卒業式の中止を発表する大学が次々と出る中、
下の娘が通う大学からは、謝恩会の中止、親族
の卒業式出席禁止というお達しはあったもの
の、卒業式自体の中止という発表はないまま、
当日が徐々に近付いて行きました。
袴のレンタルやヘアメイクの予約もあります
し、決断はなるべく早めにお願いしたいと思っ
ていましたが、ついに昨日、式当日を迎えまし
て、無事(かわからないですけど…)学生と教
職員だけの卒業式が執り行われました。
会場のホール内では、マスクの着用、隣と1席以
上空けて着席することを義務付けられたそうで
す。
学生数の少ない小さな大学とはいえ、さらに人
数の少ない芸大や桐朋が取り止めにする中、な
かなか思い切った決断だったと思います。
学生にとっては一生に一度の大切な日ですし、
共に学んだ友人達が全員集まる最後の日です
し、思い出深い学び舎で袴姿で写真を撮り合う
素敵な日。
毎年当たり前に行われてきたことが、当たり前
のことでなくなる日が来るとは…
今回の大学の決断の是非について、私は何とも
言えませんが、学生たちにとってはこの日この
時間この場所でしか共有できない貴重なもので
あったことは間違いなく、感謝し、大切な思い
出として深く心に留めてほしいと思います。
卒業おめでとう。