その女性に合ったのは15年くらい前です。
定年を迎えたばかりでキャリアウーマンそのものというイメージでした。
未婚でお一人住まいです。
この時点ですでに遺言書を作っていました。
彼女のそばにはお兄様がいて何かとお世話をしてくださるそうです。
「兄は私に何かがあったら、当然自分が私の財産を相続すると思っているのよ」
「今までいろいろあって、私が信頼しているのは甥っ子なの。だからこの先は甥に面倒見てもらうつもりだし、財産もその子が相続するように遺言書を書いたのよ」
「今は、まだ兄には従順にしているけど、兄がそれを知って驚く顔がみたいわ」と茶目っ気たっぷりに秘密の話を聞かせてくれました。
それからお目にかかる機会はありませんが、その後どうされているかしら。
後日談があればお聞きしたいです。