けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

守るひと

2008-05-29 23:37:53 | football
11:ジョアン・カプデビラ・メンデス
1978年2月3日、リェイダ、タレガ生。182cm/78kg。
タレガ(1996/97)→エスパニョールB(1997/98)→エスパニョール(1998/99)→アトレチコ・マドリー(1999/00)→デポルティボ(2000/07)→ビジャレアル(2007~)
初キャップ2002年10月16日パラグアイ戦、現在16キャップ、2ゴール。
ビジャレアルでの準優勝という成功は、今回の彼の召集に少なからぬ影響を及ぼした。プロフェッショナルの上ではまさに最高のタイミング。今シーズンはペッジェグリーニの下、35試合でフル出場を果たした。左ラテラルのポジションに固定。

15:セルヒオ・ラモス・ガルシア
1986年3月30日、セビージャ生。183cm/73kg。
セビージャB(2003/04)→セビージャ(2004/05)→レアル・マドリー(2005~)
初キャップ2005年9月3日中国戦、現在32キャップ、4ゴール。
現在のマドリディスモのアイドル、将来のスペインの象徴。22歳にして既に複数のタイトルを手にしている。彼にとっての初めてのEUROでは、その早熟な成長をさらにステップアップさせるだろう。ポリヴァレントさとパワーとでマドリーではスタメンを外れることはなく、32試合に出場。3ゴールを上げ、攻撃面に大きな貢献を果たした。リーガでトップのカードのもらいすぎには注意が必要だ。

5:カルレス・プジョル・サフォルカーダ
1978年4月13日、リェイダ、ビエラ生。178cm/78kg。
バルセロナ(1999~)
初キャップ2000年11月15日オランダ戦、現在59キャップ、1ゴール。
チームは険悪なシーズンを過ごしたが、ディフェンスの中央での彼のハートと激しさがカルレス・プジョルの存在を強く印象づけた。再び、彼はバルサの中の卓越した存在となっている。さらに、ロッカールームにおける彼のウェイトによってリーダーとしての特別な役割を果たしており、悪い時期にあって彼の力を示すことができるだろう。強い意志を持って立ち上がるはずだ。

4:カルロス・マルチェナ・ロペス
1979年7月31日、セビージャ、ラス・カベサ生。183cm/78kg。
セビージャ(1997/00)→ベンフィカ(2000/01)→バレンシア(2001~)
初キャップ2002年8月21日ハンガリー戦、現在40キャップ、2ゴール。
バレンシアの誰にとっても良いものではなく、あらゆる選手を蝕んだシーズンを終え、マルチェナにとっては2回目のEUROとなる。それにもかかわらず、セレクシオンにおけるマルチェナの安定性と変わり方を見ると、プジョルの相棒としての可能性は無視できない。しかし中盤に回る可能性が常にあるだろう。

20:ファン・グティエレス・モレノ(ファニート)
1976年7月23日、カディス生。188cm/80kg。
カディスB(1996/97)→ベティスB(1997/00)→レクレアティボ(2000/01)→ベティス(2001~)
初キャップ2002年8月21日ハンガリー戦、現在23キャップ、2ゴール。
今回のアラゴネスのリストに入るかどうかは決して確実なものではなかった。最近の召集では呼ばれないことも多かった。自身の経験をディフェンス面で生かすこと。彼のパワーと有効性は、安定しないベティスにとって必要不可欠だ。

18:アルバロ・アルベロア・コカ
1983年1月17日、サラマンカ生。183cm/76kg。
レアル・マドリーB(2003/04)→レアル・マドリー(2004/06)→デポルティボ(2006/07)→リバプール(2007~)
初キャップ2008年3月26日イタリア戦、現在1キャップ。
セルヒオ・ラモスに休みが必要な場合あるいは中央に回らなければならない場合に重要な存在となるだろう。オーストリア、スイス行きの彼のチケットは何よりも価値があるものだろう。困難なプレミア・リーグのデビュー1年目で、アルベロアはリバプールのディフェンス陣の中でジェイミー・キャラガーに続く出場試合数を記録した。

2:ラウル・アルビオル・トルタハダ
1985年9月4日、バレンシア生。187cm/74kg。
バレンシア(2003/04)→ヘタフェ(2004/05)→バレンシア(2005~)
初キャップ2007年10月13日デンマーク戦、現在4キャップ。
この代表には後れて入ってきた選手だが、最後にEURO行きの「大当たり」を手にした。間違いなくバレンシアのディフェンスリーダー。彼が入ったことで、スペインは高さとスピードを手に入れた。この2つの特質は、アルセーヌ・ベンゲルの注意を惹きつけてもきたのだが。CBのポジションはチームメイトのマルチェナが占めることだろう。バレンシアを襲った災厄も、アルビオルをEUROから遠ざけることはしなかった。

3:フェルナンド・ナバーロ・コルバチョ
1982年6月23日、バルセロナ生。178cm/71kg。
バルセロナ(2001/03)→アルバセテ(2003/04)→バルセロナ(2004/05)→マジョルカ(2005~)
今回の召集で最も新しいニュース。既に暗示されていたことではあったが。グレゴリオ・マンサーノ監督に重用され、そのプロフェッショナリズムと疲れを知らないリズムとで、左サイドのポジションを疑問の余地のないものにした。35試合に先発出場。



名前が出たら
移籍の話は今はしなくても……と書いた当ブログではありますが、この名前を見たらとりあえず。28日のMARCAより、

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Morientes rechaza una oferta de Estados Unidos
「モリエンテスはアメリカからのオファーを拒否」

メジャー・リーグ・サッカーのとある有名クラブから2週間前にオファーがあり、バレンシアはすべての選手を移籍可能としているが、代理人のヒネス・カルバハル氏がバレンシア側に打診したところ、クラブからは完全な拒否を受けた。モリエンテスは落ち着いており、バレンシアはモリエンテスを売りたくはない、あるいは少なくともそれが最初の答えであるということ。バレンシアとあと1年の契約を残すモリエンテスも、同様にクラブを離れる医師はなく、現時点でのアメリカでの冒険は興味をそそるものではない。
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ということです。
今シーズンは、前半は故障もなく試合に出続けビジャが負傷欠場してチームが下り坂の中で6ゴールをあげたものの、12月のバルサ戦で負傷した後は再発とリハビリに終始。物足りないどころか、非常に不安な結果です。不満ではなく不安。今シーズンだけではなく、昨シーズンも数ヶ月単位の離脱がありました。衰えたとか、トップレベルではもう長くできないのではとか、言われるのもわかるしそんな風に思ったりもします。キャリアの終わりが近いということは意識せざるを得ない。それでもやはり、できるだけ長くトップリーグにしがみついて欲しいし、現役でいることにこだわり続けて欲しいと思う、そんなファンの心理であります。


突然チェコ
EURO2008の準備を、スペイン代表より1週間早く始めているチェコ代表の様子。既に地元クラブ(?)およびリトアニアと練習試合も済ませています。スペイン代表なんてこの間の月曜日にやっと集合したばかりなのに。
相変わらずチェコ語など読めませんが、チェコ代表のサイトは2年前(W杯)よりほんの少し見やすくなっている気がします。27日には、2007年のチェコサッカーの表彰があり(ヤンクロフスキが最優秀選手、ブリュックナーさんが最優秀監督…など)、選手たちも参加した表彰式はこんな感じだったようです。リンク先を見ていただければわかりますが、ブラックスーツにブラックシャツ、ノータイがチェコ代表の今回の制服のようです。



選手&背番号はこちら。多少横着をしたといえば、そのとおり。