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繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

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2015-08-26 17:33:00 | 日記
私の愛車遍歴-2 続シビック

前回は、シビックがもたらしてくれた「新しいカーライフ・スタイル」について話しましたが、今回はその続編で、シビックのどこが、「新しいカーライフ・スタイル」を提供してくれたのか? つまりハードとソフトの架け橋的なお話をしたいと思います。
シビックを買った直接の動機は「安い」からでしたが、商品としては、カタログの中で3Dのテールゲートを開いた写真がありそこから見える、リヤシートバックの上端の厚さ感! これに、惚れました。絶対買うなら3Dと。
自分でもそれは不思議で、何故かと考えてみると、きっとどこかアメ車の分厚いフロントシートバックの上端の様で、リッチさを感じたのかなと思っていますが・・・。
これは、私にとって車作りの最後まで、「お客さんは、どこに惚れるかわからない。だいたいの多くのお客さんが見るとこだけ、デザインしていれば良いのでなく、隅々まで気を配った、デザインをしなきゃダメだ」という教訓として、残っていました。

また、インパネはいわゆるトレーインパネで、使いやすく且つ広々としていて、また灰皿が(当時私もタバコを吸っていました。)ユニークなもので、感心しきりで同乗した人には必ず自慢していました。
メーター類もそのトレーインパネの上にチョコっと置いた感じで、カワイイものでした。

買う前は、「センターコンソールが無くてカッコ悪い」と思っていた、足元スペースは乗って使ってみると「広々感」のプラスの方に感じて、これも自慢でした。

運転してみて、そのサイズ感は日本の町並みにちょうどよく、 チョコチョコと走れ、全く扱いのいいものでした。
まさに「ベーシックカー」という表現がぴったりでした。

これらはすべて、サニーカローラにないもので、買って乗って使ってから発見したものです。
はっきり言って、ブレーキ、CVCCの言い訳の走り、乗り心地、エアコン・ヒーター・・・塗装劣化・・など、
クルマの機能的な性能の良くない部分は多くありましたが、不思議と親しみのあるカワイイ奴でした。

今でも、「当時シビックに乗ってたよ」と胸をはれるということは、シビックに時代性があったのだと思います。
当時「新しいカーライフ・スタイル」をもたらしてくれた偉大なクルマだったと思います。
忘れられないクルマです。

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