長すぎる書き込み(2/2)*すこし書き足しました。

2011年09月01日 | Weblog
【長すぎる書き込み その2】
(*これは、その1の続きです。上の、その1から読んでくださいね)


▽ぼくは、テレビ番組への参加(出演)を、辞めたい。
 それは事実だ。
 圧力が複数回、あったからではない。
 それはよけいに闘志が湧く。

 今夜、ぼくががっかりしたようなことに、疲れた。

 ぼくは、もともと目立つのが、かなり嫌いだ。それは以前にも、この地味ブログで申した。だからテレビは最悪に近い。
 そして本業は、ひとりの物書きであることと、小なり、いや極小なりと言えども日本初の独立系シンクタンクの社長であり首席研究員だ。
 したがって、テレビに参加する理由が、本来はない。
 それなのに、フェアなオファーがテレビ局からあれば、参加する。芸能プロダクションとは契約しないから、オファーがあるときは、常にテレビ局から直接、独研の秘書室に来る。秘書室がぼくに、「これこれ、こういう趣旨の番組ということですが、受けますか?」と、ひとつひとつ聞いてくる。

 フェアなオファーという意味は、ぼくにとって「伝えるべきを伝えられる」という意味だ。
 すなわち、視聴者・国民に伝えるべきを伝えたい、それだけしか、ぼくにはテレビ番組に参加する理由はない。
 その視聴者・国民のなかから、たとえば今回のように「スポンサーのご意向に左右されているはずだ」という声が、ネットを通じて届くと、正直がっかりする。
 あまりに真実、事実とかけ離れていると、あぁ、もう無理かなとも思う。 

 一方で、ぼくが感嘆してしまうほど正確に、番組での下手くそな発言の真意を理解してくれて、なぜテレビ番組に参加(出演)しているかも、思わず膝を叩きたくなるほど正確に理解してくれて、さらに、わたしたち日本国民の新しい生き方を一緒に考えてくれようとする方々も、たくさん、たくさん、いらっしゃる。
 その方々のことを思うと、ぼくは、今週も頑張らなきゃと思う。

 しかし、さらに一方で、疲労は蓄積している。
 独研が遂行してきた調査・研究も、たとえば国民をテロリズムをはじめ危機から護るための備えが日本政府には不充分であり、なかでも原子力発電所がテロに襲われたときのリスクについて、当初は不当にも無視していた時期もあったから、ふつうの国民のために、政府に「公平な立場から、改善について研究すべきだ」と提案してきた。
 日本のシンクタンクは、時の政府があらかじめ方針を決め、それに沿うような結論を導き出すという調査・研究が驚くほど多い。
 独研は、そうではなく、こちらから「政府の方針が間違っているから、それを正すために、この調査・研究をすべきだ」と逆提案をしてきた。
 ほとんど黙殺される。
 それでも、日本社会の凄いところは、どこにもいつでも少数ではあるが良心派と言うべき人々がいることであり、提案1000回に1回ぐらいの割合で、「それは、ほんとうはやるべき調査・研究かもしれませんね」」という反応がある。
 その様にして遂行してきた、政府機関からの委託による調査・研究プロジェクトは、すべて赤字だった。委託金額に関わりなく、祖国を実際に良くする調査・研究に仕上げるために、収益を計算せず、惜しみなく高学歴(大学院で修士号あるいは博士号を取得)の人材を投入し、海外出張もいくたびも遂行したからだ。

 独研は、研究本部と総務部に分かれている。後者は管理部門だ。前者の研究本部は、社会科学部と自然科学部を持つ。だからこそ「総合」研究所だ。
 赤字は、研究員を当時、多く抱えた社会科学部が主として生みだしてきたが、日本海などのメタンハイドレートを先進的に研究する自然科学部も、人員を極限まで、いや極限以上に抑えてなお、赤字を出し続けている。

 独研は潰れかけた。
 独研が潰れれば、ぼく自身は今よりはるかに、金銭的にも楽な生活ができる。
 しかし潰れれば、既得権益によって祖国の前進を阻んでいる側が、間違いなく大喜びをし、一部の外国勢力も喜ぶ。
 そして、日本を建国以来初めて自前の資源を持つ国に変える日本海のメタンハイドレートの実用化も、すくなくとも当面は、いや、ほんとうの真実を遠慮なく申せば、それどころか、すくなくとも何十年かは絶望的になる。

 そこで代表取締役社長として決断し、民間企業から委託された調査・研究プロジェクトはそのまま続け、政府機関から委託される調査・研究プロジェクトは、基本的には、休止した。
 政府機関から委託された調査・研究プロジェクトを担当してきた社会科学部の研究員は、独研を「卒業」して、国連や他の研究機関などに転職していった。
 社会科学部でも、黒字ではないが大幅な赤字にはならない民間から委託された調査・研究プロジェクトを担当している研究員は、現在も独研で奮闘している。
 独研は赤字をどこで消化するか。
 ぼくの年100回を超える講演会の講演料をすべて会社に入れ、テレビ番組のギャラも、芸能プロダクションに属さないから驚くほどの安さではあるが、すべて会社に入れ、そして、企画も情報収集も執筆も仕上げも一切すべてぼくひとりで行う会員制レポート(東京コンフィデンシャル・レポート、TCR)を発行し、その会員制レポートは順調に拡大しているから、、ようやく赤字に耐えている。
 さらに、ぼくの辛い個人借金も、投入してきた。

 今後、もしも祖国にとってどうしても必要な調査・研究であれば、赤字、収支とんとん、黒字を問わず、民間委託、政府委託を問わず、社会学部、自然科学部を問わず、断固として、取り組むことはあり得る。


▽上述の、政府機関から委託される調査・研究プロジェクトの休止は、たまたま政権交代が起きる前だった。
 すると、「青山繁晴は、自民党からカネをもらっていた」、「政権交代するともらえなくなったので、民主党を批判している」という趣旨の書き込みが、ネットに溢れた。
 こうした調査・研究は、政府機関からの委託であっても、政党とは何の関係もない。中立的な調査・研究であるからだ。民主主義国家ならどこの国にも、政党に左右されない中立的な仕事、課題はある。テロリズムから国民を護ることに、政党色は関係ない。
 そもそも、こうした調査・研究を遂行していることを、自民党であれ民主党であれ、政党はまるでご存じない。
 ぼくの公職は、原子力委員会の原子力防護専門部会・専門委員であれ総合資源エネルギー調査会の専門委員であれ、海上保安庁の政策アドバイザーであれ、いずれも平成19年までに任命された。
 たとえば、原子力委員会の原子力防護専門部会・専門委員は、「原発には巨大なリスクがあり、たとえばテロによって冷却できなくなれば国民を直撃する事態になる。リスクを直視して備えるべきだ」と、前述の調査・研究プロジェクトで防護・危機管理策を提案し、提案だけでなく実務として具体的に遂行してきたことが考慮されて、原子力委員会から就任を打診された。
 いわゆる「原子力村」の外に立つ人間が任命されるのは初めてだったから、ぼくはそれを評価し、受けた。
 政党から打診や任命をされたのではない。政党はまったく無関係だ。
 もしも自民党に任命されるか、あるいは自民党の影響下で任命されたのであれば、平成21年に民主党政権になったあとすべて解任されるはずだが、すべて続いている。
 そして、原子力新政策大綱策定会議の委員という公職は、民主党政権になってからの平成22年11月に任命された。
 すなわち、もう一度確認するが、政党とはまったく関係ない。

 それを「自民党からカネをもらっていた」などという虚偽の話にあっさりすり替えられたことに、ほんとうに驚いた。
 それこそ、どこかの政党や、あるいは外国組織から中傷されるのなら、戦う意欲が湧くし、実際、外国組織からは徹底的な中傷工作も繰り返されているから、それとは戦ってきた。
 しかし、ふつうの国民のために赤字を被って遂行してきた調査・研究について、その国民の中から貶める書き込みがネット上に溢れたために、身体から力が抜ける思いだった。
 だから、かなり長い間、何も反論しなかった。
 もともと「男は弁明するな」という家庭教育で育っている。
 弁明自体が嫌いなうえに、また、弁明に費やす時間もなく、この中傷・誹謗については放置してきた。 
そして、テレビで発信すればするほど、この中傷・誹謗は増えた。
 一方で、テレビで発信すればするほど、良心的に理解してくださる、ふつうの国民も増えたから、なんとか発信を続けて来られた。
 だけども、疲れは深く蓄積していった。


▽テレビだけではなく、この地味な個人ブログもできたら、やめたい。
 ぼくに何かをしろと要求し、これを言えと要求し、あれを言うなと要求し、そうしたことが、ほんとうに増えたからだ。
 こころから、深く、理解できる。
 しかし、ぼくも独研も、どなたの指図も受けませぬ。

 フジテレビで韓国製のドラマなどを放送していることに怒るデモが起きていることについて「発言しなさい」という要求が少なくない。「発言してくれませんか」という柔らかい、フェアなメッセージも沢山あるけど、「発言しろっ」という、まさしく要求も少なくはない。
 ぼくはテレビをあまり視ない。
 NHKのBS放送は、海外メディアのニュース放送をそのまま(副音声では原語で)流しているし、吹き替えなしの映画も放送するから、仕事部屋では視ることがある。
 そのとき、韓国製ドラマが流れていることがある。韓国製ドラマは、歴史物は、嘘で朝鮮王朝の歴史を美化してあり、現代物も、韓国人の生活ぶりや仕事環境を、これも美化してあるから、ぼくは全く視ない。
 そして地上波のテレビは、フジテレビに限らず、ほとんど視ないから、何をやっているのか、韓国製ドラマが多いのか少ないのかも知らない。(ちなみに、自分が顔を出している番組は特に視ない。気持ち悪いから)
 ぼくの信条のひとつは、おのれが直接、確認していないことについては発言しないことにある。
 では、韓国製ドラマが多いかどうかを確認するために、フジテレビを視るのか?そんな時間がどこにあるだろう。命の危機も感じながら睡眠を削っても削っても、山が崩れるように、未処理の仕事が残っていく現状なのだ。

 そのうえで、テレビの視聴者が、デモという行動で意志を示すのは、支持する。
 デモンストレーションは、いかなる事についても国民に保証されている正当な権利だ。
 また日本に対する国家的な工作を行うのは、北朝鮮と中国だけじゃない。韓国もアメリカも積極的に行っている。
 韓国は、ドラマや芸能人を巧妙に使っている。前述のように美化するのは、韓国の自意識過剰もあるが、日本国民に対する文化工作でもある。
 たとえば、日本の領土の島根県・竹島を侵略し、国際法からして不法に占拠していることに対して、日本国民の内部に抵抗感を減らす意図があると考えねばならない。


▽これから、ぼくはテレビ番組との関わりをどうするか。
 しばらくは、これまでとまったく同じ姿勢で臨む。
 すなわち「伝えるべきを伝えられる」機会となるなら、苦しくとも、参加する。
 こちらから「参加(出演)したい」と言うことは、これからも、ない。
 しかし上記のフェアなオファーがあれば、局を問わず、受ける。これまで述べてきたように、スポンサーは関係ない。

 先日、「男たちのクレド」という番組について、テレビ東京からオファーがあった。
 ぼくは、この番組も知らなかったが、番組内容の説明を聴くと、おのれの信条(ラテン語でクレド/Credo)をしっかり話せることが分かったから、受けた。

 ちなみに、スポンサーは「洋服の青山」だ。この創業者(故人)は在日外国人という説が昔からあり、ぼくがテレビに顔を出し始めて間もないころ、「青山繁晴は、洋服の青山の経営者一族であり、在日だ」という面白い嘘がネットにたくさん書き込まれたことがあった。
 ぼくの父は、「青山織物株式会社」という繊維会社の社長だった。繊維つながりで青山という名前で連想して、この思い込み(意図的な嘘もあったのかな?)になったようだ。
 青山織物株式会社は、明治維新から間もなくに創業した、日本でも古い繊維会社のひとつであり、伝統ある兵庫県・西脇産地の産元(小業者を束ねる立場)であり、父は何代目かの社長だった。家訓の通り、長兄が後継者となったが、繊維の構造不況で苦しんできた。
 今は亡き父は経営者として才があり、繊維工場のうち二つを潰して、自動車教習所に換えた。だから、ぼくは教習所がお休みの時に、所内で自動車の運転を小学生の時代から教わり、現在も富士スピードウェイなどのサーキットを走っているわけだ。
 話が逸れたが、ぼくが長兄に「洋服の青山と混同されて、青山繁晴も在日だとネットに書かれているよ」と、すこし噴き出しながら言うと、兄は「洋服の青山みたいに、儲かってれば、いいけどなぁ」と実感を込めて応え、ぼくは長兄の苦労を実感しつつ、申し訳ないけどもう一度、噴き出した。
 亡き父からの伝承によれば、ぼくの家(父方)は、もとは関東武士であり、戦国時代以降に姫路藩に移った。550年ほどの歴史を持つ。母方は、津山藩だ。
「洋服の青山」の創業者は、大蔵省専売局に務めていたというから実際は在日外国人ではないのではないかと思うが、独研の総務には「社長、またネットで中傷されるから、お断りした方が無難です」という意見もあった。

 しかし、ぼくのささやかな信念を直接、語れる機会はテレビでは今までになかったから受けた。
 実際、撮影では、自由自在に語らせてくれた。これをわずか5分ほどの短い放送に編集するから、TVタックルと同じく、意を尽くせない放送内容になるかもしれないが、女性ジャーナリストや男性アナリストから質問を受けているとき、手応えはあった。

 このように、これからも原則を貫いていくけど、テレビもブログもやめるときが来ることはあり得る。
 そのときも、物を書くことと、講演してみなさんと直接対話することは、やめない。
 しかし、それも命のある限りのこと。ぼくはいつか消え去る。大腸癌を手術して半年が過ぎた。
 今回の関テレ・アンカーのスポンサーの件で、理不尽な思いもしたけど、こうやって書いてきて、あらためて自分の立ち位置を確認できた。


▽それにしても、ネットとテレビとの対立、対話、関わり、いずれも深いなと思う。
 はっきり申せば、ネットの力は偉大だ。中東の民衆反乱だけの話じゃない。

 最近、北海道長万部町の公式マスコット「まんべくん」が8月15日の敗戦の日に「日本の侵略戦争が全てのはじまりです」とツイートし、怒りのコメントが殺到したということがあった。
 これを地上波の朝の民放番組が取り上げているのを、偶然、空港のテレビで視た。
 このツイートがけしからん、という雰囲気で取り上げているので、ぼくは思わず、「へぇ~。世の中、変わったもんだ」と声が出た。

 ネット世論がなければ、この「日本の侵略戦争が全てのはじまりです」という偽説こそ、正しいとされているはずだ。
 だって、インターネットが現れる前、ぼくが学生の頃はずっとそうだった。
 この番組に、女優さん(タレントさん?)が出ていらした。かつて、一度だけこの人と同じ番組に同席したとき、国際社会の基準で言えば立派なレフティスト(左翼)だなぁと感じたことを覚えている。
 で、お顔に「えっ?だって日本の侵略が始まりじゃないですか」という考えが書いてあるように見えた。
 もちろん、ぼくの勝手な推測だが、このひとはもっとどんどん発言するはずなのに、頬がみるみる膨れあがるばかりで、目を見開いたまま、黙っておられる。
 左右いずれであれ、真ん中であれ、信条・信念があるのなら、その場の雰囲気に迎合せずに、ありのままに発言すべきだ。
 それが、立場がどうであれ、仕事が何であれ、テレビ番組に顔を出す者の責任ではないか。

 しかし、うーむ、ネット世論がここまで日本を変えたのだ。
 ぼくの骸(むくろ)を踏みつけて進め、ネット世論。

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▼さて、今は9月1日木曜の朝、那覇の夜が明けてきました。
 青空のはじまりです。

 わたしたちの祖国に、いつか、ほんとうの夜明けがありますように。

 この長すぎる書き込みを最後まで読んでくださったかたがたに、こころからお礼を申します。
 そして、【その1】で触れた高校生くん、あなたは凄い。
 とにかく大人に物申しているのだから。
 できれば、ひとの志を信頼して、そのうえで物申してください。




(写真は、沖縄県庁と那覇の空。県庁の向かって左隣のパレットビルで、かつて講演し、白梅の塔のこともウチナンチュ、沖縄県民のかたがたにお話ししました。忘れられないビルです)




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