書名 :仕事力入門
著者名 :藤尾秀昭
出版社 :致知出版社
刊行年 :120801
日付 :130528
定価 :1000円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 37冊目 今年 210冊目
【書き抜き】
※仕事と人生は別のものではない。
一対である。
充実した仕事が充実した人生をつくるのである。
※自分の培ってきた技術と知識、豊富な経験を持って、「常に前進、常に改革」を目指して歩んでいくのが本当のプロフェッショナルだと思うんです。
by福島孝徳/デューク大学教授
※物事には、これで極めたと思っても、必ずその上がある。
進歩は現状を否定するところから始まります。
人生にもideal(最高)という状態はありません。
by福島孝徳/デューク大学教授
※毎日積極的に生きる、情熱的に生きるためには、まずは早起きをすること。
朝早く起きること自体、ゆっくり寝ていたいという怠惰な心との闘いです。
しかし、それに打ち克って早起きを続けた人のみが勤勉で積極的な人生を歩み、成功していくのです。
by田中真澄/社会教育家
※販売の仕事はせんじつめるとたった一つの事柄に尽きる。
できるだけたくさんの人に面会するということに尽きる。
人並みの能力を持っている人だったら、毎日4,5人の人にあって、熱心に話を持ちかけてみるがよい。
それだけのことで成功する。
※情熱人生の3要素
①早起き②笑顔③目標
※99%の力を出している時はしんどいが、110%、120%の力を出そうと決意した時、その人の根こそぎの力がでてくる。
※僕はいつもこう思っていた。
人の二倍は働こう。
人が三年かかって憶える仕事を、絶対に一年で身につけようと。
by道場六三郎/銀座ろくさん亭主人
※仕事というのは、追われて追われてその中でうまくなっていくものですからね。
仕事に追いまくられれば、逆に集中力が湧いてきて、よし、ここで限界に挑戦してやろうという気持ちになります。
by道場六三郎/銀座ろくさん亭主人
※どんな小さなものにも喜びと感謝を持つ心を忘れてはいけない。
by道場六三郎/銀座ろくさん亭主人
※生きるとは、長く生きるかどうかではなく、何かに一生懸命打ち込んで、そこに向かって命を燃やしていくこと。
by栗城史多/登山家
※勝つか負けるかどちらか一つ。
負ければ命が飛ぶ、真剣になるとはこんな姿をいうのだ。
真剣になるかならないか、その度合によってその人生が決まる。
by松下幸之助/パナソニック創業者
※言葉が意識を変え、意識が行動を変え、行動が結果を変える。
by国分秀男/元古川商業高等学校女子バレー部監督
※習い方が上手い人とは、習う素直さがある人だ。
by荒川博/野球評論家
※伸びる選手は能力が高くて身体が頑丈な人。
それからやはり、向上心が強い人ですね。
もし能力がありそうな選手であれば、向上心を目覚めさせることが先決です。
by王貞治/福岡ソフトバンクホークス名誉監督
※荒川さんは、うまく鞭を使ったり、飴を使ったりしながら僕の心を奮起させてくださった。
まさに「感奮興起」という言葉のとおり、何かに深く感じ入って奮い立ったり、自分自身が物凄く興に乗ったりすることによって、物事は動いていくものだと思うのです。
by王貞治/福岡ソフトバンクホークス名誉監督
※教える人間というのはね、ある意味では弟子に尊敬されるくらいの努力をしてないといかん。
それぐらいの努力をしないと誰もついてきてくれやしないよ。
by荒川博/野球評論家
※壁になっているものが、ころっとチェンジして味方になってくれた時に、物事って大きく動くんですよ。
その過程が、仕事を成功させる上では絶対に必要なんですよね。
by北川憲司/札幌市観光文化局観光企画課長
※最も強いものが生き残るのでも、最も賢いものが生き残るのでもない。
唯一生き残るのは、変化できるものだ。
※至らなかった自分自身を省みて、成長を遂げるたびに、仕事も僕と一緒に大きくなってくれたという感じがします。
by北川憲司/札幌市観光文化局観光企画課長
※世界に変化を求めるならば、まず自らがその変化になれ。
byマハトマ・ガンジー/インドの政治家
※運とツキを招く方法は、決して無謀な大胆さや一発勝負の勇気ではありません。
常日頃から培っていく深い洞察力と、計算された大胆さ、決断力が競争に勝つ決定的な原理であることも事実なのです。
by林野宏/クレディセゾン
※物事に悲観的になっている人や、しょげている人には決してツキは訪れない。
明るくがんばっている人、努力を惜しまない人に運とツキはやってくる。
by林野宏/クレディセゾン
※必ず勝とうとする気持ちが相手よりも強く、情熱が長続きしたところが勝つ。
※運とツキというものは100%能力を発揮する努力をした人にしか訪れない。
運とツキに恵まれたければ、自分をごまかさないこと。
他力本願では運とツキはやってこない。
【コメント】
※創刊から34年を迎えた月刊誌『致知』から、一道を切り拓いてこられた仕事のプロフェッショナル20名を厳選し、その仕事観、人生観に迫った特別編として発刊された。
ゴッドハンドの異名を持つ脳外科医・福島孝徳氏と佐野公俊氏の対談や料理の鉄人・道場六三郎氏と坂井宏行氏の修業時代、世界の王を育てた荒川博コーチと王貞治氏による初の師弟対談など、一流を極めた達人たちが登場。
仕事のプロを目指す人たちに役立つ教えが満載の一冊です。