OAインストラクターのオンとオフ

パソコンインストラクターshienaのお仕事と日常

ホームページ作成講座基礎-1クール目最終回

2006年07月31日 | 教職員研修
本日で、1クール目のホームページ基礎の講座が終了しました。
次回は8月の半ばに2クール目を行います。

今回はハイパーリンクとアップロード・更新について重点的に行いました。
昨日計画していたように、最初にローカルサイトの構成と、各フォルダに
保存されているファイル名を書き出していただきました。

そして、アップする必要の無いファイルにはバッテン印をつけます。
次に必要なものだけFTPツールでアップロード。

時間に余裕があったので、ページを追加してリンクしたものをアップしたり、
画像を一部分だけ差し替えて、アップしたり・・・と、色々な練習を
することができました。
皆さん、最後の方にはだいぶスムーズにアップできるようになってきて一安心☆

ローカルフォルダのファイル名などを書き出していただいたことで、
ファイルの名前と実物の対応確認がしづらいことを皆さん実感していただけました。
そこでファイル名を誰が見てもわかりやすく作ることをお伝え。
そして、作成したローカルサイトの一覧を見ながら、
別の人がホームページ担当になった際も、サイト構成がわかるように
サイトマップを作るとよいですよ・・・。というようなことをお伝えして終わりました。

なんとか、1クール目は無事終了。


課題はいくつか残りました。

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●毎回メニューバーから操作することに統一して講座を進めていたら、「メニューバー」を使わなければならないという理由があるのか質問がありました。ショートカットキーや右クリックで行っても問題ないことを付け加えて説明するとよかったと感じました。

●アップロードの際、数名エラーが発生しました。エラーがでた方々の原因は全員同じだったので、個別にサブの先生と対応しました。
そうしたら、うまくアップできた方から、「個別に対応されたら、普通にできた人にその操作が伝わらない」とのご意見をいただきました。誰にでも起こりうるエラーなどは、個別に対応した後に、全員に向けて一言ご説明をした方がよいと感じました。

●教職員研修の場合、同じ学校から違う先生が入れ替わりで研修に参加することがある様子でした。途中の回から参加なさった方は、いったい誰の代わりでどこのお席に座っていただけばよいかということがはっきりせず、ちょこっとバタバタしました。簡単な座席表を初日に作っておくべきでした。

●あとは・・・、毎回講座初日の導入部分の持っていきかたがどうも苦手です。
次回は何をしゃべるかある程度筋道を立ててから講座に入ろうとおもいます。

+++++

まだまだ反省点と課題がありますが、次回の2クール目にいかしていきたいです。
次回はもっと具体的に、サイトを作成するときの注意点をお話できればと思います。




・・・ところで余談ですが。
学校の先生でも、講義中に居眠りすることがあるのですね
うとうとして操作に遅れる方がいました。
お疲れなのでしょうか。

ホームページ作成講座基礎-1クール目第3回

2006年07月30日 | 教職員研修
最近、区の教職員研修の講師の仕事をしています。

先週からホームページ作成講座の基礎を進めています。
全3回の講座を3クール行います。
基礎が終わったら、次は同じく応用全3回を3クール。
参加人数は20名。サブの先生が1名つきます。
受講生の年齢層は20代~50代です。

予想していたよりも、年齢層が低めでした。
皆さんのスキルは中級程度。
わりとおできになる方が多いので、いつもよりも専門的なお話もできます。

アプリケーションはホームページビルダーV9を使用します。
テキストは、ここにも書きましたが、私が先々月からずっと作っているものを使用します♪
自分で作ったテキストでの講習会なので、とてもやりやすいです

ホームページ作成ソフトを使った講座では、”ソフトの使い方”を覚えるのではなくて
”ホームページの作り方”、そして”管理のしかた”という点に重点を置いて
進めていきます。

この講座を受講した受講生が、どんな環境でもどんなソフトでも
ホームページを作成することができるような、そんな講習をしたいと考えています。


明日は1クール目の最終回の講習です。
ページのアップロード行います。

受講生は、実際に学校のホームページを作成している方が多いです。
これまでに出た質問には、アップロードに関するものがたくさんありました。
中でも一番多いのが、「アップロードしたのに画像が表示されない」という質問です。

慣れている方でしたらお気づきでしょうが、皆さん、HTMLファイルだけアップロードして安心してしまって、
それに付随する画像ファイルをアップしていないのですね。

それもこれも、ホームページは複数ファイルからできているということと、
その複数ファイルがそろって初めてページが形作られるということを
意識できていない結果だと思います。
アップロードする際には、HTMLファイルと、そのページにある画像ファイルも一緒に
アップする必要があるということを、明日の講座では皆さんに意識していただこうと考えています。

最初にファイル構成を紙に書いていただいて・・・、そして
HTMLファイルだけをアップロードして画像が表示されないことを確認して。
最後に必要ファイルをアップしてページがきちんと表示されるようにする。
そんな流れで行ってみたいと考えています。


皆さん、無事アップロードできるとよいな

はじめてのパソコン講習 - 7月終了

2006年07月25日 | IT講習
土曜・日曜と、区のIT講習でパソコン初心者向けの講習会の仕事をしていました。
受講者数は26名。年齢層はおおよそ50~70代。
今回は私がメインで、サブの先生が2名つきました。
一日5時間×2日、初心者の方にとっては大変ハードスケジュールであったと思います。


・1日目にパソコンの電源の入れ方、マウスの使い方、文字入力、文書作成と印刷。
・2日目にインターネット、電子メール、ウイルス対策とセキュリティ。

今回は10時間で全ての項目を消化しなければいけないということで、
かなり内容がつめつめでした。
インターネットの部分も、検索をたくさん練習していただきたかったのですが、
時間の都合でかなわず残念。


文字入力もできない方々ばかりだったので、インターネットの検索はどのようにしようか迷ったのですが、
結局「NHK」のページをアドレスバーを使って(URL入力で)表示させたり、
キーワード検索したり・・・、してみました。
「NHK」だったら誰でも知っている言葉ですし、なによりも、キーを3つだけ押せば
検索できるっていうところもよかったです。
次回も時間が少ない講座では「NHK」を使おうと思いました

インターネットの内容には、検索のほかにも、お気に入りの登録や、
ホームページの設定、など細々とした内容も含まれましたが、
これらも全て「NHK」のページで統一しました。
時間数が少なくて、かつ一日にたくさんの操作をするような講座の場合は
なるべく迷う部分を少なくした方が受講生の方々にも理解しやすいので、
若干内容は平坦になっても、「NHK」で全て通したことが正解だったかな、と感じています。

色々なホームページを表示して設定に利用してもよいのですが、
ホームページ1つ表示するのに大変苦労している方々の場合、
アドレス入力やキーワード検索がかえって負担になってもいけませんし。。

時間があれば、もっともっと楽しいサイトをご紹介したいのになぁ。

+++

電子メールの送受信の練習、多少遠回りでも、
準備段階に時間をかけてゆっくり説明した方が、後がスムーズにいくと感じました。

毎回、メールアドレスを入力し間違えて送受信でエラーが出る方が、数名いらっしゃいます。
今回はそれを防ぐために、あらかじめ自分の割り当てられたアドレスを手で書き写して
送受信をするお相手であるお隣の方に渡す、ということをしていただきました。
お互いがアドレスを確認しあいます。

さらに、実際に宛先を入力する前に、お配りしたキーボード表の
「@」「.」「-」のキーに色を塗っていただき、どれを使うのかを印象付けていただきました。

ここまでに時間はかかりましたが、このかいあってか、
メールアドレスを入力し間違う方がゼロでした☆
回り道をしても、一歩一歩きちんと踏みしめながら進むことで、
その後の講座の進みも変わってくるな・・・と感じました。


最近、IT講習ではあれこれと工夫をしてみています。
どうしたら、初めてパソコンに触れる方々に楽しく理解していただけるか。
私たちインストが、受講生のゼロのところに知識を書き込んでいくわけですので、責任は重大です。
講座の内容によっては「もうパソコンは難しいからいや!」と思われてしまう危険もあります。
パソコンを使うとどれほど楽しさが広がるか、お伝えしていきたいです。

8月に、また同じコースの"はじめてのパソコン講習"が控えています。
次回は受講生との対話を増やすよう工夫してみようと思っています。
今回の反省点を次回に生かしていきたいです。

+++++

今回の反省点

○私が操作中、クリックするタイミングがちょっと早いみたいです。
 いくら指示棒を使ってしばらくの間アイコンを指し示していると言っても、
 私のマウスポインタの動きが受講生の方々も確認できた方がより親切です。

○ホワイトボードの下の方は使わない。
 ホワイトボードの下部分は、意外と座っている人からは見えない部分が多いです。

○頭で思っていることと、口に出していることが違うことがある。
 立てば、「タスクバー」と言っているつもりで「タイトルバー」と口走っていたり。
 口に出す言葉にも注意を払おうと思います。

○操作してからテキストを確認する際、テキストの文字をしっかり追うように読み上げる。
 「今の操作は××ページから△△ページまでのものです、ハイ終り」としないこと。

やらねば忘れる

2006年07月24日 | インスト日記
先週から引き続き、お仕事が続いています。
先週は平日にはテキスト作成の仕事、そして土日に区のIT講習の仕事をしていました。
ありがたいことです


最近、IT講習や教職員研修の仕事が多く、雇用訓練のメインのお仕事から
しばし離れていました。
明日は久しぶりに雇用訓練のサブに入ることになりました。

明日の仕事は、本来のサブの先生が急遽出勤できなくなったための代打での出勤です。
内容はExcel応用、データベース・ピボットテーブル・マクロ・・・といった部分です。
Excel応用は久しぶりです。


明日のためにと、テキストをパラパラとめくりながら一通り操作をしてみました。
そうしたら・・・・・・・・、自分でも若干ショックなのですが、
忘れている部分が多い・・・のです。

特にピボットテーブル
過去私は、ひそかにピボットには苦手意識をもっていました。
ピボットテーブルって、細かい操作がごちゃごちゃとしている印象があって、
どれをクリックしたら何がでてくるのか覚えにくいのです。(全部の機能なんて普段は使わないし!)
↑極めてインストらしくない発言ですが


数ヶ月前までは、普通にピボットのインストラクションをしていて、
受講生をMOSのExcelExpertレベル合格へと導いていたのに、
ほんの少し離れていただけで、これほどカンが鈍るとは。。。
わかっていると思っていた機能に対して、急に「あれ?こうだったっけ??」と感じて焦ったり。

Essentialsのテキストを引っ張り出して、該当箇所を一通り復習しました。


やはり、使っていないと忘れていくものです。
記憶が蜻蛉のように。


インストラクターさえこのような様子ですので、受講生の方々はなおさらだと思います。
一般の方々は、大抵一度講習を受けたら、それほど毎日同じ操作を繰り返すということはありませんものね。
忘れてしまって当然なのです。

忘れたらテキストを開く。
そして思い出す。そして使ってみる。この繰り返しですね。
これを繰り返していくことでだんだん身についてきます。

忘れたことに焦りましたが、「忘れちゃうのよね」と嘆く受講生の方々の気持ちも
身に沁みてわかりました

たまに忘れるっていうのもまたいいことです。笑


++++++++++


話はずれますが、このような経験をすると、やはり個別指導のインストラクションを
コンスタントに続けて行きたいと感じます。
集合形式の講座だと、1日1回の講座しかしませんが、
個別の場合は、1コマで数種類のアプリケーションを同時にインストラクションをします。
それを5コマ・6コマ毎日こなしていると、常に様々なソフトに触れている状態ですので
”忘れてしまう”ということがありません。
今勤めている個別形式のスクール、もうちょっと生徒が増えて忙しくなるとよいのにな。

不安の裏返しの真面目さ

2006年07月17日 | 色々な生徒さん
現在、週数回、個別指導のスクールでのインストの仕事をしています。
このスクールにお世話になりだしてはや4ヶ月ほど。

ここはインストラクタ1人につき、生徒さんは4名までです。
しかし、全体の生徒数が少ないので大抵生徒数2名につき
インストが1人・・・、実際にはそのような形態となっています。

あまりに生徒数が少なくて、私の勤務時間も少なくなってしまうので、
先日、さりげなく月謝制かチケット制の通い方も加えてみては・・・と
提案してみました。
チケット制の方については他の先生からも提案がでているとのこと。
なんとか受講生を増やしたい!そして私の仕事も増やしたい。
そうでないと生活が・・・。笑

++++++++++++

前置きが長くなりましたが、そんなスクールで出会った生徒さんの話です。
年齢は40代くらいの女性です。

初めてお会いする前に、その生徒さんの情報は他の先生から伺っていました。
Wordの講座を途中で挫折してからしばらくレッスンにいらしてなかったとのこと。
最近になりまた通い始めたそうで、気分を変えてExcelのレッスンをしています。
給付金のコースを希望してらして、MOSのExpertレベルまでのコースです。

とても真面目な方で、予習復習はきちんとなさるそう。
テキストに載っていることは全て覚えようと努力する方だと前情報で伺っていました。
インスト曰く、「Aさん(今回の記事の主人公の生徒さん)は
テキストの内容を全て覚えないと気がすまないようなので大変です」と。


そんなAさん。どのようなご様子でいらっしゃるのかしらと、どきどきしながら
お待ちしていました。
緊張した面持ち。まずは前回までの部分でわからなかった点があるか伺いました。
そうしたら、でてくることでてくること。
質問だけで60分経ってしまいました。

テキストにはマーカーがたくさんひいてあります。
メモもたくさんとってあります。

それなのに、簡単な操作ができないのです。
その日はAさんお1人だったので、少し時間をとって、
気楽を装い(笑)お話をしてみました。


Aさんの悩みを伺うことができました。
まず、自分のできなさ加減にすっかり気を落としてしまったとのこと。
また、操作ができないから、テキストを全部暗記しようとマーカーをひいていたこと。
最後に、MOSのExpertレベルまで受験するということが精神的負担になっているということ。


他のインストラクタが言っていた言葉を思い出しました。
「Aさんはテキストの内容を全て覚えないと気がすまないようなので大変です」


その言葉は違っていたことに気付きました。
この方は”全て覚えないと気がすまない”のではなくて、自分ができないことが不安で、
そして真面目な方なので”全てを覚えないといけない”と思っていたのだとうことに。

真面目すぎて、できないことに落胆し、そしてやみくもに暗記しようと努力する、、
しかし、丸暗記ではもちろん力はつきません。
暗記しても暗記しても、操作ができない・・・そして挫折。
そのような歩みを見たような気がしました。
ご本人も辛かったことと思います。

とにかく、楽しんで気楽にやっていただくというお話と、もうExcel基礎が終わるので
MOSのSpecialistを一度ためしに受けてみましょうとおいうお話。
そして、テキストは全て覚えなくてよいです、ということをお伝えしました。


このような方には、まずは安心感と、「自分にもできた」という自信をつけていただくことが大切です。
小さなことでもよいのです。
「これができない」ではなくて、「これができた」と感じていただく。
そしてインストラクタは、その方の「できた」点を見つけ出してお伝えする。
インストラクタの導き方ひとつで、生徒さんの気持ちはプラスに動いていくのだと思っています。
最後に、この方に一番必要なのは、「パソコンを楽しむ」ということだと感じました。

これから、どのようにこのAさんのアプローチしていこうか考えているところです。
なんとしても、MOSのExcel Specialist合格に導いていきたいです。

+++

今回の件を通して、もう一点、インストラクタの思い込みは怖いということを知りました。

「この人は全てを覚えないと気がすまないタイプの人だ」

このように生徒さんに既成ラベルを貼ってしまった時点で、他の見方ができなくなります。

確かに全てを覚えないと気がすまないというタイプの受講生はいます。
しかし、色々な方がいます。
今回のように、不安の裏返しでの行動の現われであるケースもあります。
ラベルを貼ってしまえが受講生への対応は楽になりますが、
本当にそのようなタイプの方なのか、今一度振り返る姿勢を持つことが
重要なのではないでしょうか。

Excel入門講座-全5回

2006年07月16日 | IT講習
Excel入門講座、全5回が終了しました。
前回も少しだけこちらに記事にしました。


入門講座ということでしたが、受講生のレベルには開きがありました。
お仕事でExcelを使っているという方もいらっしゃいましたし、
また、パソコンをはじめたばかりで、Excelというものに
初めて触れるという方もいらっしゃいました。

70代の方も、20代の方もいらっしゃいました。
ゆっくりと進めながらも、便利なショートカットキーやテキストに載っていない
便利な利用法や考え方なども参考としてご紹介するなどして、
普段Excelお使いの方にはプラスアルファになるよう、少し工夫してみました。


Excel初心者が多い講座で気付いたこと、また気をつけたいことを、
いくつか備忘録もかねて書きます。


○キーボードとマウス、両手を使って操作する場合、操作する前に
 「両手を使います」と一言添える。それだけで受講生の戸惑いが減る。

○毎回の講座が始まる前に、ホワイトボードに前回の復習事項のキーワードを書いておく。

○人口密度など、セル参照の計算をするとき、実際に計算式を立てる前に、
 どこのセルを計算に使うかを、あらかじめスクリーンでお伝えしてから操作に入る。

○テキストを見るのか、スクリーンを見るのか、操作をするのかをはっきり切り分ける。

○Excel(コンピュータ)は自動的に様々な処理をするので、必ず自分の目で完成データを
 確認することの重要性をお伝えする。
 例えば、どこまでフィルハンドルでデータをコピーする必要があるのか・・・等。

○声は大きくはっきりと発声する。

○講師が笑顔になると、受講生にも笑顔がみられる。
 とにかくさも楽しげに(笑)講座を進める。

○受講生と一緒に驚く。

○CtrlキーとShiftキーは混同しやすいので、何度も強調する。

○操作だけではなくて、考え方、利用例、また操作の発展のさせかたをお伝えして
 イメージを膨らませていただく。

「これからの人生が楽しくなります」

2006年07月15日 | インスト日記
今週一週間は某区でIT講習の仕事をしていました。
昼間はインターネットの入門講座のサブ、夜はExcelの入門講座のメインをしていました。
あわただしく過ぎた一週間。
やっときた週末。
振り返って次回の講座によい点・悪かった点を生かして行きたいです。


写真はサブをしていたインターネットの講座で受講生の方にいただいたプレゼントです

以前記事にした90歳の男性、今回もまたいらっしゃいましたが、今回は91歳になっていました。
左のお菓子はその方にいただきました。
耳も目も足も、だんだんと弱ってくるそうですが、目の輝きは人一倍で
とても熱心になさっていました。すばらしい!

右の写真は、40代くらいの女性の生徒さんにいただいたアクセサリーです。
もう私に会えないかもしれないから・・・と、くださいました。
嬉しいです。仕事で凹んだ時はこれを見て元気だします☆

+++

インターネット入門講座、受講生の年齢層はだいたい60~80代が中心でした。
受講生は25名。メイン1人と、サブが私を含めた2名でした。

今日の記事のタイトルはその講座で、77歳の方からいただいたメッセージです。
「これからの人生が楽しくなります。」

心から嬉しかったです。
また、初日にパソコンを全く扱えなかった女性も、帰り際に「楽しくなってきました」と
笑顔でコメントいただいて嬉しかったです。
封印していたパソコン、電源を入れて触ってみているそうです。
パソコンはもっともっと楽しいことがたくさんできますので、これからも楽しく
チャレンジしていただきたいと思います。



講座最終日、皆さんが笑顔でお帰りになる姿をみると、
インストラクターの仕事って、すばらしい仕事だと改めて感じます。

これからも、たくさんの方に”新しい世界が開く楽しさ”、”レベルアップする楽しさ”、
”パソコンの楽しさ”をお伝えしていきたいです。
また、新しい人生をはじめるキッカ作りのお手伝いをできればと思います。

そして、それができるよう、これからも精進してきます

20名を超えると何かが違う・・・

2006年07月12日 | IT講習
今週は夜にExcel初心者向けのExcel初級講座(IT講習)のメインを行っています。
今日で3日目が終了しました。
受講者数は27名。年齢層は20代が1名いますが、ほとんどが40~70代です。
メイン1人と、サブが2名付きます。


今まで20名の講座は行ったことがありましたが、
30名近い講座のメインを連日で行うのは初めてです。

なんとなくの感覚ですが、20名を超えると、メインをする際の感覚が
ちょっと違ってくる気がしています。
何というか、一筋縄ではいかないな・・・というか。

受講生の頭の中の処理速度や、柔軟性のばらつきを強く感じるのです。
また、こちらが一般常識でわかっているようなことがわかっていない方がいたりと、
うまくいえませんが、パソコン以前の段階での認識レベル(幅と言った方がしっくりくるかな?)差も感じます。


同じインストラクションですが、大人数の講座になると特に、
 ○誰にでもわかる言葉
 ○誰にでもわかる言い回し
 ○誤解のない言葉のイントネーション
 ○全員の操作を束ねるためのキーワード
・・・と、このあたりのが非常に重要になるのだと感じています。


気をつけていても、まだまだ足りない点がでてきます。
今回の講座は、サブの先生方がとてもよいかたで、休憩時間に
気付いたことを報告すると同時にアドバイスをくださいますので、
それらを一コマ一コマの講座に取り入れていって試行錯誤しています。


講座3日目にして、”受講生が20名を超えると”何かが違うぞ・・・と
感じ始めています。
何が違うのかはまだよくわかりませんが、あれこれ試しつつがんばります
この講座はあと2日。

受講生の皆さん、ちゃんと理解してついてきてくださっているのかな?
表情は必死で、そして楽しそうにも見えますが、心のうちはわかりません
最終日、皆さんが達成感とスキルアップしたことを実感していただけるとよいなぁ。

マウスを開けて見せてみる

2006年07月12日 | IT講習
パソコンの初心者向にマウス操作をレッスンする際に、私はしばしば
マウスの裏側を開けて、ボールを出して見せます。


初心者にとって、最初の難関がマウス操作です。
思うようにマウスを動かせず、そこで苦手意識を持ってしまう方もいらっしゃいます。

マウスの持ち方や、動かし方をレッスンしても、たいていの場合、
きちんとできるのは最初だけで、だんだん複雑な操作の講座になっていくと
マウスの持ち方が危うくなってきます。

例えば、指2本でマウスを恐る恐る動かす方や、マウスが斜めに浮いてしまっている方、
また、水平垂直に動かせず、斜めに動かしたためにうまくいかない・・・。
そのような光景があちこちで見られるようになります。

マウスの持ち方や動かし方というのは、いったん自己流で変なクセがついてしまうと
正しい形に直すまでに時間がかかります。
毎回使うものですので、正しく持ってラクラク動かせるようになっていただきたいと
思っています。

+++

初心者のレッスンを行う時、一番最初はマウスを普通に持って動かしていただきます。
だいたい皆さん、マウスポインタがヘロヘロ~・・・となって、上手に動かせません。

それを体験していただいた後に、ボールが入っているマウスの場合、
そのボールを開けて出して見せてみます。
ボールをコロコロと縦横に転がして、その様子を見ていただくことで、
マウスポインタがどうやって動いているのか、また、
うまく動かすには、ボールをどのように転がせば良いのかのイメージがつかめます。

同時に、コロコロ転がるボールをしっかりつかんで操作するためには
マウスにきちんと手を添えて動かすことがポイントであることをお伝えします。


たった一つのマウス操作をレッスンするために、ここまでするのは時間がかかりますが、
これをすることで、皆さんのマウスの動きがパッと変わります。
「前より動かしやすくなりました!」と声が聞こえます。

”マウスを動かす”というよりも”ボールを転がす”。
この考え方の切替で、こちらから注意せずとも皆さん、
上手にマウスを動かせるようになります。


マウス操作というのは、慣れた者にとってはなんでもない操作で、
そしてレッスンをする際にもわりとササッと進んでしまうところです。
しかし、初心者にとってはマウスポインタを自由自在に操れるようになることが、
一番最初の難関であり、大きな課題です。


+++


私は現在、昼間インターネット講座のサブの仕事をしています。

受講生は皆さんある程度基礎操作はできる方ばかりなのですが、
その中に1名、完全な初心者の生徒さんがいらっしゃいます。
70代くらいの女性です。

月曜から金曜までの講座で、初日はすごく厳しいお顔で、わからないわからないと
おっしゃっていました。
月曜の講座の後、今日の記事にしたようにマウスを扱うときのご説明と
練習を少ししてみました。
そうしたら、昨日の火曜のレッスンでは随分マウスがススっと動くようになってきました。

ご本人も少し自信が付いたご様子。笑顔が見られました。
今日もこれから3日目の講座がはじまります。
どんなご様子でいらっしゃるかな♪

5日間で一歩一歩、スッテップアップ。
最終日、この方もそうですが、他の皆さんもどれだけの力がつくか楽しみです


では、今日も行ってきま~す



サブのプロ

2006年07月09日 | サブのお仕事
私の友人が、ある派遣会社でインストラクタの講師手配の仕事をしています。
講師手配というのは、講座開講が決まった際、どのインストにどの仕事を依頼するか、
それを割り振りする仕事です。

たくさん登録しているインストラクタがいますが、それぞれに性格が色々とあったり、
インスト同士の合う合わないがあるそうです。

ある講座のメインとサブはすぐに決まるけれど、ある講座のサブを引き受けてくれる
インストがなかなかいない!など、大変そうです。


そんな友人に聞いた話です。
その会社には、メインはせず、サブ専門で登録している方もいるそうです。
サブ専門で長くしてきているインストの中には、
「独自のスタイル」を持っている方がしばしばいらっしゃるのだとか。

自分の独自のスタイルを持ってサブをするので、一緒に組むメインのやり方と合わず
けんかになってしまったり、うまくいかない。。。
このようなことが多々あるそうです。

このようなサブの場合、メインとの組み合わせが難しく、苦労するとのこと。


+++


私はまだ集団講習は長くはないので、ちょっと違う点もあるかもしれませんが、
今の時点で考える”サブのプロ”について書いてみようと思います。


以前にもこのブログに書きましたが、”サブは黒子に徹すべし”、これが
全てだと思うのです。


「独自のスタイルを持つサブ」と言いますが、はたしてサブが”独自のスタイル”を
持って、よいサブができるのか。
疑問に思います。

サブの仕事は、メインが進める講座をスムーズに進めるためのサポートです。
スムーズに進めるためには、メインの意図を汲み取って行動することも必要ですし、
またメインの伝えたいことを、受講生皆さんに伝わるように、
上手に飛び回ることも必要です。


メインにも色々な先生がいます。
その色々な先生のやり方に柔軟に対応して、講座を滞りなくサポートできるのが
よいサブであり、サブのプロであると考えます。

それをかなえるのに、自分独自のスタイルを持っていては
難しいのではないでしょうか。

+++

まだ集団の経験が浅い私は、その”独自のスタイル”を持ったサブの先生に
出会ったことがありません。
独自のスタイル、というものがどういうものなのかもまだわかりません。
もしかしたら、今後出会うことがあるかもしれません。
そのとき、自分はどのように行動するかしら・・・。
そんなことも同時に考えます。


++++++++++++

■参考記事(『OAインストラクターのオンとオフ』過去記事)
 *サブは黒子に徹すべし!

資格が無くてもインストラクタはできるけど。

2006年07月07日 | インストコラム
OAインストラクタの仕事は、学校の教員とは違って、特に免許や資格が無くても
できる仕事です。

私自身、無謀にもパソコン知識、ほぼ皆無の状態からインストの世界に入り、
実際に実務を始めてから、インストとして基礎部分にあたる資格や検定試験
(P検・日商・MOS・MOT・・・etc)を順番に取得していきました。

そして数年。そんな私は、現在働いているスクールでは
”資格をたくさん持っているshienaさん”と言われています。
そして、他のインストの方々は「資格がなくてもインストはできる」と言います。

”資格をたくさん持っている”と呼ばれるのは、誉め言葉なのだろうけれど、
あまり嬉しくはないのが正直なところ
逆に、そこで版を押されたような見方をされることに
少々息苦しさも感じるこのごろです。


++++++++++++


インストを始めて、一番最初に働いていたのは、某大手のPCスクール。
当時、私の周りにいた先輩インストは皆さん、資格を持たない方ばかりでした。
でも皆さん素敵な方々で、今でもそこでのインスト生活が、私の基礎になっています。
当時はそんな環境のなかで、私は「資格なんて持っていなくたって、インストはできる!」また、
「資格があるからって必ずしもよいインストとは限らない」と思っていました。


そのように過ごしてきて数ヶ月。
あるとき、「やっぱり・・・・、資格をとろう」と思わされた出来事がありました。


その日はいつもの個別授業。
私の担当のコマに、日商ビジコン2級の試験対策をなさっている生徒さんがいらっしゃいました。
(ちなみに、ビジコンの試験は今年の3か4月頃に終了しました)
当時の私は、ビジコン3級も持っていませんでした。

その生徒さんは前回受験に失敗しているとの話で、その日もなかなか思うように
問題を解き進められないことに落ち込んでらっしゃいました。

よく初心者の方には「大丈夫ですよ、ゆっくり進めばできるようになります!」と
お伝えしてきた私ですが、このときばかりは、さすがにそのような言葉は
かけられませんでした。

思いつく限りの励ましとサポートをしたものの、
自分の不甲斐なさと情けない気持ちとともに、
受講生の方への申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

もしこのとき、自分がビジコン2級を取得していたならば、
「大丈夫ですよ」の一言にも力を込められたと思いました。
また、励ますだけではなくて、自分の経験からのアドバイスで、その生徒さんを
本当の意味で”励ます”こともできたと思いました。

この経験で私は、自分も資格を取得しようと決めました。


ビジコンから始めて、最後のMOTにたどり着くまでは、仕事をしながらだったので、
1年半~2年くらいかかりました。
その間には、トントンと取得できたものもありますし、一筋縄ではいかないような
キビシー暗記物もありました。
また、勉強量にもかかわらず、あえなく撃沈した試験もありました。


そんな日々が過ぎて思うことが、やはり資格はもっていた方がよいということ。
「持っていたほうが・・・」というよりも、資格を取るための勉強をするということと、
また、自分が合格したり、落っこちたり、それを重ねていくことが
いちインストラクタ、、、また人としての幅を広げるには貴重な経験になることを学びました。
もちろん、知識も増えるので1人の生徒さんに様々な点からアプローチしていけます。


こうして自分が身を持って”パソコンとの格闘の日々”体験すると、
試験に合格できた生徒さんの喜びもすごくよくわかるし、
また、厳しい試験勉強に取り組んでいる、その最中の辛さもよく理解できます。
そして、落ちてしまった人の気持ちも。


資格を持たなくてもインストラクションはできるけれど、
もし、資格はいらない、とお考えのインストの方がいらっしゃいましたら、
一度何かのパソコンの試験、合格目指してみてはいかがでしょうか。
インスト生活がさらに楽しくなりますよ♪ なんつって。

資格を強制するつもりは全くありません。ひとつの提案です


+++


そして今、あのときの生徒さんに、今の私だったら
どんな言葉をかけて差し上げられるだろう。
そんなことを、ふと思いました。


Photoshop Elements講座-2クール目の準備

2006年07月01日 | 教職員研修
先日から記事にしているPhotoshop Elements講座、夏休みの時期に
2クール目が行われます。
次回もメインを担当させていただきます。
予算の都合らしく、またサブがつきません・・・。

上の写真は先日遊びで作成したCDラベルです。
「Corrs」というアーティストのCDのラベル・・・という想定。
以前撮ったケーキの写真を加工しました。

講座を担当してから、すっかりPhotoshop Elementsにハマってしまっています
CDラベルばかり10枚以上作りました 使わないのに。笑

+++

前回の失敗を踏まえて、次回の予定を組みなおしています。

第1回:Photoshop Elementsを使用した写真編集と、写真を使ったword文書の作成
第2回:デジカメから写真の取り込みと記憶メディアへの保存
第3回:レイヤーを使用した作品作成

ざっくりと、このような流れで・・・と考えています。
"写真整理モード"を大幅カット。
Photoshop特有の機能を主に扱うことにしました。

各回ともに時間に余裕を持たせているので、次回はきっと大丈夫!
・・・だと思います。


今の私の楽しさを、受講生の皆さんにお伝えできるとよいなぁ
ところで、そろそろCDラベル以外の作品も作ろうと思います。笑