驚きました。”伝説の島成郎”に会ったあの日の事は忘れらせませんが、本書で改めて島の激浪の生涯を追想しまし。

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