漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

猫屋敷

2010年07月04日 | 近景から遠景へ

 ふと、アルジャーノン・ブラックウッドのデビュー短編集の表題作「空家」を訳してみようと思いたち、全体の三分の一ほどを、会話文を関西弁(というか神戸弁)で訳しかけたものの、さっきネット念のため調べてみたら、既に翻訳がエドワード・ゴーリーの「憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談」の中に収録されているということを知り、放り投げた。なにやってるんだろうなあ。「空家」は、ブラックウッドのプロフィールには必ず出てくるのに、なぜか未訳のままだったなあと思っていたので、訳してみようかと思ったのだけれど。もうあるんじゃしょうがない。ゴーリーの絵までついているみたいだし。神戸弁で訳そうと思ったのは、別に深い意味はなくて、ふとそんな気分になっただけでした。

 写真は、とある路地。この猫たちは、実は猫屋敷(確認しただけで、十匹以上の、結構器量のよい猫がいました)の隣の路地にいるのです。ブラックウッドつながりで言えば、「」ジョン・サイレンス」ものの短編「いにしえの魔術」をふと思い出しますね。

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