むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

妙な違和感・・・・。

2011-06-03 12:02:48 | 工場長の独り言

久しぶりにテレビの話題・・・・・

自分は趣味も高じて旅番組が好きなのです・・・・。

観ていても疲れる事も無いし、何より気楽に観れるのがいいみたい。 まあ、旅先がちょっとお決まり!ってのもあるけれど それはそれで結構楽しめるから不思議です・・・。 元々はTX(テレビ東京)辺りから始まったのでしょうか? 旅先(ロケ先)でタイアップする宿屋を探し・・・(スポンサー)、さらには旅人も 程良いランク?(これこそ何とたとえたら良いのか判らないけど)の芸能人にお小遣い付きで出掛けて貰う・・・・。番組作りの上では大掛かりな舞台装置も不要で低予算で出来あがるうえ、自分のような視聴者も結構居るようで そこそこの数字(視聴率)が取れるみたい。だから最近 この手の番組が多いのかな・・・・・? そしてもうひとつ・・・自分が好きな所は 前掲の程良いランク?のタレントたち・・・。 「え~っ、この人、こんなのに出てるんだ!」とか、「この人・・・、こんな人と結婚してたんだ!」とか、普段見れない一面を垣間見る事が出来るところ・・・。中には一家で出演するタレントさんもあって これはこれで楽しめるのが良いのです・・・・。 

という事は・・・・、裏を返せば 前掲の「程良いランク」では無く、超大御所?的なタレントさんが出演したら あまり面白くはならないのだろう・・・・という事になるんじゃないのか?今の時代ではあまり見掛けませんが かつての映画俳優のように イメージ創りが優先して 本人のプライベートな部分を晒したらダメっ!って事になるでしょうし・・・・。 高倉健さんや 渡哲也さんなどの大御所が この手の旅番組に出演したら・・・・・ それは非常に観たい番組だけど・・・・、何か気楽な旅番組にはならないような気がします・・・。 旅先をバスで移動中、「綺麗な山ですね~」とか言っている矢先、テロリストに襲われたり、宿泊先のカラオケルームで「くちなしの花」を歌っている最中に旅館が爆破されたり・・・、挙句の果ては温泉街を着流しで歩いていると 突如 「斬り出し」を片手に「うりゃ~~っ」っと鉄砲玉が飛び込んでくる!とかの演出が入って・・・、 「これって、もはや旅番組じゃなくて映画? それとも ドキュメント?」って事になりそうな気がするのです。 でもやっぱり 健さんや渡さんの旅番組って観てみたい・・・。

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んで・・・・・

今日書きたかったのはこんな事じゃないのです・・・・

最近 この手の旅番組を観ていると少々不快な思いをする事が多くなりました・・・・。 その原因は ズバリ 「モザイク」処理なのです。 別にタレントさんが温泉に入っている時に 股間のモザイクを外せ!と言っている訳ではありません・・・。まあ、それはそれで興味の湧く演出ではありますが・・・・。(ついでに言うと 入浴シーンで画面の右下辺りに 「※撮影のため バスタオルを使用しています」っていうのは 要らない!と思うのです。 バスタオルが要らない!のか、そのテロップが要らない!のかは 皆さんの想像にお任せしますが・・・・ こんな場面では、かえって素人の爺さん婆さんのほうが 裸体で堂々としているのが頼もしい限りです。)

また脱線しかけたので話を戻します。

この「モザイク」処理が色々な場面に使用されるようになって、観ている側としてはちょっと???な気持ちにさせられるのです。 良くあるのは ビールや清涼飲料などの自販機やポスターに掛るモザイク。 これって番組スポンサーへの配慮なのでしょうけれど これって本当に必要なのか?って思います。 しかも モザイクが掛っているのにも拘わらず そこに何が有るのかが解ってしまう・・・・。街中で見掛ける赤い清涼飲料の販売器っていったら、その殆どが「アノ」メーカーのものなのに 他社提供の場合だと、ここにモザイクが掛る・・・。 果敢な?思春期時代を全うした自分にとって こんなモザイク処理の裏側を見るなんて簡単な事・・・・「薄目でじ~っと見てみれば・・・」ってな事をしなくたって 誰だってそこに何が有るのかが解るでしょ! さらには 一日の旅も無事終わり、綺麗な宿屋で豪勢な夕食を・・・という場面・・・、まずはビールで乾杯!といった時、このビール瓶にモザイクが掛っていたりする。 「オイオイ・・・芸能人だからって ヤバイものでも飲んでるのか?」って思えてしまいます。 もっとも この手の番組に慣れている出演者の場合には この場面の撮影前に そ~っと瓶の銘柄部分が写らないよう瓶を反転させたりする、といった小技もあるようです・・・。 こんなモザイク処理・・・・本当に必要なんでしょうか?

店頭にある自販機やポスター、さらには旅館で出されたビールも・・・・全てが日常そのものの姿なのです。 これにモザイク処理を掛ける必要があるのかな・・・・? 先程も書いたとおり モザイク処理をしたところで 判るものは誰にだって判る、むしろ こんな小細工をしたところで このスポンサーさんの株が上がるというものでは無いはずです。 むしろ、「これが現実」ということなのであれば それを素直に受け入れるべきだろう・・・? こんな小手先の小細工なんて テレビの前の視聴者たちには解りやす過ぎるぐらいにバレている・・・小さな子供だって解る事。 なのに・・・・テレビの業界ってのは色々と大変そうですね。 自分たちの周囲しか見えていない配慮というのか・・・これを以て「大人の事情」というのだろうが、これが現実なんだから そこまで加工しなくても良いような気がする・・・・。

このモザイク処理・・・最近 一層激しさ?を増して来たみたい。

先日 ビックリしたのは 「程良いランク」(まだ言うか!)のタレントさんが 旅先にある公園を訪れた際、 まあ、タレントさんだから サインをねだられたり、握手を求められたりとしているのだけれど、画面に出てくる手先・腕先?はそのまんまなのに その人達の顔部分にモザイクが掛っていた事・・・・。 「私たち、顔出しNG!なんです・・・」って 感じが何とも不自然でした・・・・。 最近ではプライバシーがどうのこうの と、色々と言われ続けている訳ですからそんなモザイクも仕方が無い事なのかもしれません。 けれど こんな観光地に出向いている人達も いざ自分でテレビを見てみたらビックリする事でしょう・・・・。何といっても テレビ画面を見る限りでは まるで犯罪者と同様なのですから・・・・。 どこもかしこもモザイクだらけの映像って・・・・果たしてどうなの? って思います。 観光地を訪れている人達の殆どは 何の後ろめたさも無い人でしょうし、写りたくない人は自ら顔を隠せばいいのだし・・・・。 

こんな状況が究極になると・・・これはもはや旅番組では無くなるでしょうね。

出発時の映像も 出演タレント以外は全てモザイク・・・・移動中の車内も出演者以外はみんなモザイク、・・・・旅先に到着しても 出演者以外、風景や料理も含めて 全てモザイク処理・・・。 「おいおい、いくらなんでも こりゃ酷過ぎないか~っ!」って いずれ怒り出す視聴者が続出する事は間違いなさそう・・・・。 その一方で 薄目で 目を凝らして見ていた人達が 「あの部分には●●が写っていた」とか、「この店で出てくるビールは▲▲のだぜ!」とか・・・、一部マニアのファン層から絶大な支持を得る番組となって・・・・・・ああ、もうこうなると旅番組では無いや・・・・。

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モザイクの反乱する世の中って・・・・

結局のところ、一部の自己満足と自己防衛って事なんだな・・・・

要するに情報操作が行われているということ・・・。これって かつて問題となった「ヤラセ」演出と同じ事じゃなかろうか? スポンサーとテレビマンの自作自演の世界を演出・・・・故に 物事の本質が伝わらない始末。 あまりに度が過ぎると さすがの視聴者も置いてきぼり・・・・。 自己満足の追及なんて もうやめてもらいたい・・・自慰行為じゃないんだから・・・・・。

ここまで酷くなってくいると・・・

もはやモザイク処理そのものが倫理的表現では無い!ということだろうか?