長すぎる書き込み(1/2)

2011年09月01日 | Weblog

▼いま9月1日の朝5時過ぎ。
 夜明け前の、那覇にいます。
 きのう8月31日夕に、関西テレビ・アンカーへの生出演を、今週もどうにか終えて、関西国際空港から最終便に乗り、沖縄に入りました。
 わたしたちの「白梅学徒看護隊」の少女たちと、沖縄戦の日本の将兵のために、なさねばならない緊急の役割あり、沖縄に来ました。
 今日の午前に、たいせつな人と会います。

 以下の書き込みは、この地味な個人ブログで過去最長だろうし、これからも、これより長い書き込みはないでしょう。

 字数制限があって、1回ではアップできないので、2回に分けてアップします。
 したがって、この書き込みはここから読んでください。


【長すぎる書き込み その1】

▼8月18日木曜の未明から、以下のように綴りはじめました。

─────────────────────────────────────

▽このところ、あまりにも徹夜が続いていて、絶え間ない吐き気や、珍しく頭痛もあるから、今夜だけはいったんは寝て、夜明け頃から仕事を再開しようと思った。
 しかし、いくらなんでも理不尽なことがあり、寝ないまま、これを書く。いつ書き終わるのか分からないし、いつアップできるかは分からないけど。


▽8月10日の水曜日、関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」にいつものようにレギュラー参加(出演)したとき、プロデューサーやディレクターから、次のような趣旨の話があった。

「俳優の渡辺謙さんに、戦争をテーマにした新作の映画があり、まもなく公開です。来週の『青山のニュースDEズバリ』のコーナーは、その渡辺謙さんとの対談にするのはどうでしょうか。夏休み企画として、考えませんか」

 渡辺謙さんは、映画「硫黄島からの手紙」で、わたしたちの魂の灯火である栗林忠道・帝国陸軍中将を演じたひとだ。
 ぼくは「新作映画のことだけではなく、硫黄島の英霊たちをめぐっても自由に対論できるのなら受けます」と答えた。

 その後、この新作映画「SHANGHAI」とは別の映画会社のフィルムである「硫黄島からの手紙」について話すということに、先方が難色を示しているようだという話も、関テレからEメールで、あった。(先方とは、渡辺謙さんご自身ではありませぬ)

 硫黄島のことを話せないのであれば、この対論はやらない。
 ぼくはそう決めていた。
 淡々と、その新作映画のDVD(非売品の公開前DVD)を見て、準備はしていた。しかし、前述のEメールの雰囲気からして、「対論はキャンセルになるんじゃないかな」とも思っていた。

 そして1週間後、8月17日の水曜が迫ってきて、ぎりぎりのタイミングで関テレのディレクターから「先方から、硫黄島の話も含めてOKが出ました」という、こころから喜んでいるようすのEメールが来た。
 記者出身で元特派員のこのディレクターは、渡辺謙さんと不肖ぼくの対談、いや、さらにヤマヒロさん(山本浩之アナ)が加わっての鼎談を「男対男のがっぷり四つ」として期待しているらしかった。
 こんな言いかたは何だけど、ぼくは、その期待をほほえましく思った。このディレクターは就任したばかりだし、仕事ぶりに良心的な緊張感があり、期待に応えてあげたいなと、僭越ながら胸のうちで考えていた。


▽8月17日水曜の朝も、徹夜のまま迎えて、朝、RKBラジオ(福岡)「スタミナラジオ」の「ニュースの見方」コーナーに電話で生参加(出演)した。
 そのあと、夕方のアンカーのために仮眠を取ろうかなとは思ったけれど、まるで山が崩れるように散乱している書類と資料を放っておけなくて、独研(独立総合研究所)社長としての仕事に戻り、一睡もしないまま大阪へ向かい、関テレに入った。

 初めてお会いした渡辺謙さんは、芸能の世界には珍しく自意識の過剰をまったく感じさせないひとだった。そして「新作映画の宣伝なんて、しなくていいですから」と、さらり、おっしゃった。
 私心なき栗林中将を演じるに、ふさわしいひとだったんだ。そう思った。おかげで激しい、辛い眠気も、すこし軽くなる気分だった。
 ぼくは、それだからこそ渡辺謙さんの立場を考えつつ、ぎりぎりのバランスを取って話した。世界的な映画スターだから考えたのじゃない。生放送だけにある緊張感いっぱいのスタジオで目の前で向かいあって、澄んだこころ、静かな水辺のような気配を感じたからだ。

 そのうえで、「アメリカの言う、いおうじま、ではなく、祖国の一部である硫黄島を、いおうとうと正当に呼んでいただきたい」、「硫黄島の英霊たちの戦いについて、戦争は悲惨だと語るだけではなく、ひとのために、公のために生きた値打ちのある戦いだったことも子々孫々に伝えていただきたい」、この二つのお願いを、あくまで一方的なお願いとして(すなわち強いるのではなくて)話した。

 生放送でのここの下りはどうだったか。
 水曜アンカーのこのコーナーをいつも、無償の努力で一字一句正確に起こしてくださる大阪の主婦「ぼやきくっくり」さんのブログから引用してみる。

~引用の始まり~

青山繁晴
「あの、渡辺謙さんが『硫黄島』の映画を撮られる前に、中将の人間性を訪ねて、長野県松代へ行かれてですね、あの、中将が実際に残されたお手紙も読まれたこと、実はご遺族からも僕も聞きまして、あの、今日の謙虚に(青山註:放送前に関テレの報道部に)挨拶に来られたのと同じように、その、ほんとに礼を尽くされる方でもあると思いました。で、実はその硫黄島については、僕は、あの、お願いがあってですね、渡辺謙さんに。そのうちのまず第一は、あの映画の、英文名は『Letters From Iouzima』、それはしょうがないんですよ、アメリカが間違えて『いおうじま』と読んでるから。でも、これは僕たちの祖国の一部で、これ『いおうとう』ですから」

渡辺謙
「『いおうとう』ですね、はい」

青山繁晴
「『いおうじま』って鹿児島県に無人島が別にあります」(これについては番組最後に訂正あり)

渡辺謙
「はい、はい」

青山繁晴
「それから旧島民、旧って言いたくないんですが、島民の方々は、ずっと戦後何十年間も『いおうとう』に名前戻してくれとおっしゃってたわけで、だから映画の題名はしょうがないけれども、あの、折に触れ、硫黄島のことを語られる時にはやっぱり『いおうとう』とおっしゃっていただきたいと」

渡辺謙
「ああ、なるほど」

青山繁晴
「それから、もう一つはその、栗林中将以下、2万1000人の、私たちの先輩の方々の戦いが、あの、無駄ではなかったと。つまり、戦争はおっしゃった通り殺し合いですから、僕なりにユーゴ戦争、旧ユーゴ戦争やイラク戦争を歩いて、戦争がどれほどむごいものかを、この身でも体験しましたけれども、しかしその中であの、硫黄島の英霊たちの、戦いというのは、その、人間が私利私欲じゃなくて人のため、公のために生きるという生き方を示した。だから、殺されたアメリカ兵の側ですら、硫黄島の英霊たちを尊敬して、どうして遺骨が未だにあの島から帰らないのかということを、僕に聞く、アメリカ人も多いわけですね。だから、あの、戦争は悲惨だって言うだけじゃなくて、文字通り、栗林中将が乗り移られて、あの映画で演じられたので、あの、無駄ではなかったんだということも、あの、私たちの子供たち、子々孫々に伝えていただきたいなと、あの、思うんです。2つお願い、今日、申し上げたいなと思いました」

渡辺謙
「はい」

青山繁晴
「もうそろそろ喋るのやめにした方が…(一同笑)」

~引用の終わり~


 ふだんより「あの」が多くて、自分の語りが嫌になる。
 ひとつには、コーナーの入り口でいきなり次のようなやり取りがあって、あまり喋っちゃいけないと本気で思っていたからだ。

~再び、「ぼやきくっくり」さんのブログから引用~

山本浩之
「ええ。あの、渡辺謙さんにもたっぷり喋っていただきたいので、あんまり喋りすぎないようにお願いしますね(一同笑)」

青山繁晴
「はい、そうですか(笑)、はい分かりました。じゃああの、口にチャックを、半分、半分閉めながら、このあとヤマヒロさんを交えて、あの、鼎談(ていだん)で、生でお送りしたいと思います」

~引用の終わり~

 もちろんヤマヒロ(山本浩之)さんに他意は全くなくて、渡辺謙さんの語りが短くなることを単純に心配なさったのだろうと思う。
 ただ予想外だったので、ぼくはちょっとびっくりした。
 生放送というのは、ぎりぎりのバランスで放送する微妙なものだし、ぼくは信頼する人の言うことは何でも聞いてあげたくなるほうなので、すこしだけ影響した。

 ただし、鹿児島県の硫黄島(いおうじま)を「無人島」と間違ったのは、その影響じゃない。すべて、このぼくのせいだ。
 以前に防衛当局者と鹿児島、沖縄両県の島々の防衛について話していたとき「たとえば鹿児島県の硫黄島(いおうじま)のように無人島であっても中国には奪う価値がある」という話が当局者から出て、うかつにも、恥ずべきことに、そのまま鵜呑みにしていた。
 当局者のせいではなく、確認しなかった、ぼくのせいだ。
 これはとんでもない間違いで、島の方々にたいへんな失礼を働いた。あらためて、この頭を強く叩いて深くお詫びいたします。

 番組全体の終了間際のCM中に、プロデューサーからヤマヒロさんに「無人島ではないので、訂正してくださいね」という指示があった。
 しかし、番組ではなく、ぼく自身に重い責任がある。
 だからヤマヒロさんに「ぼくに謝らせてください」とお願いをした。放送界の通例あるいは慣行上のルールとして、番組での発言の訂正は、その発言をした参加(出演)者ではなくメイン・キャスターが行うらしい。
 しかし男ヤマヒロさんは、即座にぼくの気持ちを分かってくれて、OKしてくれた。
 そこで、ぼくは番組の最後15秒ほどの時間をいただいて、誤りを正し、深くお詫びした。

~みたび、ぼやきくっくりさんのブログから引用~

山本浩之
「先ほどのコーナーの中で一点、訂正があります」

青山繁晴
「はい、あの、コーナーの中で、鹿児島県の硫黄島(いおうじま)を無人島と表現しましたけれども、8月1日付で、121人の方がお住まいです。皆さん、申し訳ございません(頭を深々と下げる)。全責任は私にあります」

山本浩之
「いえ、あの、こちらから訂正しても良かったんですが…」

青山繁晴
「とんでもない間違いをいたしました」

山本浩之
「青山さんご自身が訂正を、ということだったので、えー、お任せしました。今日はどうもありがとうございました」

~引用の終わり~


▽硫黄島をめぐること以外では、映画「SHANGHAI」に出てくる上海の「日本租界」なるものは実在しておらず、映画にあるような、日本兵が次々と租界で人を殺害していったという歴史的事実はないこと、むしろ日本人居留区(アヘン戦争などで列強が作った租界ではない)にユダヤ人を受け入れて、ドイツ軍から守ろうとした歴史こそがあることも、渡辺謙さんに話した。


▽放送のあと、関テレ報道部のみんなは興奮気味で、前出の新任ディレクターは「まさしく男と男の対話が実現しましたね」と、噛みしめるように言った。
 ぼく自身は、鹿児島の硫黄島の方々に申し訳なくて、苦しくて、正直、それどころじゃなかった。
 何度も何度もディレクターやプロデューサーに「あの間違いはいけない」と繰り返して言い、プロデューサーは「人間ですから間違いもあります」と慰められ、その気持ちはありがたかったし、他のひとの間違いなら確かにそうだけど、自分の間違いは許せなくて、しっかり落ち込んだ。

 落ち込むぼくはぼくとして、関テレ報道部のみんなは喜んでいる。
 一言だけ別のことも申した。
「ふだん通りのコーナーをやって欲しかった、とおっしゃるひともきっといますから、賛否両論でしょうね、視聴者は。そういう反応もあると思いますよ」と話した。

 帰京するためにタクシーに乗るぼくを、わざわざ見送ってくれる関テレの面々のなかに、先日に大阪で開いた「第2回独立講演会」に来られていたひとがいた。関テレ報道局の幹部だ。
 ぼくは、このひとを講演会で、みなさんに紹介した。
 このひとは「静かに隅のほうで聴いていようと思ったのになぁ」とおっしゃるから、ぼくは「独立講演会に来てくださった聴衆のみなさんは、ほとんどがアンカーを大好きだと思いますよ。アンカーの志を、大好きなひとがきっと多いから、敢えて、紹介しました」と話した。
 このひとは、誠実が服を着ているようなひとだ。「海外からも(在外邦人のかたがたが)講演を聴きに来ていましたね」とおっしゃった。
 ぼくは「だから、一日も早く、アンカーの放送内容をネットで配信してください。みなさん、仮に有料であっても、きちんと視たいと思っているのですから」と、これまで何度も何度も提案してきたことを、もう一度、お願いした。
この人は、深く理解してくれたようだった。


▽そして帰京し、頭痛にすこし苦しみながら、航空自衛隊の機関誌「翼」から依頼された福島原子力災害をめぐる原稿を書きつつ、ネットをすこし見て、驚いた。

「アンカーのスポンサーに、K-FOODS(韓国農水産物流通公社)が加わったから、菅総理ら民主党議員による拉致事件容疑者側の団体への献金問題を取り上げなくなり、渡辺謙との対談に替えた」という趣旨が、たくさん書き込まれていた。

 え?
 なぜ、ぼくがスポンサーに影響されねばならない?
 ぼくは関西テレビを含め、どこのテレビ局とも契約をしていないし、芸能プロダクションといったところとは一切、契約しないから、番組のスポンサーの意向には決して影響されない。
 そもそも、どこがスポンサーかも知らない。
 なぜか。
 放送中のCMタイムは、資料や情報メモを確認したり、文字通りぎりぎりの忙しさで、画面をまったく視ていない。
 たとえば別寅という、おいしそうな大阪の蒲鉾屋さんがスポンサーの中にいらっしゃるらしいのは、「別寅を応援しよう」というネットの書き込みで承知しているが、実際にCMを視たことは一度もない。

 これに関して、独研から配信している会員制レポートですこし触れたら、レポートを読んだ高校生から、この地味ブログに次のような書き込みがあった。

『青山さんは「生放送中にCMが流れているとき、スタジオ内にCMの音声は聞こえないし、CMが終わって生放送が再開するとき何を話すかを考えつつ、情報メモや資料を見ていて、モニター画面もまったく見ていないからだ。」と(配信されたレポートの文中に)記されていました。ぼくはかつて青山さんが「べっとらかまぼこのCMの後に…」とおっしゃておられたことを覚えていたので、「全く」とはいいすぎではないかと思います。いかがでしょうか?
まぁ、これも大人の流儀かなのかも知りませぬが。
ぼくは少し疑問をいだきました。』

 大人の流儀とは、いったい何だ?
 すこしなら話の流れに合わせて誇張してもいい、言いたいことを強調するためには、すこし事実を変えてもいい、それが大人の流儀なのかも、と言いたいのかな。
 この書き込みにも、ちょっとだけ落胆した。
 大人も中高生も関係ない。ぼくが常日頃、いったい何を訴えていると、受け止められているのだろうか。
 大人を分かったようなことを言うべきじゃないし、どうしてこう、それこそ大人も高校生も、志を、低きに置き直すかのように解釈なさるのだろうか。


▽テレビ番組に参加(出演)するとスポンサーにへつらって、阿(おもね)なければならないのなら、ぼくはこれまで一度たりとも番組に参加することはなかっただろう。
 テレビに顔をたまに出すようになってから何年かな。
 共同通信の記者を辞めて、三菱総研の研究員になってしばらく経ってからだったと思うから、12、3年か。
 その間、一度も「スポンサーの意を汲むように」とテレビ局から求められたことはない。
 ある情報番組で欠陥マンションの問題を扱っていたとき、番組に同席していた芸能界のひとが、他の出演者(芸能人)に「マンションの会社がスポンサーに付いてんねんから、マンションの悪口は言いなや」とスタジオで声を掛けているのは見たことが一度ある。
 しかし、そのひとも、芸能界と関係を持たないぼくには、何も言わなかった。
 ましてや、テレビ局から何かを言われたことは、関テレに限らず、まるでない。

 今後も、スポンサーのご意向なるものが、もしもぼくに伝えられることが起きれば、ぼくは即、その番組を降りる…のではない。
 もしもそれが起きれば、その番組がアンカーのように視聴者・国民にとって値打ちがあると思える番組であればあるほど、まず、テレビ局に猛然と抗議し、その言葉を撤回するよう迫る。
 それが聞き入れられなければ、降りる。
 テレビへの参加(出演)で生活しているのではないから、しがみつく理由が、ぼくにはない。
 考えるのは、視聴者・国民の願いと、テレビ局のスタッフの献身的な努力だ。
 しかしそれでも、おのれの発言内容をいささかでも曲げられる怖れがあれば、降ります。


▽そして、フェアに申しておきたい。
 ぼくを驚かせたネット上の書き込みも、「青山繁晴が、K-FOODS(韓国農水産物流通公社)がアンカーのスポンサーに加わったために、発言を曲げた、あるいはコーナーのテーマを変えた」とは、ぼくが視た限りでは(といっても見たのは、ただ一晩の、それも限られた時間のみだけど)、一言も書いてなかった。

「関西テレビがアンカーの内容を変えるのでは」、あるいは「アンカーがおかしくなるのでは」という疑念であり、「変えるに違いない」というものもあり、そして「アンカーのスポンサーに、K-FOODS(韓国農水産物流通公社)が加わったから、菅総理ら民主党議員による拉致事件容疑者側の団体への献金問題を取り上げなくなり、渡辺謙との対談に替えた」という憶測すら、前述したように、あった。

 しかし、ぼくの知る限り、これはあまりにも水曜アンカーの「ニュースDEズバリ」コーナーの実際と食い違っている。
 コーナーで何を取り上げるかは、常にぼく自身の提案であり、関テレ報道部の諸氏にヤマヒロさん、村西利恵ちゃんのMC(メイン・キャスター)ふたりも加わって、生放送前夜に激しい議論を戦わせはするが、決定は、ぼく自身がしている。
 具体的な話す内容についても、まったく同じだ。
 前夜に、怒鳴りあいを含めた議論はするが、最終的には、ひとことひとこと、ぼくが決める。
 それは実は、コーナーに限らず、ストレートニュースでの解説もすべて同じだ。
 ストレートニュースでの解説は、前夜ではなく、生放送当日の午後4時ぐらいから、つまりオンエアのまさしく直前に議論しているという違いがあるだけだ。
 ストレートニュースは、時々刻々起きていくナマニュースを扱うのだから、当然こうなる。

 したがって、もしもテレビ局が、スポンサーや国家権力などの意向で、ぼくの選ぶテーマや、話す内容を変えたいと思えば、ぼくにその事実を提示して交渉するほかないが、これまで、一度もそれが起きたことはない。
 だからこそ、ぼくが鹿児島の硫黄島(いおうじま)について無人島だと、恥ずべき間違いをしたとき、「全責任はぼくにあります」と生放送で明言して、深くお詫びした。
 また、だからこそ、渡辺謙さんの対談ないし鼎談をやるかどうか、事前に提示と相談があったのであり、「韓国のスポンサーが加わったから、菅総理ら民主党議員の拉致加害者側への献金問題の代わりに渡辺謙との対談を入れた」という事実経過は、全くない。
 第一、拉致事件は北朝鮮の問題であり、韓国ではない。
 それに、民主党議員の拉致加害者側への献金問題は、ぼく自身も、関西テレビ報道部も、それぞれの力を尽くして、ずっと情報収集と取材を続けているのであり、それが熟してきてから、再び放送するのは当然のことだ。
 新たな情報収集が充実しないまま、放送するなどということがあるはずがない。
 獅子はずっとひっきりなしに吠えているのが獅子なのか。
 ずっと吠えているのなら、それはおのれの気弱を隠したい犬であり、力にたやすく屈服する。
 わたしたちは獅子ではない。そんな格好の良いものではなく、ただの弱い人間であるが、力に屈しないことにおいては、獅子でありたいとは願っている。

 水曜アンカーのあのちいさなコーナーは、百パーセント、視聴者・国民の支えでこれまで260回を超えて、およ5年半続いてきた。
 視聴者・国民に媚びて申しているのではない。視る人が沢山いてくださるから、続けられる。

 そして韓国のスポンサーが付いただけで、ねじ曲げられるのなら、これまで続くはずがない。
 もっともっと強大な圧力が、政治からもあったし、半島勢力からも、その他からもあったからだ。
 しかし、1ミリたりとも、ねじ曲げられていない。
 政治、もっと明確に言えば自民党政権時代の政府機関から圧力があったとき、ぼくはひとりでその政府機関に行き、強く抗議して、「もう、こうしたことはありません」という確約を当時の政府高官から取った。
 これは、関テレには話していない。
 もう一度申すが、自民党政権の時代に起きたことであり、ことし4月22日に福島第一原発の構内に入り、その映像を含めて4月27日水曜のアンカーで放送したことを指しているのではない。
 現在の民主党政権(菅内閣の当時)は、テレビ局にではなく、ぼく自身に向けて、福島第一原発に入ったことを理由に逮捕しようとして、捜査当局に「違法性が皆無である」と拒否された事実がある。
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