柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

大手スーパーの葬儀屋さん

2009年08月26日 | 世の中
最近大手スーパーが葬儀に参入して話題になっていますね。

スーパーが直接葬儀社を運営する訳でなく、葬儀を受け付ける窓口に
なるんですね。

他にも同じように異業種が窓口だけしている処はありますね。

皆、「今までの葬儀と違う」「明確な価格」などなど言ってますけど。
実際に施行するのは、町の葬儀社なんですよね。
スーパー側の設定条件はあるのかも知れませんが、葬儀レベルの設定はないと思いますよ。
「この技量じゃ、うちの名前で葬儀してもらっちゃ困るなー」みたいな。

この町の葬儀社のしてきた葬儀に、皆さんは「ノー」と言っていましたよね。
「どの葬儀も同じスタイル」「価格は祭壇中心で中身が見えない」「不当な価格設定」・・・
そうです。いわば流れ作業でお客様不在の葬儀だった訳です。

町の葬儀社が全部、悪い葬儀社ではありません。
本当に良心的な価格で、お1人お1人の葬儀を大切にしてきた葬儀社も
沢山あるんですよ。
でも、そうじゃない処も沢山あったから
みんなが「そんな葬儀は嫌だ!!」と言っているんじゃないでしょうか?

でも、今回の大手スーパーのように「窓口だけは私のところ」
葬儀は「町の葬儀社です」って言うのは、どんな葬儀社でもいいんですよね。
スーパーの募集で集まった葬儀社が、スーパーの出した条件を飲めば
提携できる訳です。

葬儀社の気質や、仕事レベルは問題じゃない・・・てことです。

それって、今までと一体何が変わったのでしょうか?


最近、スーパーやコンビにでお弁当が300円を切って売っています。
消費者には喜ばしい事?
って言ってますけど。本当そうなんですか?
なんか、騙されてません?

そのお弁当を作る業者さんは、利益を最小限にして、もしかしたら儲け無しで
トントンで仕事を取っているんじゃないでしょうか?
仕入れ業者も同じでしょう。

仕事って会社に利益がなきゃ、正常な商売は出来ないでしょう。
働く人も報酬が上がらないでしょう。
皆が潤うようになるには、儲け無しで仕事しちゃダメでしょう。

本当に300円未満で、正当な食材で、働く人にも利益が出てるんでしょうか?

ほんの少し前ですよね。
商品を安くしないと売れないから
儲けを出す為に悪いと解っていても偽造をしていたのは。
それも、食品関係が多かったですよね。

そろそろ、物の本質を見ないと
消費者は、何処までも騙されて、馬鹿にされるのかも知れませんよ。

私、すっかり、しっかり、オバサンですかね。
文句ばっかり言って。