クパチーノ再訪

夫のアメリカ赴任について行くブログ

明日はアメリカ中間選挙

2010年11月01日 | 日記
アメリカ全国での中間選挙が明日11月2日に迫りました。

私自身は関係ないのですが、投票権のある人は週刊誌のような厚さの資料を見て
議員や州知事、副知事(アメリカでは知事が副知事を指名するのではなく投票で決めるそうです)などの投票、
Proposition と呼ばれる法案への賛否など、同時にあれもこれも判断しなければならない様子。

詳細は Official Voter Information GuideElection Guide 2010(SF Mercury News のもの)などでも確認できます。

 
こんなサイトもありました。投票方法や結果などが確認できるようです。

Proposition は番号制になっているので、"YES on 00" などのCMも結構放送されています。
また、例えば、こんなキャンペーンがされていたりも(写真

カリフォルニアでは、19番がマリファナ合法化案で、"The POT Proposition" などと有名にもなっている様子。
ただ、これはあまりCMがありません。
聞くところでは、賛成派も反対派も予算を使い果たしたとか 

マリファナはすでに医療用として使われ、処方箋を持っている人にはマリファナ入りのお菓子も売られていたりするそう。
子供が間違って食べたという事故(Children sickened by pot-laced cookies)も起きています。

ベイエリアの中ではあまり治安が良くないほうで有名なオークランドでは、一部栽培も認可
Oakland Approves Four Marijuana Factories

目先の利益のために安全など大切なことを犠牲にして、結果痛い目も見てきたはずなのに、
こういう法案が出てしまうのが、何に対しても自由なアメリカということなのでしょうか?
マリファナ+車、+銃、少し考えたら恐ろしいことはたくさんあるように思うので、この行方は気になります。
たとえ州で認可されたとしても国としては取り締まる方向らしいのが救いですね。


ところで、私にとって一番インパクトのあったテレビCMは、
シュワちゃん後のカリフォルニア州知事戦を戦っている二人、(Meg Whitman<メグ・ホイットマン>と
Jerry Brown<ジェリーブラウン{知事満期経験が三選禁止規定の制定以前だったため、再出馬可能とのこと}>)
のもの{他にも数人立候補はしているようですが、この二人が事実上の一騎打ちのようです}・・・ではなく、

こちらの団体のCM↓
Chinese Professor (注意:音が出ます)

時は西暦2030年、中国の大学講義の様子。
古代ギリシャ、ローマ帝国、大英帝国と並んでアメリカもすでに衰退した過去の大国として挙げられ、
今では中国に借金を返すために働いているようなものだ、と笑うもの。
もちろん、その原因の(と、このCM内で想定されている)現政府の実行した幾つかの政策を揶揄し、
協力して予算方針を変えさせましょう!というCMなのですが・・・

かの国の人たちはどう感じるのでしょうか?
まるで悪者のように扱われて嫌な思いをしないのか、あるいはむしろ「我が意を得たり」とほくそ笑む感じ???

はからずもまた中国がらみの内容となりました 

     

選挙とは関係のない話を。
つい先ほど、サンフランシスコジャイアンツが56年ぶりにワールドシリーズで優勝しました!
野球はあまり興味がなく詳しくもないものの、地元チームの勝利だとなぜかお祝いする気分になりますね。
開けている窓から祝砲のような花火の音も聞こえ、テレビでは特番も始まりました。
おめでとう