クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

E先生門下発表会

2014-11-23 | 下の娘ごと

3連休中日の今日は、貧血症状が出ていたので、家でまったり。

夫は、昼間からボジョレー・ヌーボーを楽しむパーティにお出かけ。

夕方、満腹&ほろ酔い気分で帰宅、そのままソファで居眠り


さてさて、昨日は、E先生門下発表会でした。

シューマン 「アベッグ変奏曲」

ショパン エチュード5番「黒鍵」

の2曲を弾きました。

今月8日に行われた試演会では、この曲で思い切り自滅

本人は激しく落ち込み、

E先生には期待を裏切ってがっかりさせてしまいました。

その夜にE先生から頂いた30分以上に渡る叱咤激励のお電話で、

娘はなんとか息を吹き返し、再び奮起しました。

試演会後最初のレッスンでは、シューマンは無事浮上。

10月から始めた「黒鍵」は、そもそも技術的にも音楽的にも

まだまだの状態ではあったのですが、

それを差し引いても人前で弾くレベルに達していなかったので、

定期レッスンの他にさらにレッスンを入れて指導してくださいました。

それでも、

「全然『黒鍵』の音になってない! 『黒鍵』はもっときらびやかな音よ!」

とダメ出しの嵐。

そんな中で迎えた発表会。

今回も下の娘らしく、それはそれはたくさん間違えました。

シューマンも「黒鍵」もどちらもね。

暗譜が飛んでしまったり、音楽が止まってしまうという大事故はなかったけれど、

とにかく小さなミスをいろいろやってくれました。

でも、音はとても良かった。

それはすごくわかりました。

ピアノ素人の私には、E先生がおっしゃる音の違いについて

なかなか理解できなかったのですが、この日初めて理解できたように思います。

少しだけど、自分自身の成長を感じましたよ

同じピアノを弾いていても、

弾く人によって紡ぎだす音が違うということがようやくわかったかな。

聴き分けることができたような気がします。

親ばかですが、娘の高音部の音が大好きです

この日はあり得ないほどミスが多く、

そんな多くのミスをする門下生は娘しかいませんでしたが、

それよりも音の良さが私には際立って感じられたので、

決してがっかりはしませんでした。

でも、本人はまたまた激しく落ち込んだのでした。

弾き終わって、立ち上がり、お辞儀をする直前に見せた顔は、

まるで観客をにらみつけるような険しいもので、

後で聞いてみたところ、情けない自分に怒っていたのだそうです。

第1部の10人が弾き終わり、休憩に入ったところでホールを出ると、

E先生が笑顔で話しかけて来てくださいました。

「すごく良かったわね!」と。

やっぱり良かったんだ~、先生もそう思ってくださったんだ~

と先ずはホッとしました。

ひとしきり、感想をお話ししてくださいました。

試演会の時からの流れを含めて、褒めてくださったり、励ましてくださったり。

E先生も私も、興奮気味にびっくりしたのは、「黒鍵」でした。

これまでの娘の練習では聴いたことのない全く別の「黒鍵」だったのです。

あれ?全然違う!いつこんなに弾けるようになったんだ?!

って思いました。

E先生がおっしゃるところのきらびやかな音が出ていたのでしょうね。

先生も驚いていらっしゃいました。

実際はもう本当にミスだらけで、

こんな演奏は実技試験でもコンクールでも全く通用しないと思うのですが、

音というただ一つの点で、とても良かった。

E先生は、音や音楽性を特別重要視される方で、

今回もあれだけたくさん間違えたことを私が心配に思い、そのことを言っても、

「それはね、場馴れしていないだけ。絶対大丈夫。」

っておっしゃるのですよ。

信じないわけではないけれど、

先生が毎回自信を持ってそうおっしゃる根拠がどうにもわからなくて、

やはり心配になる私です。







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