むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

またまたムズムズ・・・・。

2011-06-08 22:33:00 | 工場長の独り言

梅雨の中休み?って事なのかもしれないけれど 今日もここ東京は曇り空の一日・・・。都内では早朝に 小雨が降ったようで 湿度の高さも半端ない感じです・・・・。

先日 ご覧頂いたとおり 飯田線仕様のクモニ13が無事完成して  かねてから進めていた車両工作にも一段落したところ・・・・・、早くも次の工作は・・・?などと思いながら古い鉄道雑誌を読みふけておりました・・・(1970年代の雑誌なんて もはや雑誌というより古書なんでしょうけれど)。 そんな時・・・、たまたまジャンクパーツ置き場?(※そんな所は無い?・・・単なる工作台上に積み上がったパーツの山のこと・・・)に目をやると 未組立の車体キットが有る事に気付いてしまった・・・。 クモハ12の車体キットが2両分。 そうです、飯田線仕様のクモニ13を製作する際、GMの車体キットを用いた訳ですが このキット・・・、クモニ13&クモハ12 各1両でセットになっているので 自ずから残ってしまう代物でした・・・。 「このキットを使って 何か出来ないかな・・・・・?」 と思うやいなや 真っ先に思い付いたのは 配給車への改造・・・・。 「クモル24辺りを狙って製作してみるか!」と閃いてしまったら もう後には戻れない・・・・?

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配給車・・・。鉄道に興味が無い方には普段 あまり聞き慣れない名称ですが 簡単に言うなれば 「鉄路上のトラック」とでも言いましょうか・・・。 かつて国鉄時代・・・、大都市圏の電化路線網の下で 車両工場と電車区との間の資材輸送に活躍していた事業用車両の仲間・・・。事業用ということで 無論 客扱いはしないので 馴染みが無いのも当然かもしれません。 もっとも今では自動車輸送に置き換わってしまったのでお目にかかる事は皆無となりました。 この配給車・・・、客扱いには使用しない故、当然ながら?古くなった国電車両から改造されたものが殆どでした・・・(※それでも元が相当古い車両でしたから さすがに老朽化には逆らえず、 国鉄時代終焉時に 新製されたものもありました・・・・こちらはつい最近まで活躍しておりましたが・・・最後まで残ったのは関西地区の吹田工場を中心に働いていたもので 今でも数両残っているかな?)・・・、幸い・・・このGMキットの組立図の一部に この配給車への改造のヒントが掲載されており、且つサービスパーツとして配給車用の部品も含まれているので こんな悩みを抱える私にとってみれば まさに「やるべき!」改造なのでした・・・。

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これら事業用車両って・・・・普段 あまり人目に触れないため古い鉄道雑誌を観ていても 車両ごとのディテール等、模型制作のための資料が極めて少なかったものです。しかし 最近は 目の前にある電脳箱を使って検索すれば それはそれは有用な資料が得られる時代・・・・。 あれほど異様?を誇った事業用電車に関する資料も 結構拾う事が出来る・・・・実に便利な時代となりました。 そして何よりも 当時の貴重な記録を公開して下さっている 熱心な同好者のおかげだという事も忘れてはいけません・・・・。

それと・・・・事業用車両のバイブル?ともいうべく 雑誌「鉄道ファン」 1980年7月&8月号が手元にあるのは手強い味方です・・・。

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そんな流れで 次の仕事?も無事に決まった事ですし、 今から資料集めやら パーツ集めやら・・・、どのように工作を進めるか・・・? なんて考え始めるとと 再び試行錯誤の日々が続きそう・・・・。 久しぶりの配給車の製作って事で 工場長の製作意欲が再びムズムズしだした・・・ということなのです。 まずは本番の前に、昔製作した配給車 クモル23050のレストアでもしてイメージを高めていく事にしようかな・・・・・? このクモル23050という車・・・・浜松名物?ともいうべく東海地区でのマスコット的な存在。前掲のクモニ13とも 所縁のある車両なのでこのレストア作業は決して無駄にはならないでしょうし・・・・。 でもレストアが完了したら 急に製作意欲が萎えてしまうかも・・・・いや、そんな事にならぬよう気合を入れて頑張ります・・・。