社会保険労務士酒井嘉孝ブログ

東京都武蔵野市で社労士事務所を開業している酒井嘉孝のブログです。
(ブログの内容は書かれた時点のものとご理解ください)

社会保険労務士試験と登録について

2018年09月05日 18時55分14秒 | 日記
社会保険労務士の酒井嘉孝です。

8月26日は社会保険労務士試験でした。社会保険労務士試験オフィシャルサイトによれば今年の受験者数は約49600人だそうです。
勝手な想像ですが、実際に試験会場に来た方は多くてこの9割くらいでしょうから45000人くらいが実際に受験、合格率を仮に5%として2200人くらいが新たに合格する計算でしょうか。
正式な合格発表は11月ですが、早ければ試験日の夜には社労士試験予備校の解答速報がでるので自己採点でだいたいどのラインにいるかわかります。

私は社会保険労務士をしているので身の回りにも社労士試験に合格した方は多いのですが、社労士試験に合格しても社労士登録をしない方がかなり多いような気がします。

試験に受かるのに多くの方は年単位の勉強をし、自分の楽しみを削り、家族の理解を得ながら試験勉強をして合格を勝ち得たにも関わらず合格してそれで終わり、、、であるとしたらかなりもったいないような気がします。

社労士試験に合格して登録しない人になぜ登録しないのかと聞くと登録費用と年会費が高いからという答えがほとんどです。
確かに登録するとなると東京都社会保険労務士会の場合、開業登録であれば登録時に合計110,000円、年会費96,000円、勤務その他登録で登録時に90,000円、年会費42,000円ですから大きな出費です。
これに社会保険労務士政治連盟の会費(年間7,200円)、地域によっては支部会費もあるので登録を維持するだけでもそこそこの出費です。

もちろん登録をしてもただお金を払っているだけでしたら会報が読めるのと、年に何回かある無料の研修会だけになってしまいますが、会合にでるようにすれば人のつながりが広がり、そこで得られる話や情報をもとに特に現在直面している社会保障、人事労務関連の話題に深さをもって話をすることができ、「さすが社労士ですね〜!」と言ってもらえることもあると思います。それであまり知られていない社会保険や労働保険のことを知る人が増えるのなら私は高い登録費用を払ってでも登録する価値はあると思います。
社労士試験に受かっただけでは「すごいですね〜」だけで終わってしまいます。

社労士試験に受かっただけでなくてその後も社会保険労務士としての活動をする方が増えればいいなと思う社労士試験シーズンです。


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