Our World Time

にほんのこころの海、日本海を望む街にて

2014年06月20日 | Weblog
▼いま、鳥取県の米子にいます。
 ここで、中国地方(鳥取、島根、岡山、広島、山口の五県)の私立中学・高校の校長や経営者が集まる総会が開かれて、そこで拙い講演をしました。
 ぼくは、自分自身が兵庫県の淳心学院という私立の中高一貫校を卒業していることもあり、この集まりには正直、親近感があります。
 しかし、それよりも、とにかくぼくらの祖国のこれからは教育、教育、何はなくとも教育の新生です。
 だから、教育をどうするかを中心に、教育者をまえにまことに僭越ながら、「教育科学部・準備室」を持つシンクタンクである独研(独立総合研究所)の代表取締役社長としても、ぼくなりに懸命にお話をしました。


▼その講演でも申したのですが、今日このタイミングで米子で講演するとは、すこし大袈裟に言えば天のいつもの絶妙の計らいを感じました。
 なにせ、その講演をしている最中に、米子の目と鼻の先では、韓国が日本の領海を一部、侵して射撃訓練をしているのです。
 こうしたことを意思に反して許してしまっている日本になっているのは、ぼく自身を含めた敗戦後の日本国民が受けた教育が根っこにあります。たとえば、韓国と日本はそもそも戦争をしていません。それなのに漠然と韓国に対しても「戦争責任」があるかのような教育が、きょうも日本で行われています。

 また、米子出身で、29歳のとき米子市内で拉致された松本京子さんを含む拉致被害者らが、一部のかただけは年内に帰国するかもしれないという日朝交渉jが進行中です。
 一度、戦争に負けたら、テロ国家に国民を奪われても取り返しに行ってはいけない?
 国際法に違背した、こうした思い込みが、教育によって成されてきました。

 さらに、米子の沖合を含めた日本海の「表層型メタンハイドレート」の実用化に、志あるひとは関心を深めています。
 日本は資源のない国だという刷り込みも、また教育によってこそ、行われています。


▼こうしたなか、ぼくは明日、米子から海を渡って隠岐の島に行きます。
 わたしたちの竹島は、日本国・島根県・隠岐郡・隠岐の島町の、島です。
 島の青年たちの求めに呼応して、島の人たちと祖国を語りあいます。
 実質的にボランティアとして、行きます。


▼正直、こころ折れることも沢山、山のようにあります。
 それでも今日は、教育を甦らせようと献身している教育者のかたがたに会い、明日は、竹島を望む隠岐の島の不屈の日本国民にお会いする。
 こうした日々は、どんなにキビシイ過密日程であっても、この一身にはどんなに負担であっても、不肖ぼくと独研を支えてくれます。

 ぼくにとって根本の書、「ぼくらの祖国」(扶桑社/たとえば、ここです)を手にとってくださる、読んでくださるひとが、すこしづづではあっても増え続けて止まらないのも、どんなにか勇気づけられるか。
 今日の教育者のかたがたへの講演のあとも、さまざまな学校の校長先生や経営者が「ぼくらの祖国」を手に「サインしてください」と来られました。


▼そして、この頃、下掲のような書き込みがよく来ます。

~以下、引用~
『希望の現場』がドラマに登場していました 2014-06-20 02:37:36 (ハンドルネーム)希望のメンマ

テレビ朝日系列で今月上旬まで放送されていた、
ドラマ『TEAM 警視庁特別犯罪捜査本部』の第8話に、
『希望の現場 メタンハイドレート』(※ワニブックス。たとえば、ここです)が一瞬だけ登場していました。

主演の小澤征悦さん(音楽家・小澤征爾氏の息子さんです)が自室で物思いにふけるシーンで、
『希望の現場』を手にしていました。
小澤さんご自身か、関係者の私物でしょうか。

短いあいだですが、表紙がはっきりと映り込んでいたので、
意図的に見せているような印象を受けました。
視聴者にさりげなく薦めてくれていたとしたら、うれしいですね。
~引用ここまで(※印の注釈以外は原文のまま)~

 わはは。
 そうですか。
 この書と、姉妹書の「海と女とメタンハイドレート」(ワニブックス/たとえば、ここです)も、読み継がれていけば、うれしいです。


▼きょうお目にかかった教育者のなかに「実は、独立講演会に通ってます」という方が多かったのは、驚きました。
 独研が自主開催している、独立講演会。
 4時間半から5時間、みなさんの多様な質問にその場ですべてお答えしていく独立講演会は、毎月、東京と関西で実行しています。
 中国地方の五県からおみえになるのは、決して簡単ではないと思います。

 7月は、まさしく日本の教育の現場、早稲田大学の大隈講堂で開きます。
 よろしければ、大隈講堂の深みのある空間で、お会いしましょう。眼を見て、語り合いましょう。
 申し込み受付は、やがて終わります。ここです。