クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

マーラー3番

2015-06-16 | 日記

先日の体育祭で優勝したご褒美に、

3年生2クラスの担任及び副担任から、

ハーゲンダッツのアイスクリームとゴディバのボンボンショコラ1個ずつ

が配られたそうです。

生徒たちは大喜びだったそうですけど、

それってポケットマネーなのかなぁ。

気前がよろしいのね。


日曜日は、夫が所属している都内某区管弦楽団の定期演奏会がありました。

創立40周年の記念公演ということで、

規模が大きいためになかなか演奏の機会がないという、

マーラー 交響曲第3番 ニ短調。

第1楽章から第6楽章まで、休憩なしの2時間弱。

アルト独唱、児童合唱、女声合唱が入ります。

マーラーはあまり聴く機会がなく、この曲も初めて聴きましたが、

まず、第1楽章がびっくりするほど長い。

上の娘など、「ママ、今何楽章?」と聞いてきましたからね、

音大生が何を言い出すんだ!って感じです。

曲目解説が必須。

パンフレットに時折目を落としながら、聴いていました。

アルト独唱の方は、昨年末の付属高校チャリティコンサートにも

出演された方で、その時は素晴らしいメゾ・ソプラノ独唱でした。

今回はアルトでの出演だったので、あの響き渡る高音域の出番はなく、

少し残念に思いました。

とはいえ、非常に広い音域をお持ちなことにびっくりです。

夫は今回、2ndヴァイオリンのトップを務めました。

短いながら、ソロもありました。

夫もこの管弦楽団には長くお世話になっておりまして、

学生時代から海外転勤になるまで、コンサートマスターを務めていました。

この日、東京芸術劇場の大きなコンサートホールがほぼ満席でした。

夫曰く、一生のうちに1回演奏できるかどうかというくらいの壮大な曲、

なのだとか。

立派なホールで大勢の観客を前に演奏できたというのは、幸せなことですね。

「ブラボー!」の掛け声があちこちから聞こえましたし、

拍手も相当長い時間鳴りやみませんでした。



演奏終了後、夫の両親と娘たちとお茶をしました。








ご馳走になってしまいました。

夫は、もちろん打ち上げです。



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もうそういう時期か

2015-06-15 | 下の娘ごと

土曜日は、付属高校の後援会定期総会及び保護者会に行って来ました。

理事は、総会の1時間前に集合だったことをすっかり忘れ、

総会開催時刻に合わせて家を出た間抜けな私です。

総会は滞りなく進行、すべての案が承認されました。

保護者会は、最初に全体会、その後学年会。

全体会では、校長先生より、大学もしくは付属高校の移転話や、

土地落札の裏話、現在の敷地問題等、興味深い話を伺いました。

学年会では、3年生ですので、やはり進路の話が中心。

毎年、数名の他大学受験者を除いて、ほぼ全員が推薦で大学に進学しますが、

実技試験と学科試験、どちらも規定を下回れば推薦されないので、

まあどちらも頑張らないといけないという当たり前の話です。

推薦の可否は、前期の期末試験で決定します。

う~ん、下の娘はどうなることやら。

最終の進路希望調査票の提出は来月下旬。

それまでにはっきりさせないと。

娘本人の希望を最優先に考えたいとは思いますが、

それだけでは決められない難しい面もありますので、

多角的に検討したいと思います。


この日の午前中、下の娘はE先生のレッスンでした。

久しぶりに褒められたそうです。

家を出る時には、「今日は怒られに行ってくるね。」

とローテンションだったのですが。

バッハは歌えないし、

エオリアンハープは内声がうまく表現できないし、

革命はミスタッチが多いし・・・

と、マイナス要素満載の自己評価で出かけました。

ふたを開けてみれば、先生からは良い評価を頂きました。

娘自身、レッスンで練習の成果が出るか出ないかは、

「弾いてみるまでわからない。」のだそうです。



「おだふじ」の焼き菓子





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緩いけど本気

2015-06-11 | 下の娘ごと

更新滞ってしまって、すみません

昨日は、付属高校の体育祭でした。

東京武道館(日本武道館ではないですよー)まで観に行ってきました。

音楽が専門の学校ですからね、

体育系の行事はあまり期待できないと思いがちですが、

これがまたなかなか楽しませてくれるのですよ。

なにしろ、幼少期から厳しいレッスンに耐え、

地道な努力を重ねてきた根性のある子たちの集まりです。

普段の運動量の少なさや体育の授業の少なさから来る

レベルの低さは致し方ないとしても、

基本負けん気が強いので、自分たちの精一杯、

あるいはそれ以上を発揮してくるのです。

この体育祭のための練習量も、普通高校とは比べ物にならないほど

少ないと思いますが、各クラスで朝練、昼練をして頑張って来ました。

その一生懸命さと、音楽と同様に「楽しもう!」というみんなの気持ちが

すごく伝わって来ました。

程よい真剣さと程よい緩さ、弾ける笑顔がとても印象的でした。

なにより素晴らしかったのは、3年生が優勝したこと。

この学校の体育祭は、学年で勝敗を争います。

1年生の時も2年生の時も最下位だったこの学年が、

最後の3年生で優勝!

最初から気迫が違いました。

みんなの気持ちが一つになった感じ。

優勝が決まった時は、みんな本当に嬉しそうだったな。

いいものを見ることができたわ。

私達親たちの応援にもかなり力が入りましたからね。

応援しただけなのに、ぐったり疲れて帰って来ましたからw

ちなみに、下の娘は体育祭実行委員でした。

プログラムのイラストは、娘が担当しました。

彼女お得意のちょっとシュールなウサギのキャラクター。


お昼ごはんは、ママ友5人で会場近くのインド料理のお店にて。

昨年と全く同じパターンw



娘にはお弁当を作りましたよ!



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忙しさとの葛藤

2015-06-06 | 上の娘ごと

スケジュール帳がぎっしり埋まって、

これっぽっちも空きがないどころか、

書く場所が足りず、あちこちにはみ出して、

付箋紙まで動員、毎日目が回る忙しさの上の娘です。

先日の虎ノ門ヒルズでの本番が終わった夜、

ホッとしたこともあって、がくんと気持が落ち込みました。

何もやる気が起きない無気力症を発症。

その数日前から、

「だめだ、やる気が出ない。」

「やらなければいけないことがたくさんあるのにやりたくない。」

「すごい追われている感じ。」

と訴えていました。

だましだましなんとかやってきたのですが、一つ本番を終えてがくん。

翌日のための練習をしなければいけない状況でしたが

その夜は練習をやめさせてじっくり話を聞きました。

娘の話を要約すると、

ここまで忙しいのは人生初のことで、

睡眠時間は少ないし、ボーっとできる時間もなく、

それが辛い・・・

忙しい原因の一つに、

昨年度末の実技試験の成績が飛躍的に上がったことがあります。

それによるオファーや義務が諸々生じているのです。

もちろん、そのことについては嬉しいと感じているのですが、

何か一つ本番が終わっても、すぐに次があって、またその次もあって、

気持ちが休まる時がないというのです。

それが贅沢な悩みだということもわかっています。

でも、「初めてこんなに忙しいから、気持ちが付いて行かない。」

と言います。

現状をしっかり理解していて、

自分の中できちんと整理はできているのです。

なので、私からはとやかく言わないことにして、

ただ話を聞いてあげることにしました。

まあ、大抵のことは吐き出してしまえば楽になります。

ピアノに比べて弦楽器は、オーケストラ、室内楽など、

人と関わることが多い楽器です。

自分の役割を果たせていなかったり、合わせ練習に参加できなかったり、

人に迷惑がかかることは絶対にできないので、

最終的には頑張るしかないのです。

上の娘はもともと社交的な性格。

忙しい忙しいと言っても、遊びの要素ももちろん多々入っているわけで。

木曜日の夜は、寮生活時代の仲良し3人で泊りがけのバースデーパーティ。

今夜も、上海日本人学校時代の仲良し3人で、やはりバースデーパーティ。

明日は、K先生門下の新人歓迎会。

先週も、お泊りがありましたしね。

それなりに、ストレス発散はできているように思うのですが。

話を聞いてあげた翌日には、ほとんどいつもの様子に戻っていましたし、

まあ、大丈夫でしょう。



下の娘と遅めのお昼ごはん@ベランダ





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室内楽のお仕事

2015-06-04 | 上の娘ごと

月曜日、上の娘はお仕事でした。

虎ノ門ヒルズの某所で、弦楽四重奏の演奏。

付属高校時代、オーディションで選ばれた「アンサンブル演奏会」

出場時のメンバーです。

メンバーの一人が中学生時代に師事していた先生から依頼のあったお仕事でした。

この日、4人とも授業がありましたが、やむなく全て欠席です。

弦楽器を学ぶ音大生にとっては、勉強にもなり実益も伴う

こうした室内楽のお仕事はまさにうってつけ。

とはいえ、そうそう入ってくるものではありませんけれど。

今回は、クラシック音楽で30分程度という依頼だったので、

モーツァルト ディベルティメント K138全楽章

ドボルザーク 弦楽四重奏曲「アメリカ」第1楽章&第4楽章

を4人で相談の上、決めました。

4人とも忙しい中、時間を作って合わせ練習を行いました。

本番数日前になって、

「当日はいろいろ変更になるかもしれないので、すぐに対応できるように

 他の曲も用意しておいて。」

と言われました。

そこで、

モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク

エルガー 愛の挨拶

サティ ジムノペティ

アイルランド民謡 ロンドンデリーの歌

を用意することに。

アイネクライネは、4人とも付属高校時代にやっているのでなんとかなりますが、

他はほぼ初見。

当日朝、初見でいきなり合わせをして、気合でなんとかさせたようです。

会場に到着すると、

依頼者側から「20分で組んでほしい」と最終オファー。

うーん、そう来たか。

大人の世界ですからね。

きっといろいろあるのでしょう。

まあ、用意しておいて良かったです。

4人で話し合い、最終的にこうなりました。

モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章

エルガー 愛の挨拶

ドボルザーク アメリカ 第1楽章&第4楽章

この選曲で無事20分に収まりました。

演奏の方も大きなミスもなく、会場に花を添えることができたようです。

学生とはいえ、お仕事ですから、

どんなオファーにも臨機応変に対応できないといけないのですね。

厳しいですが、とても勉強になりますし、

たかだか20分の演奏で得られる収入の大きさには

目を見張るものがあります。

もちろん、個人練習、合わせ練習で取られる時間はありますが、

それはすべて自分に返って来るもの。

自分の糧となるわけで。

そう考えると、学生にとってはこの上ない素晴らしいお仕事です。

まあ、そうそうないことですけどね。



メロンパン@クイーンズ伊勢丹





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