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豪雨禍

福島・宮城を始めとする 東北地方他の大災害と人災 の復興もままならない内に、
当地関西でも 奈良・和歌山地方が 豪雨禍に襲われています。

足踏み状態の台風に刺激されて 大雨が更に続くとか。
被災された方々、そして 今も不便で不安な 避難生活をして居られる方々には
  心からのお見舞いを
                  申し上げる他、なすすべを知りません。

そんな中、某紙の昨16日夕刊に…
   植物学者の南方熊楠が 菌類を採取して研究した事で知られる
   和歌山県那智の「陰陽の滝」の両壁が、幅数十mにわたり崩落して
   苔なども全て流失した事が 確認された
という記事が掲載されました。

異常 とも言える気象、そして 植生の変化で 保水力を減らしている山々…
原因は一つだけでは無いのでしょうが
人類の英知を集めて 対応を真剣に検討しないと、人災まで加わって
この地球が どんどん壊れて行く…という感覚を 抱いてしまいます。



人命と比べるのは 的外れかも知れませんが、美しい自然が 消えて行く哀しさ
も、風景写真に関わる者として 感じずには居られません。

当ブログ 昨年12月13日にご報告した 「陰陽の滝」の この美しい情景は
もう 二度と見られない様です。



同 昨年9月3日にご報告した この 和歌山県新宮の「桑の木の滝」は 無事なのでしょうか?



そして 同 今年5月21日の この 川上村「御船の滝」は?

心配ですが、当分 見に行く事も 出来そうにありません。


お詫びと訂正('11.9.28):
 '11年9月28日付け 朝日新聞の夕刊で、本ブログ冒頭部分の「崩落した」記事が
 誤りだった旨の お詫びと訂正記事が 掲載されました。
 記者が
 入る沢を間違えて 崩落したと思い込み、掲載してしまった…との事。
 苔やシダは 剥がれ落ちているものの 大きな崩落は無い、と
 那智勝浦町の担当者が確認した という事です。
 有名な全国紙を信用して 小ブログに載せた小生が バカだった様です。
 お騒がせ致しました。以後 気を付けます。

撮影一口メモ:
 写真上、美しかったエメラルドグリーンの淵は その記事に掲載された写真では 巨岩に覆い尽くされていた。
 写真下、今年5月21日の写真と同一のモノ

写真上
 マニュアル露出(f16, 1/8sec) 焦点距離=40mm ISO=200
 画質=RAW ピクチャースタイル=風景 WB=太陽光 MF 三脚使用
写真中
 絞り優先AE f11(0.6sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=80mm
 AF
写真下
 絞り優先AE f11(1/6sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=20mm
 ピクチャースタイル=忠実設定 WB=4800K AF
                他は同じ

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