柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

身元保証契約は、おひとり様に必要です

2012年10月23日 | 老後
お一人暮らしの方が、だんだん年をとられ
日常生活にも不安を感じるようになると
老人施設への入居を希望するようになります

また介護のお世話をしているケアマネージャーも
施設へ入ることを勧めてきます

しかし、入居条件として
身元保証人が必要になる場合が多くあります

家族がいれば、身元保証人になれるのですが
いない場合は、施設への入居ができなくなります

身元保証人は、もしも入居費用が払えない状況になったら
その金額を保証する義務があります

親族や親しい友人でも
身元保証はなかなか引き受け手がありません

また入院した場合も同様に身元保証人がいります
入院費用だけでなく、手術の同意や
もし亡くなった時には身柄を引き取ることも必要になります

また賃貸住宅への入居にも身元保証人は要りますね

夫婦二人暮らしでも
高齢者が身元保証人にはなれないのです

暮らし向きに余裕があっても
家族がいない人にとって
身元保証は大きな問題です

1人暮らしの問題として
認知症になった時、財産を管理したり
色々な契約を代行したりする後見契約は
すでに、多くの方が知っています

また死亡した時に、誰かに葬儀を託さなければ
葬式も納骨も、死後の諸手続きも
生活の整理も出来ないことは
想像がつくのですが
もっと前の段階で
身元保証が必要になることには
なかなか、気が付かないものですね

今は身元保証をしてくれる団体がありますので
家族がいなくても大丈夫になりました

もちろん費用は掛かりますが
知っていた方が、いいことですね

今は家族がいても、親せきがいても
この契約を利用する方がいます

家族と疎遠になっている
色々な事情で頼めない

また、親しい兄弟はいるが高齢だし
その家族にも迷惑をかけたくない、と考える人もいて
多くの方が、身元保証契約を利用するようです

私も最近まで知りませんでした


葬儀のサポートだけでなく
高齢者にとって生前のサポートは
トータルで引き受けないと、意味がないようです






エンディングノートは無料で配布?いいえ!買ってもらってます

2012年10月23日 | 不思議
オフィス・シバタ著のエンディングノートが完成して1か月がたちました

出来上がるまでに時間がかかったせいか
以前から話をしていたせいか
お陰様で400冊近く売れました

救急隊の方へ、のノート
元気なうちに見てほしいノート
死後に見てほしいノート

の3部作で、
使い勝手が、今までの物にはない、のが
話題のようです

今までのエンディングノートは大抵、無料で配布されていました
葬儀社、士業(司法書士、行政書士など)金融機関、保険会社
みんなサービスでした

どうやら、無料配布が当たりまえと思っているようです

ところがただの物には執着がないのか
殆どの人が持っていても書いてない、のです
中には、エンディングノートのセミナーまで受けている人もいます

これって「書かないと意味がありません」
これからの高齢世帯は
自分たちの事を詳しく知る人が周りにいなのです

同居をしている世帯も
干渉しあわない、のが上手くいく秘訣なので
ちょっとした事が解りません、ね

ましてや一人身なら、なおさら知る由もありません
でも、もし死んだら、後の事どうします?

やっぱり、何かに書き記す必要が有りますね


本屋さんでは1000円~2000円位で売っています
結構、買う人がいるそうです

事実、私のセミナーでも多くの方が買ってくださいました
以前にエンディングノートを手に入れて、そのままの人が
セミナーを受けに来ています

区や市の施設では、販売ができないのですが
それでも
後から申し込みが多くあります

私のエンディングノートは1500円
送料、振り込み手数料まで込めると2000円近くなるのに
お買いあげ頂けてます

それだけの内容だと、自信があるので・・・
自信過剰はいつものことですが・・・


どういう訳か、
葬儀社、士業(司法書士、行政書士など)金融機関、保険会社お方たちは
エンディングノートは無料配布の物と思い込んでいます

1500円を無料にしたら、かえって怪しい?
後で何をたくらんでいるのか???
有効に使っていただく為には、堂々と売っていただきたいです、、、

ただし、売りっぱなしはダメ
ちゃんと責任もって書き上げるのを手伝ってもらいたいです

何のために自分の会社がエンディングノートを扱っているのか
それをきちんと考えてほしいですね
あなた方の知識こそが、老後には必要だからでしょう!
その知恵や手間こそがサービスに値するのです

そのプロの知恵が
一般の方々の老後をサポートできるのですから

と、内輪には苦情を言いつつ
皆さんには是非、エンディングノートを活用して頂くことを
お薦めします

書いているだけで目からうろこが落ちますよ
へー、って思う事ばかりです