序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第37回公演「スマイルマミー・アゲイン」物語紹介第二場-2

2019-06-27 19:55:42 | 舞台写真



さて、三郎を中心に戯れて所へ、三郎意中の人由美が参ります。
いや三郎上がったのなんのって・・・



由美 「ゴメン、遅くなっちゃった」
孝雄 「ああ、由美さん」
三郎 「由美さん、遅かったじゃないの。みんな心配してたんだよ」
由美 「本当にごめんなさいね、三郎さん。子供を預けるのに手間取ってすっかり遅くなっちゃった」
三郎 「そうだったの。・・・エッ、子供」
由美 「そう、保育園に預けっぱなしって訳にいかないから、ご飯食べさせて母の所に預けてきたの」


三郎 「誰の」
由美 「なに、誰のって」
三郎 「誰の子供」
由美 「わたしのよ」
三郎 「由美さんの!」
由美 「勿論わたしのよ。君江っていうの、四歳になったばかり」
三郎 「君江ちゃん・・女の子」
由美 「そう、可愛いの。あれ、三郎さんにはまだ言ってなかった」
三郎 「・・・うん、聞いてない」
由美 「バツイチの事は言ったでしょう」
三郎 「うん、それはね」

大ショックの三郎であります。


三郎 「そうか、子供がいるのか・・・」

そんなところへ恭子がご帰還。
これで全員揃ったとわけですが、恭子に特殊な代行業務がありました。




     「菩提樹」を口ずさみながらPCに向かう恭子。
由美 「ああ、それ「菩提樹」って歌でしょう」
恭子 「ええ、由美さん知ってるの。だったら教えてくれない、社長に教わったんだけどちょっと怪しい所があるんだ」
由美 「いいけど、どうしてその歌?」
恭子 「今夜の式の新婦の夢が、結婚式で菩提樹を歌うことだったんだって、だから一緒に歌える人をってオーダーがあったの。本当はこの歌知らなかったけど他に持ってかれるのは癪じゃない、だから出来ますって言っちゃったの」
由美 「ああ、じゃ今日の式で花嫁と一緒に歌うんだ」
恭子 「そうなの」

こんな話の展開ですっかり元気を取り戻した三郎、再度のアタックに挑みます。
着替えの為に先に行くという由美の言葉に・・・


三郎 「俺も行こうかな」
恭子 「どうして?」
三郎 「いや、ほら、俺なんか初めての会場だから色々調べないと」
恭子 「三郎さん、あそこ初めてだっけ」
三郎 「イヤ、場所はわかるけど部屋がいろいろあるじゃないか、それに祝辞の練習もあるし」
恭子 「ああ、そうか」
由美 「三郎さん、一緒に行く」
三郎 「ああ、行く行く」

三郎の攻勢はなおも続きます。


三郎 「由美さん、バック持つよ」
由美 「あら、いいわよ」
三郎 「いや、持つよ。やっぱり当世は物持つの旦那の役目でしょう」
由美 「旦那って?」
三郎 「あの・・役の、今日の役の、夫婦の・・俺、旦那役」
由美 「・・・ああ、その」


三郎 「そう、その。ヤッパリ、役やるには、リアリティが必要なんだよな、ジャイアン」
剛史 「えっ!・・・あの・・」
三郎 「実際、モノを持ってやったりして体験した方がいいだろう」
孝雄 「だよね!」
剛史 「・・・ああ、そうですね。その方が役にリアリティが出ると思いますね」
三郎 「ねえ、リアリティなんだよ」
由美 「ああ、そう。じゃ、お願いします」
三郎 「ハイ、承知しました」

まんまと鳥羽口を開いた三郎。
さてこの恋の行方は如何に・・・
三場に続く。

撮影鏡田伸幸

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