書名 :コンサルタントの「現場力」
著者名 :野口吉昭
出版社 :PHPビジネス新書
刊行年 :2006/09/01
日付 :2006/12/07
定価 :800円
入手法 :購入
読書ペース/分:2.60P
評価:◎
今月 6冊目 今年 243冊目
【書抜き】
*コンサルタントの現場力とは、「事実からの経験の蓄積」と「改善、進化への思い」を前提にした、顧客に近い仕組む力と仕掛ける力のバランスのサイクルに他ならない。
*思いと経験がコンサルタントを、そしてあなたを自己進化させる。
*大事なのは本質を見抜き、凝縮すること。
*視点を高く、視野を広く、そして洞察力を深くする、ということを意識することが、あらゆる場面ですごく重要になってくる。
*コンサルタントが、いや、何かを変革したいと願うすべてのビジネスパーソンが動かさなくてはいけないのは、「人」ではなく「人の心」だ。そのためには、どれくらい自分を信じることができるかが、大前提となるのだ。
*つねに未来を見据え、明確な理念・信念を持ち、その軸をブラスことがない。そしてその目的に命がけでコミットする人。これこそが、「使命感」である。ひるまない・動じない・迷わない。己の生き様への自信を持つ人には、自然と人はついてくる。「こいつは、絶対に逃げない!」というほどの当事者意識を感じさせたとき、相手からの信頼を得ることができる。
*「自分パワーアップ力の三要素」を、私は「高さ・深さ・明るさ」と表現する。「高さ」=使命感、「深さ」=本質探求力、「明るさ」=ポジティブ発想の三拍子そろった人こそ、誰もが信頼し、ついてきたいと思うような人なのである。
*いつも後がない!毎日がイノベーション!日々新た!の精神で生きていくことを大切にすべきだ。
【コメント】
*株式会社HRインスティテュート(HR Institute)代表、野口吉昭氏が明かすコンサルタント系のマインド&スキルの現場での使い方。
*コンサルタントだけでなくあらゆるビジネスマンに有効なスキルが満載。テクニック的なことだけでなく気持ちも部分も入った良書だ。