他の型と同時に製作を進めていたので、完成しちゃいました。
(マーキングはこれからです)
32型は発動機を940馬力の栄12型から1130馬力の栄21型へ換装、
この為にエンジン後方の燃料タンク容積が激減しています。
燃料タンク容量の減少は、主翼内へのタンク増設で多少は改善していますが、
新型エンジンによる燃費の低下もあり、32型の航続距離は短くなっています。
登場した当時、21型は1号零戦と呼ばれており、32型は2号零戦と呼ばれていたそうです。
最大の特徴は主翼端を50cmづつ切り詰めた事で
スパッと切り落とした様な外観は零戦の中でも異様な存在です。
なんとなく日本機っぽく見えないデザインですね。
32型が投入された当時、海軍はガダルカナル攻防戦に突入しており、
新型零戦の華々しいデビューになる筈だったのですが、航続距離の問題が表面化。
(ラバウルからガダルカナルまでの長距離飛行に対し32型はダメ出し)
生産は三菱のみで、僅か343機で終了してしまいます。
32型の航続距離問題は海軍の開発担当者が辞表を提出する程の問題に発展(2号零戦問題)
(実際には落下式燃料タンクを装備すれば問題となる程の航続距離低下ではなかった)
こんな事が原因で一般に32型は失敗作の様に語られてきました。
かくいう私も零戦の模型の中では32型は最も製作した回数が少ないです。
しかし、横転性など空中戦能力の向上や優先的に航空母艦に配備された事実が発覚する等、
以前に比べ評価を見直されつつある機体です。
32型は最近まで空母での運用実績は無いと言われていましたが、
航空母艦の甲板から発艦する写真が出てくる等、定説は覆されています。
太平洋戦争が終結して半世紀以上が経過しましたが、まだまだ新発見は多いんですね。
(マーキングはこれからです)
32型は発動機を940馬力の栄12型から1130馬力の栄21型へ換装、
この為にエンジン後方の燃料タンク容積が激減しています。
燃料タンク容量の減少は、主翼内へのタンク増設で多少は改善していますが、
新型エンジンによる燃費の低下もあり、32型の航続距離は短くなっています。
登場した当時、21型は1号零戦と呼ばれており、32型は2号零戦と呼ばれていたそうです。
最大の特徴は主翼端を50cmづつ切り詰めた事で
スパッと切り落とした様な外観は零戦の中でも異様な存在です。
なんとなく日本機っぽく見えないデザインですね。
32型が投入された当時、海軍はガダルカナル攻防戦に突入しており、
新型零戦の華々しいデビューになる筈だったのですが、航続距離の問題が表面化。
(ラバウルからガダルカナルまでの長距離飛行に対し32型はダメ出し)
生産は三菱のみで、僅か343機で終了してしまいます。
32型の航続距離問題は海軍の開発担当者が辞表を提出する程の問題に発展(2号零戦問題)
(実際には落下式燃料タンクを装備すれば問題となる程の航続距離低下ではなかった)
こんな事が原因で一般に32型は失敗作の様に語られてきました。
かくいう私も零戦の模型の中では32型は最も製作した回数が少ないです。
しかし、横転性など空中戦能力の向上や優先的に航空母艦に配備された事実が発覚する等、
以前に比べ評価を見直されつつある機体です。
32型は最近まで空母での運用実績は無いと言われていましたが、
航空母艦の甲板から発艦する写真が出てくる等、定説は覆されています。
太平洋戦争が終結して半世紀以上が経過しましたが、まだまだ新発見は多いんですね。