自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『くまのパディントン』

2007-01-25 16:21:52 | 児童文学
『くまのパディントン』
読んだことありますか?

ボクは、まったく読んだことがありませんでした。
たしかに、絵は見たような気もするけど、子どもっぽいし、特に興味もなかったので、触れようともしていませんでした。

いやぁ・・・・・
オヤジゴコロは、癒されちゃいましたよ。

かわいいのなんのって。



今日は、「も・の・が・た・り 展」に、出展するための額装をしに世界堂に入ってきたんです。
出来上がりまで、二時間をランチを食べたり、お茶をしながら夢中になって読んでしまいました。
読み始めたとたんに、引き込まれて、読み終えたのはあっという間。

ロンドンのパディントン駅に
「どうぞ このクマのめんどうをみてやってください おたのみします」

という荷札をぶら下げたクマがいるんです。



そして、このクマに目をとめた、ブラウン夫妻が声をかけるのです。

荷札ですよ、荷札。
一体、誰が荷札をつけたの?
どこから来たの?




なんとこのクマ、子どものクマなのに、礼儀正しくて、挨拶もちゃんとできます。
「暗黒の地ペルー」から、船に密航して移民してきたというのです。

これだけで、この子どものクマが、船の中でどんな風に隠れていて、一体ロンドンにやってきてどうするつもりでいるのか、何で移民しようとなんかしたのか・・・と、オヤジの頭の中はいろんなイメージがわきあがるのです。
イマジネーションは、ボクたちの心を活性化してくれます。

そしてそのクマは、パディントン駅にいたので、名前は「パディントン」になったわけです。

結局このブラウン夫妻の子どもの、ジューディとジョナサン、そしてバードおばさんの、6人の生活が始まります。

お風呂に入っておぼれそうになったり、地下鉄で大騒動を引き起こしたり、芝居見物で大活躍したり・・・・

小学校3~4年生くらいを対象とした、アニミズム(擬人化)手法をとったスタンダード作品です。
人の心を理解したり感じ取ったりする上で、こういったアニミズムの作品に触れることは、子ども達だけでなく大人のボクたちにも大切なことなんです。

どれもこれも楽しく、ともかくかわいらしい物語ばかりでした。

オヤジから出てくる言葉は「かわいいー」のひとことです。

なんだか、やっぱり小さい子どもって好きだなぁ。
何をしでかすかわからないし、それに巻き込まれて大人たちは右往左往するし。

今日もランチ中に、小さい子どもがレストランで泣き叫んでいた。
自分の子どもじゃないし、癒されちゃったオヤジゴコロは、さらにその子どもの泣き声でニンマリしてしまうのです。

2~3日前に「セロ」というマジシャンが次々と不思議なマジックをTVで披露していましたが、パディントンの手品もサイコーです。

あー、パディントンに会いたい。

何で、ボクは小さいときにこの物語を知らなかったんだろう。
いま、初版の年月日を見たら1967年だった。
もうボクは、中学生。

読みっこないよね。

でも、今オヤジになってこのかわいらしに触れられて、シアワセだぁ。

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