南相馬市から３月２７日火朝

『無耕作』

無耕作だったかな？農家の方に聞いたのですが、昨年農家でも野菜の生産をしなかった人には、補償金が手厚く（通常作付して入る金額よりも多く）貰ったそうで、真面目に頑張って作った人には保証は少なくやる気が無くなってしまうと言っていましたが、やはり同じなんですね私たち小売業もそうだし、保証の仕組みがおかしいのですね、頑張ったものが馬鹿をみるような保障では町の再興も無くなるどころかここに住んでいる仲間たちの絆どころではなくなってしまいそうですね。

農協に入っている農協から請求してもらった方の方が多く貰えるようで、そうでない人は不利だということも聞きました。東電、分かっているのでしょうか、原発事故は今も続いているのです、人の心をもてあそび、迷わし、町の生活の仕組みを破壊し続けている、絆をも無くそうとしている原発放射能の問題は今後も続いていくのです。

最近、この町から出ますと言う若者と話をする機会がありました。考えた結果、将来像がこの町では描けない、ここにいても結婚も出来なそうだから、東京に出ますと言っていました。
止められませんよね、残念ですけど、だんだんこの町の先行きが、悪い先行きが見えてきたのでしょう、そうですよね今はまだこの町の明るい未来が、明るくなる未来の象徴も何も見えてこないのですから、それでも、ここに帰ってくる人も少しずついるようです、やはりふるさとでとの思いなのでしょうね。そういった気持ちを東電にはわかって欲しいですね。