集中治療専門医への道

集中治療専門医になるべく日々修行の身である若手の医師のつぶやきや情報

患者や患者家族への説明

2014年10月22日 | 日記

患者や患者家族の説明の際に「GOOD」という頭文字で考えると説明の際の助けになります。 

Goals: 治療のゴール決定がをまず考えること。DNR/DNIや具体的な治療プランが先行する説明はしてはいけない。

Options: 全ての選択肢を平等に切り出してはいけない。患者のゴールに見合った選択肢を正しく提示することを心がける。

Opinions: 患者の話を傾聴する。医療者の意見を押し付けずに中性的な言葉(治療の選択肢でどちらを取っても最大限のサポートをするなど)を選ぶ。

Decisions and Documentations: 患者と決めたことの要約をカルテに記載する。決定の際にはnon-mdedicalな要素が絡んでくることが多い。

 注:医療者に余裕がある時に上記確認する。今日は早く帰らないといけないとか連続して入院が入ってくる時はあえて話を切り出さないのも大事!また、家庭でもめているとか両親が同じ病気で闘病中などであれば主治医を変更する勇気も大事とされている。

例文集

「あなたと同じような状況ではさらなる治療の選択が難しいことがあります。更なる治療を行い生きている時間を延ばすよりもQOLが重要だと感じる人もいるでしょう。あなたはどうお考えですか?」

「これ以上生き続けるのが難しい局面に出会したとき、そうした場合に人は人生のゴールの変更に迫られます。残された時間を出来るだけ有意義なものにするためにあなたにとっての特別なゴールとは何ですか?」

「いくらでも生き続けたいと思う人が多いとは思いますが、どんなリスクを抱えてもそうなのかということを考えてみてください。例えば今の治療は継続することは可能だが、挿管、手術、CPRまではしない。そのような究極的な状況では1%未満しか生存できず、それでいて精神・身体障害を被るかもしれません。これを聞いてあなたはどう考えますか?」

説明を進める中で最初は腕組みし緊張していた家族が徐々にその緊張が取れていく感じがあると嬉しく感じますよね。また第三者の立場でだれか同僚の医師に緊張する説明の現場に立ち会ってもらうことも最近は大事だなと思います。

 

家族や患者への説明のシミュレーションをしようかと真剣に考えるこのごろ。。


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