クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

少しの評価

2015-10-07 | 下の娘ごと

「自分を出せていなかった」

E先生は、これがすべてだとおっしゃいました。

バッハにしろ、「革命」にしろ、いつもよりずっとテンポが速くなってしまったのも、

つまりはそういうことだと。

この半年、E先生の熱意溢れるご指導の下、これらの曲を練習し続け、

現時点でE先生の合格点を頂ける段階にまで仕上げてきました。

感性だけで弾いてきた娘でしたが、

それより2段か3段上の演奏ができるようになっていました。

しかし、残念ながら、本番ではそれを発揮することはできませんでした。

そんな中でも、E先生が評価してくださったこと。

「技術が格段に上がったから、あれだけ速くなっても指が転ばなかったのよ。」

確かにそうでした。

特に「革命」は、速いテンポで弾き始めたので、

左手の怒涛の16分音符連続箇所がどうなってしまうのかヒヤヒヤしたのですが、

ミスもなく、指が転ぶことなく、弾ききりました。

中間部の左手の指がもつれそうになる箇所もなんとか凌ぎました。

予選で大きく弾き間違えてしまった最後の下降音型も無事でした。

それと、もう一つ。

「もともと持っている音楽性のおかげで、それなりに音楽的だったわ。」

自分を出せていなかったけれど、持っている音楽性に助けられたようです。

でも、それだと結局、感性だけで弾いているということ。

それではダメなのです。

結果的に本選は失敗に終わりましたが、成長した部分も多々見受けられました。

1時間以上に渡ったE先生の叱咤激励で、娘は目が覚めたようですし、

今後に期待したいなと思います。

この翌々日には推薦実技試験が行われました。

自信を持って臨み、自分を出すことができたでしょうか・・・



本選結果発表が午後9時半だったので、

フレッシュネスバーガーで、夜ごはん。





ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!