こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

日本海軍駆逐艦 橘

2009-08-13 20:53:39 | Weblog
作りかけの駆逐艦が完成しました。

橘は日本海軍が建造した駆逐艦の中で最後の量産型になります。

既に制空権も制海権も失っていた海軍が短機関で建造出来、
対空戦闘能力と対潜能力を重視したタイプです。

直線を重視したデザインは建造日数(工数)の削減に寄与し、
主砲は対艦用ではなく、高角砲を搭載しています。
また、爆雷や水中聴音機等の対潜装備も充実。

一方で、魚雷の省略だけは許されなかったようで
4連装の発射管を1基だけ備えています。

しかしながら、
この橘型をもってしても敵潜水艦に対して有効な効果は得られなかったようです。
(対空戦闘も然り)
橘は1945年7月14日、函館港にて航空攻撃で撃沈されています。

今回は、市販のエッチング・パーツを多く使ってみました。
ハセガワから発売されている、小艦艇用(主に爆雷関係)
発売されて間もない13号電探セットを用いてみました。

爆雷関係のパーツは組み立てやすく、それなりに視覚効果は有りそうです。
一方、13号電探は曲げの必要な部分が多く、
出来上がってみると、それほど効果が高くない気がします。
(13号電探は後部マストに付いてるゲジゲジみたいな部品)
費用対効果は高くない様にも思えまが、2セット買ったのでゴシゴシ使わねば。

エッチングパーツを常用するようになると、
マストも真鍮線などで自作しないとバランスが崩れますね・・・
(プラ成形では太過ぎるのです)

所詮は個人の趣味なので、どこで線を引くかは自分で決めないと
キットの値段よりも改造パーツ代の方が高くなってしまいます。
この辺りに模型の難しさが潜んでいるような気がします。