歌手・布施明の代表曲に「霧の摩周湖」という歌がある。私達が若い頃、この歌をよく歌った。私を含め、かなりの中高年の方々は‘摩周湖’と聞けば‘霧’を思い出すようだ。
しかしこの日‘摩周湖’の展望台に到着した時、その‘霧’はなく素晴らしい青空が広がっていた。何回もここを訪れている地元の観光ガイドさんが「今日の摩周湖は今年見た中でも一番美しいですよ!!」と説明された。
この言葉のとおり、展望台からコバルト色に輝く神秘の湖と言われている‘摩周湖’全体が目の前に広がってきた。湖の中央部にある小島(カムイシュ島)を眺めていると、周囲から「ウワーッ綺麗!!」「スゴーィ!!」という歓声が聞こえてきた。
私の隣りからも大きな声の中国語が聞こえてきた。お聞きすれば台湾から来られた観光客であった。