繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

ホンダのブランディング

2017-09-01 09:55:40 | 日記

本日配信のレスポンスの記事の中で、BMWとHONDAのフランクフルトショーに対する発表内容が対照的で面白かったので、引用させてもらって、チョット一言。

 

①BMW

BMWグループは8月29日、『i3』の改良新型モデルの概要を明らかにした。実車は9月12日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2017で初公開される。

i3の改良新型モデルは、・・・中略・・・

スポーティEVとして、「i3s」グレードを新設定。モーターのスペックは、標準グレードに対して、最大出力が170hpから184hpに14hp向上。最大トルクも25.5kgmから27.5kgmへ、2kgm引き上げられた。従来通り、モーターはリアアクスルに搭載し、後輪を駆動。0~100km/h加速は6.9秒、最高速160km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
・・・中略・・・
i3sにはスポーツサスペンションを標準装備。車高を10mm引き下げ、トレッドは40mm拡大された。オプションで20インチのタイヤ&ホイールが選択可能。DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)やDTC(ダイナミックトラクションコントロール)には、スポーティな設定が施されている。

 

②HONDA

 ホンダは、9月12日に開幕するフランクフルトモーターショーにて、ホンダ『アーバンEV』コンセプトを世界初公開すると発表した。

ホンダは、2025年をめどに欧州四輪商品ラインアップにおける販売数の3分の2を電動化車両に置き換えるという目標達成に向けて、電動化を推進しており、今回初公開するアーバンEVコンセプトは、将来の量産EVモデルの方向性を示すものとなる。
そのほか、ホンダブースでは、欧州初公開となる新型『CR-Vハイブリッド』プロトタイプ(欧州仕様)、『シビック・ハッチバック・ディーゼル』モデルなどを展示する。

 

 

HONDAは「中略」なしで、これだけの情報しか発表していません。

・・・「不言実行」を信条としているのかもしれませんが。

 

モーターショーに対しては、一般的には「ご期待下さい!」と言える内容を、ユーザーにアピールをして来場もしてもらい、また媒体に記事にもしてもらい、最終的にはメーカーのブランド造りにつなげたいというのが一般的だと思います。

 

 

いずれにしても、今回言いたいのは、「BMWの『i3』の改良新型モデル=スポーティEVとして、「i3s」グレードを新設定。」という商品コンセプトはまさに「ホンダらしいものではないだろうか!?」という事です。

 

元々、BMW(駆け抜ける喜び)もホンダもスポーティドライビングをコンセプトの柱としてきました。

 

ここは、EVの世界になってもそれぞれのブランドを貫いて欲しい処です。

それに対する考え方をモーターショーでは示すのが本来ではないでしょうか。

 

BMWは、ブランドのコトを良くわかっていて、こういう風に広報発表もしてきますが、ホンダは「不言実行」?

 

しかし、ここんとこは、その実行も見えずチョットさみしいところです。

 

ホンダは、ブランド造りに関して重要視していないように見えます。

国内では、グレース・ジェイド・・・に引き続いて、シビック、のコンセプトとデザイン、さらに言えばFCVも・・・そこには、ホンダブランドにプラスになると思われる統一性がありませんし、ブランドにたいする意味もありません。

 

元々、ホンダはどういうブランドになりたいのか?

というコトを考えてしまいます。

また、ホンダブランドということを考えずに商品単体だけを作っているようにも感じてしまいます。

 

今のクルマは、基本的にスポーツカーもセダンも性能が変わらないように・・、またカーメーカー間でも目立った性能差が少ない中で・・、コモディティ化とまで言われている中で・・、カーメーカーのブランディングは非常に大切なものになってきているのは言うまでもありません。

 

 

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 眩しいヘッドライト | トップ | 「新型N-BOX」を考える »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事