ことしの桜花はいつもより長く咲いている。ぼくらに、これが最後の機会だと教えるように。

2008年04月05日 | Weblog



▼にんげんも、日本国民も、まだまだ捨てたものじゃないぞ。

 それが今、大樹玄承(おおき・けんじょう)師のチベットに向けたメッセージを聴いてくださった、多くの、ほんとうに思いがけず多くのかたがたの、共通した気持ちではないでしょうか。

 実は、ゆうべ金曜の夜に、関西テレビの小さな会議室で顔を合わせたとき、師の眼には苦悩の色がありました。
 そして、「青山さん、青山さんはブログに良心と勇気と書いてらしたけれど、わたしは、そんな大それた人間じゃありません」とおっしゃったのです。

 ぼくは師の眼を見て、魂の眼を見て、「大樹さん、ぼくがつたないなりに、いつも視聴者のかたがたや国民のみんなに呼びかけているのが、大それた良心や勇気だったことは一度もありません。みんなが、その生活の場で、そのまんま、ほんの少しだけ、小さな歩みを踏み出しましょう、あるいは、ただ胸のなかで考えるだけでもいいのですと、言っているつもりです。明日の生放送は、たいへんなことです。しかし、同時に、小さな最初の一歩です。ありのままの大樹さんの思いを、静かに示していただければ、それだけでいいと信じます」と応えた。

 師は、穏やかに頷かれた。
 師の隣には、師の生きかたを支える、おくさま(尼僧)と、圓教寺執事の金子師がいらっしゃった。
 このおふたりが、この夜に、控えめに、しかししっかりと「どうしたら公平な宗教者としてのメッセージになるか」について意見を述べてくださったことも、師が最後のちいさな迷いを超えて、最終の決意をされることに繋がった。

 師は、まさしく衆生(しゅじょう、命あるもの)の苦悩と共に迷われ、ためらわれつつ、そして、歩幅は小さいのに深い淵を一気に飛び越える、その勇気をみなに示されたのです。

 そこがいちばん、凄いと、ぼくは思います。
 巨大な国家の圧力に淡々と、強靱に、立ち向かい、隅々までしきたりがゆきわたった宗教組織と共存しつつ、にんげんの自由な、自律した意思を示すためには、この迷いを含んだ勇気こそが、有効なのだ。
 ぼくはあらためて、今そう考えます。


▼きょうの生放送に至るまでのことは、あとで(記せる範囲で)記します。

 ぼくの長年の読者である「風便り」さんによると、このブログにコメントが書きにくくなっているそうです。
 原因は分かりませんが、ひょっとしたら、このひとつ前の書き込みへのコメントが80件を超える多さになったからかも知れません。

 そこで、とりあえず、この書き込みを新たに置いておきます。
 コメントしてくださるかたは、利用なさってください。




 みなさん、ありがとうっ。
 みんながね、ぼくの知らせにあんなに熱く反応してくれたからこそ、きょうの生放送が、最後まで揺らぐことなく、ほんとうに実現したのです。
 みんな、かっこいいぞ!
 われら大和の国の民の、名もなき名誉を、おのれの虚栄のためじゃない名誉を、世界に示しました。
 きょうの主役は、大樹師と、師を見つめた、みなさんでした。


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30 Comments

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きっと伝わる (えるぜ)
2008-04-05 21:27:20
青山さん、お疲れ様でした。
今年の桜は本当に長く綺麗に咲いてくれておりますね。

躊躇いながらもそれでも踏み出して下さった 大樹玄承師の勇気ある一歩はとても意義深い大きな一歩であったと思います。そしてそれは青山さんの存在があってこそだったとも察します。

今日は朝からずっと固唾を飲んでPCの前から
あまり離れずに過ごしていました。
皆様のお働きにより放送内容もしっかりと拝見する事が叶いました。
そしてこの熱いうねりはチベットへも「きっと伝わる」と確信しました。
ありがとうございました。 (まり)
2008-04-05 21:43:49
初めてコメントさせていただきます。いつも青山様のテレビは見ています。いつも新聞、テレビをチェックしていますが、ほんとに日本は情報が少なすぎます。しかし、今日は大変価値のあるものを見せていただきました。涙ながらに訴えておられた大樹 玄承 執事長様のお気持ちひしひしと伝わり、またこれをきっかけに良心のある方達が続いてくださることをお祈りしています。大樹 玄承 執事長様にこういう機会を与えてくださった青山様、関西テレビの方にもほんと感謝です。
これからもお体にご自愛の上、私たちに真実をお伝え下さい。ありがとうございました。
バトンタッチ (微力)
2008-04-05 21:55:14
今日はお昼頃から「N」サイトに何度も同じ情報が繰り返しUPされていました。
私が知っているだけでも4回ですが、それらは全て直ぐに削除されて現在これだけが見られます。
http://www.nicovideo.jp/watch/fz8255283
UPされている方々、お疲れ様でした。
自らの頭で考える (ハハサウルス)
2008-04-05 22:56:59
はじめまして。青山さんのテレビでの解説を聞かせて頂くと、ほっとする(わかり易く、しかも納得できますので)一人です。
私は新潟県在住で、リアルタイムでは観られませんでしたが、ネットの動画で観せて頂きました。削除される前でしたのでしょう。しっかり声明文を拝聴させて頂きました。大樹執事長様のお顔に苦渋の表情が見られ、様々なしがらみを乗り越えてのご出演に感動と、切なさを覚えました。
“行動を共にしましょう”ということではなく、それぞれが“自ら考えて頂きたい”という部分がとても印象に残っています。自らの頭で考えるということを訴えておられることは、大変に意義のあることだと思うのです。
今回のチベットの件についてはもちろんのことですが、政治のこと、教育のこと、その他様々な面で、マスコミの報道等に流されるのではなく、自分で考えるということをしていかなくてはならないと思います。その為にも、青山さんのような方のお力が必要です。これからも頑張って下さい。
youtubeで (ロンリー)
2008-04-05 23:04:07
やっと拝見することが出来ました。
削除しないでくれたんですね、きっと。
関西テレビさん、削除しないでくれて
ありがとうございます。
関西テレビは素晴らしい会社です。
どうかこれからも、青山さんを助けて
ください。
全国に流して欲しい番組でした。
ありがとうございます (ハナ)
2008-04-05 23:05:00
初めてコメントさせていただきます。青山さんお疲れ様でした。私は仕事だったのでネットで拝見しました。今までこういった問題に無関心でしたが少しでも多くの人に伝えていこうと決めました。青山さんが仰られるようにネットで、職場で…。

海外ではもっとチベットの報道ははたくさんあるのでしょうね。日本がこんなにおかしな国になっていたなんて気づくのがあまりにも遅かったです。自分を恥じます。
感動! (桐隠)
2008-04-05 23:17:39
青山さん、今日の放送、見ているうちに自然と姿勢を
正しておりました。
大樹玄丞師、金子師、本当にお疲れさまでした。
大樹師の勇気、ご決断にはなんと申し上げればよいか言葉が見つかりません。
日本の仏教界にも大樹師のような方が居られる!
まだまだ日本の仏教界も捨てたものじゃないと嬉しくなりました。
師におかれてはこれから色々と大変だとは思いますが
頑張って下さい。
青山さんもくれぐれもご自愛ください。

☆胸が痛みました・・。 (ぽんより)
2008-04-05 23:33:01
 「ぶったま」拝見しました。
 大樹執事長さんの 謙虚ですが その奥に秘められた思いが 伝わってまいりました。

 苦悩された決断だったのでしょうね。 それなのに
私は、何も出来ないでいます。

 唯 自分のブログで 細々と発信するだけです。
心ある人たちへ 届く事を信じて・・・。

  これからも ご無理なさいませんように。


 
感動しました。 (TOMMY)
2008-04-06 00:02:37
本日の関西テレビの放送を拝見しました。
先月からのチベットの騒乱に心を痛めておりました。
日本の政府、マスコミは一体何をしているのか…その情けなさに憤りを感じておりました。

正直、同じ仏教の国として日本のお坊さんたちは何を感じ何を思っているのだろうか、どうして何も言わないのか、何もしないのかと思っておりました。

しかし、本日の放送を拝見し、お二人のお坊さんの善意と勇気に本当に感動し、涙が溢れました。
今回、声をあげられた事でご苦労をなさるかもしれません。
でも、がんばってください。
私はこのような方々が日本にいらした事を本当に嬉しく思うとともに誇りにおもっております。
私たちのような国民が今回の声明を支持し、共感し、個々の思いがひとつになりいつか大きな力になると信じております。
心が動かされました (みき)
2008-04-06 00:12:40
今日の放送感動しました。

大樹さんの声明文は勿論のことコメンテーターの方々の賛同も視聴者の心を動かしたと思います。

小難しく日中関の話を織り交ぜるよりもストレートに心に響く内容だったと思いました。

そして、青山さんがおっしゃった「どんどんインターネットで広げてください」という言葉にも勇気づけられました。ちいさくてもできることはあるんだ。と、思うことができました。

どんどん広げていきます!!

みんな、がんばろう!!