毎年体育の日の前日に行われると云う、曽爾村門僕神社(カドフサジンジャ)の秋祭りに行ってきました。
門僕神社は獅子舞で有名、神さんは春日大社と同じ天兒屋根命(アメノコヤネノミコト)
何処の神社ででもですが居わせられる神さんの名は難しいですね。
曽爾の場合は神社名の読みも難しい門僕と書いてカドフサですからね~
この神社の鳥居横に有る大木のイチョウは葉に銀杏の実を付ける種子植物なのにシダ植物の特徴を持っている珍しいオハツキイチョウで奈良県天然記念物。
今日の目的は、1720年頃から受け継がれている『曽爾の獅子舞』
伊勢大神楽の原点に近い形が残っていると云う。
奉舞、神前舞、悪魔払、参神楽、獅子踊り、接ぎ獅子、等
種類の豊富さと質の高さが評価されて、奈良県無形民俗文化財指定。
この日は朝からあいにくの雨、山村暮らし地から曽爾村までは35km程、雨の場合は近くのふれあいホールに会場を移して行われると云うので取り敢えず行ってみることに。
有り難いことに曽爾村近くになると小雨になって来てやれやれ…
曽爾村役場の駐車場が開放されていて無料、ガードマンの誘導に従い駐車。
奈良、三重ナンバーは元より堺、和泉、大阪、なにわナンバーが沢山、9時頃に着くためには相当早く出てきたのでしょう。同じ大阪ナンバーでもコチトラは40分程の近場なんだよね~
9時過ぎ到着、催事は8時から既に始まってました。
役場駐車場から神社迄は笠ささずだつたのが少し経ってから、そこそこの雨降りに。
境内の会場では砂も入れられましたが中断、皆さん笠さしてジーと立ちん坊。
小降りになって再開、その後は良い方向に向いて順調に………
しかし足もと悪く獅子舞さんも大変、晴れ姿が汚れるし、下駄や草履なので動き辛そう気の毒でした。
各地区からの獅子舞が司会者に依って紹介、披露奉納され進行していきます。
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〇獅子舞の種類(長野地区、今井地区、伊賀見地区、三大字合同)
神楽系・・・神前の舞い等
剣 系・・・悪魔払い等
荒舞系・・・荒舞い等
曲芸系・・・接ぎ獅子 √
獅子踊り・・道化獅子等 √
各戸回り・・荒神払い
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上は『接ぎ獅子』のお二人さんです。
獅子頭をとれば子供さん、よくまぁ~あれだけの演技が出来たもの……
何よりもビックリ❗❗
重たい獅子頭を被り、男の人の肩に立って揺るがず立ち続け、舞いながら回る訳でしょう。
1本の真柱が通っているような。
それも長い間ですからね~
化粧した男の人の顔は真剣そのものだったですね。
【すこ】
門僕神社にお供えして有る【すこ】
餅と柿を里芋の茎に交互に刺して頂上にケイトウの花を飾り乙女を表していると云う。
その昔、娘さんを人身お供えとして生贄にしていた頃の名残りだとか……
もうズゥ~と前にメキシコを旅した時に聞いた話を思い出した。
アステカ文明、テオティワカン遺跡太陽のピラミッドへ登った時の話。
汚れない生身の少女を太陽の神に捧げる話を…
その時の印象が強烈だったんでしょう、他は忘れているのに、フッと思い出しましたわ。
もう一方側の参道
門僕神社の前を流れる青蓮寺川には人のみの沈下橋が架かっていました。
雨の朝からご苦労さん、腰下ろす事もなくズゥ~と立ち続け。
脚み~んな固まってしまった感じ…
靴もズボンの裾も飛散した砂汚れで凄い様様ですわな。
帰途中、榛原のみはる温泉で湯につかり足をモミモミ、休んで帰りました。
テイチクレコードの取締役になり石原裕次郎や三波春夫を育てる。
三波春夫や石原裕次郎のビッグスターを育て、『錆びたナイフ』『赤いハンカチ』『夕日の丘』等の大ヒット曲を手掛ける。
その萩原四郎はこの曽爾村の出身者で『曽爾村民の歌』や村内の校歌等も作詩されているらしい