チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

平尾芳廣先生の歌

2005年03月01日 | 詩・歌・唄
紫紺  新年号より

★古里を日日おもいつつ勤めおり
      いつか帰らんと願い祈りて

★いつの日に帰れる里やと偲びいる
      山谷小川の夢にもわすれず

★疲れたるこころに思う古里は
     なにより安まる景色なりしよ

★柿紅葉のわずか揺らぎて天地は
     陽光しずけく午後にかたむく

★臥ししまま古里の寺の鐘の
音を久しと聞きいるいまの幸せ

★三重の塔にすずめら鳴きつどい
    朝の陽わずかに谷へと射しぬ

★紅葉の美しき一葉を栞として
    古里のにおいを伝えんとする


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添削をよろしく

2005年03月01日 | 詩・歌・唄
3★列つくりワンドに遊ぶ鴨たちは
   わがホームよりまとまりて見ゆ 2/6

添削ー列つくりてワンドに戯わむ鴨たちの
     わが窓辺より見ゆる朝(あした)かな

4★濃い霧は景色を変える気もかわる
      汚れなき日と白霧に願う 2/9

添削ー朝霧はゆるやかに晴れて峰山の見ゆ
     今日も佳き日と願いてやまず

5★風が舞う氷雨舞う夜のみやこじま
    柳が芽ふきはまだ先と云う 2/18

添削ー氷雨ふる夜の都島堤なす
 青柳(あおやぎ)芽吹くはいつにしか有らず

6★ふたり来た四十年は替えれねど
     好きにつくれるこれからの道

添削ー妻と来し四十年は過ぎゆけど
      老後は気ままに生きてゆきたし

7★くろんどの木に風 鳥に癒される
     からだの中まで入り洗われる

添削ーくろんどの樹にとまりいし鳥たちの
     囀り(さえずり)聴けば心和むかな

8★沈む気に追い打ちかけし山田家の
        母堂逝去の電入る野崎

9★くの字なる姉の姿は履歴なり
     のこる時間でつぐなえ願う

添削ー苦ばかりを背おいて生きし姉なれど
        残りある時を健やかに生きよ

10★明け早き堤の緑ふえる今朝
   サイクルで割る氷たまりを 2/27 

添削ー明け早き芽ぶきはじまる堤みちを
     サイクル踏めば氷たまり割るる


平尾先生有難うございました   3/30





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都山流流祖の顕彰碑

2005年03月01日 | 離れ部屋
ここ八幡の石清水八幡宮の広い境内の一角に
ある顕彰碑の説明によると都山流尺八流祖
竹琳軒中尾都山の名は琳三で油問屋
笹屋中尾治郎兵衛の次男。
明治29年2月15日20才に大阪天満で
尺八指南をはじめる。
都山は幼少より敬神の念敦く
石清水八幡宮を尊拝毎朝拍手礼拝し、
あの秘曲‘岩清水’の曲想を練り出来た。
昭和31年10月、80才亡。とありました。
我、尺八を立てかけて上達を祈念いたしました。
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舟中子規を聞く

2005年03月01日 | 詩・歌・唄
写真は木津川サイクリング道より
左の山が八幡、右の方が山崎の山
漢詩の中の季節は晩春で、訪れた
今は早春と云う違いはあるが
この吟は競吟大会でも多く出て
来る吟でひととき景色に
慕っていた

舟中聞子規   城野静軒

八幡山崎春欲暮  杜鵑啼血落花流
一聲在月一聲水  聲裡離人半夜船

読み
八幡山崎春暮れんと欲し
杜鵑血に啼いて落花ながる
一声は月に在り一声は水
聲裡の離人半夜の船


号 萋孝
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