故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.665 「雲洞庵」のお話。

2015年10月27日 | 日記

続いて私達は新潟県南魚沼市にある「雲洞庵」を参観した。“越後一の寺”“日本一の庵寺”といわれている「雲洞庵」は鬱蒼とした歴史を感じさせる杉の大木の中にあった。昔から新潟県では“雲洞庵の土踏んだか”と言われるほど、多くの修行者や信者が集まってきた。

 

それは「雲洞庵」が戦国時代では越後の、江戸時代では魚沼三郡の僧侶の総括所(僧禄)であり、曹洞禅師の厳しい大修行道場として知られていたからである。私達は最初に“黒門”続いて“赤門”をくぐり、参道を通って“本堂”で参拝した。途中に「長生きの水」が湧き出ている場所があり、私はここで喉を潤した。

 

その後、静まり返った“座禅堂”“観音堂”“客殿”と見学し、駐車場へ戻ってきた。ここの売店の名物は≪ところ天≫。「日本で10番目においしい」と書かれていた。私は店のご主人に「なぜ10番目なの?」と聞いてみた。

 

「当店の≪ところ天≫は1番おいしいと思っているが、“日本で1番”と書くと問題があるので、問題の起こらない10番と書いた。」との説明をしてくれた。