漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

妖霊ハーリド

2009年10月19日 | 読書録

 娘が新型インフルエンザに感染。学校で流行してるようだったから、覚悟はしていたが、ついに、という感じ。二日ほど前から風邪っぽいと言っていたが、それほど深刻な症状ではないと思っていた。幸い、比較的軽めのようだ。

 「妖霊ハーリド」 F・マリオン・クロフォード著 船木裕 訳
 ハヤカワ文庫FT 早川書房刊

を読む。

 十九世紀末の大衆作家クロフォードによる、アラビアンナイト風の物語。
 解説に、「当時はこうしたエキゾチックな物語が流行したが、ベックフォードの『ヴァセック』やジョージ・メレディスの『シャグパットの毛剃』と並んで、今でも読むに値する数少ない作品の一つ」という紹介があったが、これはちょっと言いすぎだろう。その二つに比べると、明らかにガクンと格が落ちる。面白く読めるものの、これは単なる軽めの娯楽作品以上のものではないと思う。

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3 コメント

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Unknown (Seedsbook)
2009-10-20 00:13:44
軽い症状でよかったですね。
この際早いところ経験してしまって免疫ができてしまうと良いんじゃないかと思いますが、そんなに簡単なものじゃないのでしょうかね?
ワクチンにしても何だか今ひとつしゃきっとした感じはないし。。。。
Unknown (Mercedes)
2009-10-20 05:39:45
どうぞお大事に
そしてshigeyukiさんもお気をつけください。
ありがとうございます。 (shigeyuki)
2009-10-20 22:15:08
seedsbookさん、Mercedesさん、お見舞い、どうもありがとうございます。
ほんとに、軽い症状で免疫が出来たなら、万々歳かもしれないです。まだ完全ではないかもしれませんが、既にピンピンしてますし。退屈を持て余しているようで、面倒なくらいです。
僕は今のところ大丈夫ですが、会社で、「娘が新型になったみたいで」というと、みんなザリガニのようにススッと引いていってしまったのが可笑しかったです。

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