序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

老衰日記13

2017-09-06 15:45:44 | 老衰日記
脊柱管狭窄症も本復し、足腰の筋力も本来のものとなった。

テニスの感覚も戻り、若い者と対等に打ち合えるように戻った。

次回の公演台本も書き終え、チラシ原画もデザイナーに渡した。

まだ頭の方もボケは来てないようだ。

万事が順調と言いたいところだが、やはり老化は着実に進んでいるようだ。

70の歳を聞いたその直後から、朝起きると手がむくみ強張りを覚える様になった。

行きつけの整形外科へ行ったところ手根管症候群ではないかという。

私の原因はという問いかけに、医者は軽く「老化です」

私はまた老化のステータスの階段をまた登った訳だ。

私の父は28年前の平成元年に他界した。

68だった。

父は高名な画家で、他界する直前まで筆を離さなかったというから、多分ではあるが手根管症候群にはなっていない若い人だったのだろう。

私は父の体験し得なかった新たな老化体験をしているのだ。


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