シェル風日記

何気ない日々、風のたよりのメモ的日記

サンセット・サンライズ

2007-10-30 | 行事・折にふれ

抜けるような青い空、

深まりゆく秋の穏やかな日、

そんな静かな日に一枚のハガキが届きました。

“明るく笑顔の絶えない素晴らしい伴侶、そして最愛の妻。
きっと天国でVサインをしているでしょう”

と書いてありました。

本当にお幸せだったのが読み取れる文面でした。

高校の時以来会ってないのですからVサインしてる姿は高校の制服姿しか思い浮かびません。

謎の人、
不思議な人、
私にとってその人はそんな人でした。


 ★朝日と夕陽★

すべてのものは 対になってる

喜びと悲しみ

楽しみと苦しみ

希望と絶望

栄光と挫折

出会いと別れ

生と死

光と影

輝く一つのものを手に入れた時

 影に隠れてるものも 同時に手に入れた事を忘れてる

 もう片方の存在に気が付いた時
こんな思いをするくらいなら 最初から
手にいれなければ良かったのかと思う

 でも別れることの辛さで いろんな出会いをなければ良かったなんて思わない

  楽しかったことも 笑ったことも すべて共に過した日々を否定することになるから

 朝日と夕陽

それは同じ一つのものであることに気がついた時
少しだけ悲しみを乗り越えられそうな気がする

高校を卒業して以来、一度も会った事のない同級生。
親しくお話したこともなく、その子にはとっても仲の良いお友達がいて、
いつも二人で、「キャッキャッ」っとふざけ合って笑ってる愉快な子、そんなイメージでした。
そんな彼女と年賀状だけの交流が始まったのは7~8年前位からでした。
「あなたの近くに○○さん(彼女と仲の良かった子)が住んでるよ!
ここで働いてるから、もし近くに行くことがあったら寄ってみてね」みたいな内容の手紙が来て
その友達と仕事場が写ってる印刷物が入っていました。
活躍されてる様子が窺えたので私にも伝えたかったのかな?ということは、
「本当にこの人はこのお友達が好きなんだなぁ~」と、
あの高校の時の「キャッキャッ」とふざけ合ってる姿が思い出されて微笑ましく思いました。

それからも二人とは一度も会うことはなかったのですが、
年賀状だけは楽しみにしてました。
彼女が動物が好きで飼ってる動物達の可愛いイラストが楽しみだったからです。
ネコが10匹近くいて、一匹ずつちゃんと描いてあって横に名前も書いてあるのです。

しかも飼ってる犬がシェルティでその絵も描いてあるのですから、

私がそれだけでファンになるのはいうまでもありませんよね。

今年も「うちは子供がいないから、同級生に孫が生まれたって聞くと
私達ってもうそんな年?ってあらためてビックリします」

と元気な年賀状が来ていたのです。

そんな彼女がもう帰らぬ人になっていたなんて。

故郷を離れて30年くらい、
「冬は雪に埋もれて何にもないのよ、でも春は感動するよ」

そんなところに住んでいました。

いろんな出会いがあり、いろんな別れがあります。 

なーんてベタ(+ヘタ)だけどね
オッパッピー!って言ってるあなた、秋だからね・・・という事にして下さいね。


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11 コメント

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乗り越えるには… (オッパッピ!)
2007-10-30 13:01:28
今日は、フーミンさんのところで泣いて、
落ち着いてから、ここへ来て
また涙です。
私も、高校のとき以来会っていない友達が
亡くなりました。
思い出すのは、若い頃のその人、
だから「まだ子供なのに…」と錯覚してしまうんです。
そして、「自分と同じ年だ」と気がついて、
私の知らないその人のこの年になるまでの
ことを考えました。
年とともにいろいろな死との対面を積み重ねる
ようになっても、やっぱり慣れることはなく、
対面した一つ一つの
死を乗り越えるのって、時間しかないような
気がします。
対だと考える…、確かに乗り越える時間を
楽にしてくれるかもしれません。


夜、更新予定の私のブログは、
「めちゃくちゃおもしろいこと書いてやる~」と
思っていますが、まだなんにも
考えていません…。
返信する
オッパッピさん (シェル)
2007-10-30 14:24:54
確かに大きな悲しみを乗り越えるには、
時間が必要だと思います。長い時間をかけて、徐々に少しづつ
悲しむ時間の強さや、長さが、薄れて行くのかも知れません。

人より少し早く亡くなった人を形容して、
“まだみんなが、楽しんでるパーティ会場で、一人だけ
「お先に失礼します」と言って、先に帰るようなものだ”
というのがありますが、わかるような気がします。
お互い少し寂しいけど、いずれ会場には誰も居なくなる…。

でも身近な人の死は、どうやっても納得できなくて、
お誕生日が来ると年齢を数えてりして、
結局、男性78?女性86?(平均寿命)の頃にやっと
あきらめがつくのかも知れません。

今日のブログ、(お笑い系)をメチャクチャ期待してます、
「色即是空」なんて言わないように、お願いしますよ。
返信する
…。 (えっつー)
2007-10-30 14:31:35
たくさんの猫とシェル飼いだなんて、私もその年賀状を見たらファンになってしまうんだろうな~。
なんて思いながら続きを読んでいったら涙が…。
私の同級生でも、早くにいなくなってしまった子がいます。
話したことは一度もありませんでしたが、笑顔のあの子が思い出されました。

今を大切に暮らしたいなって思います。
返信する
えっつーさん (シェル)
2007-10-30 15:00:51
そうですね~、
思い出しました。
もっと、ずっと若くて、なくなった人もいましたね。 

同級生同志で「私達も、もう開き直るような年齢ね」って
言ったことがあるけど、
開き直るなんて、まだ無かっただろうなと
無邪気な様子しか思い浮かびませんね。

ネコとシェル飼い、良いでしょう~~(*^_^*)
北国はネコちゃんには寒いかも知れないけど、
シェルティには、似合ってますよね。
返信する
じ~~~~~ん (フーミン)
2007-10-31 02:25:25
いきなり反論でごめんなさいね。
身近な人の「死」って幾つになってもあきらめられないと思うの。
たとえ100才になっていても大切な人に代わりはなく
やはり辛いと思います。
人って辛さを体験した分優しくなれる?神様は人間にそんな試練を与えたように思います。

~~~~~あ~~~~~マジになっちゃった

「詩」とっても素敵です 
じ~~~~~~~~~~~ん♪


オッパッピ!さまへ
もしかして…わたしのblogでしょうか?
だとしたら……('-'*)キャーキャー
返信する
やだ! (フーミン)
2007-10-31 02:29:17
やだ!わたしったらぁ~~~
「オッパッピ!」さまのこと確かめもしないで・・・だくですわ
返信する
フーミンさん (シェル)
2007-10-31 09:03:18
ありがとうございます、とても嬉しいです(*^_^*)

今あらためて自分のコメントを読んでみて、大事な部分を、
省略してることで、これを読んでフーミンさんと同じように、
感じられた方が多いのではないかと思いました。

気付かせて下さって本当に有り難うございました。
あらためて文章で真意を伝えることの難しさを感じて、
いろんな状況の人を想像する繊細さを持たなければと
思いました。

母は、ほぼ今の私くらいの時に亡くなってるので、
亡くなった時は、まだまだこれからなのに、
こんなに平均寿命が伸びてる時代に、
「何で?」っていう思いが強かったものですから、
妹達と「平均寿命が来る頃には、私達も歳を取ってるし、
少しは気持ちもおさまる日がくるのかなぁ?」
なんて言ってました。
その当時は、それははるか遠いことのような気がしました。
近づいては来ましたが、これからもまだ十数年ありますので、
自分のことさえわかりません。
(まわりでもっと若くて…。の人もいるので)
だから平均寿命というのは、少なくとも私にとっては
たくさん時間を与えられた恵まれた人だと思えるので、
安易に「平均」なんて書いてしまったわけです。
(決して平均寿命を生きた人は、それで十分という意味では
ありません

でも長く生きて共に過し、共有した想い出が、
多ければ多いほど、失った衝撃やぽっかり空いた穴は、
大きいのかも知れませんね。
父は男性の平均寿命は超えてますが、まだまだこれからも
元気で長生きして欲しいと願ってます。

さまざまな生があり、さまざまな死があるので、
個人の思いを語るのは、本当に難しいです。

普遍ではないし、重いです。

つい偏ったことを書いて、
悲しい思いをさせてしまってごめんなさいね。
これからも、よろしくおねがいします。



返信する
いい題です (kotobuki)
2007-11-01 00:36:08
ジーンとしたし、考えさせられる記事です。
誰かと出会い、出会うとどんな形であれ、別れは必ずやってくる。それは親しい人や近しい人の死であったり、恋人との別れであったり・・・
20代の頃は、恋もして(してたんですよー・笑)、せつない別れだったりすると、出会わなければ良かった、と思った事もありました。
死に別れは、語るに及ばず。
それでも人は誰かに出会うし、別れを経験するのですね。
つらくても悲しくても、人生に無駄な事など、きっとないのでしょう。楽しい時間も対でやってくる。
きっと、すべてが私の一部なんだと思ってます。
少しずつ年齢を重ねて、色んな言葉に出来ない感情と、なんとかうまく折り合いを付ける術を学びつつあります。
返信する
わたしこそ・・・ (フーミン)
2007-11-01 00:36:19
先日お友達がお母様を亡くされて「人はもうお年だから!ッて簡単に言うけど幾つになってもやはり辛いわねぇ」って話したところだったのです。
つい・・・・・ごめんなさいね。
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kotobukiさん (シェル)
2007-11-01 17:32:59
いろんな、別れを思って、

同じ一つのものが、違う姿を見せることを思って書きました。

「折り合う」、いい言葉ですね。

コメントを読んでほっとしました。

ありがとうございました。
返信する

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