柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

死への導き「お迎え現象」

2020年09月07日 | 
親友の愛犬が突然、亡くなりました。
年をとり耳が聞こえなくなっていましたが
前日まで普通に過ごしていたそうです。

近くの写真屋さんの愛犬も昨日亡くなったと聞きました。
のろのろとお散歩をしているのを覚えています。

どのワンちゃんもみんな高齢でした。
我家の愛犬も、明日死んでも仕方ないほど老いています。

家族にとっては人の死も、ペットの死も、変わらない悲しみです。

そんな時に
13歳の少女が亡くなる前に
「以前飼っていた愛犬が夢に出てきて
『大丈夫だよ、僕がいるのは安全で安心な場所、一緒にいるよ』
と言ったような気がする」と医師に話した。
という記事を見つけました。

病院の医師や看護師さんは患者さんから
このような話しを聞くことが多く
死の数日前に、すでに亡くなっている身内の人が現われる
「お迎え現象」の聴き取り調査をしているところもあります。

故人だけでなく、亡くなったペットが来たという話もよく耳にします。

私の伯母は亡くなる1年くらい前から
「死んだ両親や家族が来た」
「あれは夢だったのかしら?でもはっきりと覚えている」
と私に話してくれました
それから叔母は何度もその体験をしています。

最後に聞いたのは「昨日は家族が全員この狭い部屋に集まってきたのよ。
話が楽しくてね、ワハハ、オホホと笑いながら一晩中話したのよ」
そのメンバーは、全員故人です。
「あんなに楽しかったのにすみ子だけがいなくてね。どうして来なかったのかね」
まだ、健在だった私の母の名を出したのを覚えています。

当時は、伯母が元気だったので、これは「お迎え現象」ではないと
私は思っていましたが
今思い起こすと、やはり一人住まいの伯母を心配して
祖父母や叔父が少しずつ、お迎えを繰り返していたのではないか
と思えるようになりました。

母の介護をしているときにも「誰かの夢を見た?」と
時々、探りを入れてみましたが
母は殆ど夢すら見なかったようです。

実際に死が近くなったころは
会話もできないくらい寝ているばかりだったので
「お迎え現象」があったのかは不明です。

高名な医師や学者の方々が
この世の中で科学で解明できることは「ほんの一握り」
だから、あの世を否定していない方が意外と多いと聞きました。

私には説明する言葉もありませんが
お迎え現象によって、死が怖くなくなる人がいるなら
素敵な事だと思いませんか。





最新の画像もっと見る