南相馬市から８月１２日夜

『お盆の帰省』

お盆の帰省、若い人たちばかりではありません。震災後避難していた、お年寄りの人たちも多く帰ってきました。駅ひがし商店会の元の役員さんのある方も帰ってみえてサイヤに寄ってくれました。震災後、東京で体が悪くなり、ず～と、入院されていたようです、まだ治療中だが一時退院の許可をもらい、帰省されました。今は、白血球、血小板の数が少なく、抗がん剤投与が出来ないので、体力回復するのを待っている状態だそうです。元気なうちにみんなの顔を見に来たと言っていました。まだ７２歳です。将棋が好きで、子供たちに将棋を教えていました。私もこの方のお誘いで商店会に入会しました。それからず～といろいろと教えていただいた先輩のひとりです。環境の変化から体調を悪くされる方が多くおられるようです。
南相馬市で自分の店で商売を生活をしている自分が幸せです。

南相馬市から８月１２日日朝

『デフレ』

バブルが弾けて２０年余り、デフレ経済からいまだ日本は脱却できないでいるようです。
全日食のお店の情報からや、他のスーパーなどの情報からでも、そういったことが聞かれます。しかし、東北の被災地では、既存店は昨年並みやそれよりの良い状態は続いているようです。競合店が消失したことで、生き残った店舗がその恩恵を受けているからのようです。
サイヤもそのひとつです、南相馬市のスーパーでヨークベニマル、キクチの店舗が各１店舗づつ再開していません。鮮市(ダイユーエイト）も生鮮販売をやめました。確かに人口は減っていますが、店舗も減って、サイヤも恩恵を受けているはずですが、でもそんなには多くの恩恵を受けている感じがしていません。だから、今後、お店が再開した時には少し不安があります。
今の売り上げを維持できるのか、客数がどうなるのか、心配の種は尽きません。
が、とりあえずは、今を頑張るほかはないのですが。デフレが当たり前の社会なのか、今後インフレが来ることがあるのか、見てみたいものです。